先週末からの雪は降ったり止んだりをくり返し、
積もる程でもなく一時は雲の合間に青空さえ かいま見える事もあったのだが
昨日からの雪はとぎれる間もなく、
まるでさぼった仕事をとりもどすかの様にただ黙々とまじめに降り積もっている。
庭にある車はすでに白いかたまりに化していた。
これから店の買い出しに出かけるというママがなれた手つきで
スノーブラシを使って雪をおとしている。
フィリピンでは考えられない一手間だが、本人は今では当たり前の様に
淡々とこなしている。
雪国のフィリピーナにとってこんなもんは朝飯前なのだ。・・そうだ。
しかし毎年この時期になるとママの口から出るのはやはり南国フィリピンの話題が多くなる。
寒い冬を迎えて暖かい故郷を思い出すのは当然の事なのかもしれない。
それは俺も同じで今や第二のふるさととなっているフィリピンに
事有るごとに思いは飛んで行く。
今まで20数年、フィリピンとは切っても切れない付き合いをしてきたが
これはきっと死ぬまで変わる事は無いだろうしそう願ってもいる。
その為にも店の存続と今回その重要なキーになるタレントの招へいは
なんとか成功させたい。
店のショータイムはダンスシーンをメインに考えている。
グループでのコンビネーションダンスを始めとして
大胆な衣裳と演出による妖しげで艶めかしいセクシーショーなども
取り入れようと思っているのでタレントのオーデションはダンサー主体でやってきた。
そしてショーのつなぎに1~2曲歌でも入れようと思っているので
ダンスオーデションのついでに歌えそうな子がいれば聴いてはみるんだけど
まあこんなもんです。
彼女の為に申し添えますがこれはシンガーとしてのオーデションではありません。
タレント事務所でのインタビューの後、ところで歌のほうはどうなの?っていうことで
撮らせてもらった一場面でした。
「それにしても小島君、もうちょっとクリアーな映像を撮ってよ」。
タレントのカテゴリーはダンサーとシンガーに分かれるが、最近はダンサー・シンガーという
その名の通り両方出来るという便利なタレントがいる。
ダンスをメインに考えている当方にとっては願ったりの一石二鳥なのだが
これがなかなかうまくは行かない。
ダンスについては申し分無いのだが
歌のほうは今一つ二つで、上手な子はいるがどうしても素人の域を超えない。
二役を一人分の経費で済まそうという魂胆はそう簡単に成功しそうにない。
そういえば今まで20年、数多くのタレントが来店した中で
これはと思ったシンガーはわずか数人だけだった。
![$パブ ライトハウス ~フィリピンパブ~](https://stat.ameba.jp/user_images/20130206/16/pub-lighthouse/69/78/j/t02200165_0800060012407990270.jpg?caw=800)
大体あの当時はシンガーとかダンサーには
あまりこだわらなかったのも事実で
そもそも鼻っから招へいの目的も違っていたからなあ。
今だから言える話しというよりも
公然の了解だった。と言ったほうが正しいのかも?