26/05/10 重松清 カレーライス | ptureのブログ

学校の教材となった物語を集めたものだそうで。テストの問題にもなってるんだ。「受験勉強をすると重松清がもれなくついてくる」だって。時代が少し違うのかな。学生時代なら、そんな本は読まなかったかもしれない。でも今は、へー、そんな物語乗っけて、みんな話に夢中にならんのかなーって思ってしまう。お母さんが入院している間のお父さんの準備する夕飯のカレーライス。親子の心理状態のごく一般的なものと今はおもうけど、学生さんたちはどう思ったんだろう。90代になった親友同士のお婆ちゃん。でも関係は皮肉屋さんと素直さん。皮肉屋ばあさんに振り回されてるように見えちゃうよな。本質はもちろん違う。この作家の小説はたくさんの表面を見せる。人の本質はそのままには現れない。そして本質がわかるにはきっとたくさんの経験が必要で、体験の中でふと感じたことを物語で、ああ、やっぱりそうかと固定化できるのが素敵なところ。それを試験中に経験しちゃうとしたらなかなか愉快だなと。おもしろかった。