3作目。今回は運河もしくは水路と街の発展。河童のミイラからの万能薬の正体。関東大震災で日野がデマに惑わされなかった理由の3つ。なんつーか、勉強になるホラーという位置づけがいいよな。怪異一転、人の後世にまで伝えるための知恵というのがテーマというのがつぼにハマる。二本目は、天然痘だよ。吉村昭の小説思い出しちゃった。これは感無量。薬屋としての矜持と皆を守りたいとの志に感動必至。3本目、もちろんデマとは朝鮮人のこと。実はこの地で、当時の祖父は朝鮮の人たちと仲間として仲良く助け合っていた。だからデマを信じるわけがないという、あっけない理由。でも、あっけなさの裏の信頼の心だよ。素敵だろ、これ。そうそう、ベネツィアのアックア・アルタと昔の日本の水害との、宗教的な比較論、納得しまくり。土地は違えど、人って遺伝子レベルで同じなんだなと再確認。おもしろかった。