バンクーバー五輪、女子モーグル。メダルが期待された上村愛子は惜しくも4位に終わり、4度目の五輪でも表彰台に上がることはできなかった。
上村愛子の滑り。(2010年2月13日撮影、カナダ/バンクーバー)(C)Jamie Squire/ゲッティ イメージズ
五輪初出場の98年長野五輪では7 位、その後ソルトレークシティーで6位、トリノで5位。そして今回は世界女王も経験し、名実ともに世界のトップ選手として臨んだが、またも悲願のメダルには届かず。
良くも悪くも、着実に一歩一歩順位を上げてきた上村。これまで通りの成長を続ければ、4年後のソチ五輪ではメダル獲得の期待もあるとファン目線では簡単に想像してしまうのだが…。
今後現役を続けるのか、あるいは引退か。これまでモーグル人気を引っ張ってきた上村の今後に注目だ。
「どうして、こんなにも沢山の人が私を支えてくれるのに、なんで、結果は残せないんだろう。メダルはいつもちょっとのところで届かない。いま、こうやって、文字にしながらも考えてしまいます。(中略)昨日の夜はいろんな事を考え、眠れませんでした」。
さらに「オリンピックのメダルをとることは自分自身に課せていた責任でした。(中略)そういった点では大きな、プロジェクトを最後は自分の手で失敗に終わらせてしまいました。ものすごくつらかったです」。
それでも「昨日は、最高に楽しかったです! 最高の舞台で、自分の技術に自信を持っていいスタートをきり、私らしく滑り切ってゴールができて、本当に幸せでした!」など、最後は明るく締めくくった。今後のことについてはふれていなかった。
[2010年2月15日10時29分]
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