24/04/25 硝子町玻璃 出雲のあやかしホテルに就職します:4 | ptureのブログ

安定のホッコリ感。最初の話はホテルに泊まりにきた家族3人におつきの人。子供が次期当主でおつきの人はその家に仕える妖怪さん。兄弟同然に育ったもんで妖怪さんは天狗なんだけど、この子にはてんで甘い。みんなが共存してる世界がはーって感じ。二話目はその昔ロンドンで偶然出会い、毎日ゲームをしてた二人。片方は実は死神。死神さんの寂しさを人間はよく知ってる。だから何十年かぶりで日本で出会っても憎まれ口をたたきながらまた昔のように遊ぶ。ちょっとビターな要素を取り入れながらもそれがいいアクセント。3話目は人に忘れられて力を失いつつある神様を山の妖怪たちが必死に助けようとする。人里が絶えたところに神様がいつまでも固執するのはいなくなった人間の友達を待ってるから。泣けるじゃないか。でもこの神様、結局はホテルで働くというオチがほほえましいなー。最後の話はたぬきと狐の恋愛話。好きあってれば種族なんて関係ないという結論のいわゆる鉄板ストーリーなんだけど、心地よい。そこにそばだ、いなり寿司だなんてからんでくるからなあ。そういえば狐は油揚げだけど、たぬきはそういうのないな。そもそもたぬきは神の眷属みたいな設定ないから、日本の文化のなかでは狐のほうが一つ上なんだとどーでもいいことを考えてみたり。はい、楽しみました。