25/10/15 星野ひかり,赤川アリス ろくなもんじゃない日常・捨てたもんじゃない人情 | ptureのブログ

主人公の女の子は、大好きな祖母の家を離れ、叔母の家に身を寄せる。父親はいなくなり、母親は癌で亡くなってる。叔母の家ではだんだん暴力が激しくなっていく。これが幼稚園時代。おじ、そして二人の兄から。痛ましいし、こんな奴ら人間のクズだよな、と同情しまくり。でも彼女、暴行を散々受けた経験から、効率的な体の痛めつけ方を把握してるから、喧嘩で敵無しになってた。時は不良学生まっさかりの昭和の後半。中学でも学校サボってタバコすって喧嘩にあけくれてというような生活が綴られていく。二人の兄も立派な不良だったため、彼女も一目置かれる。すごい展開だな。掌編サイズの話が淡々と語られていく。それぞれのエピソードは飾り立てのない素朴な感じ。関西弁もあいまって、時にはユーモアも感じる。学生らしい、友人との出会い、楽しい一時、別れ。そして彼女には今がある。昔をどう思ってるのかな。昔はひでかったなあなんて感じなのかな。楽しみました。