24/02/27 硝子町玻璃 出雲のあやかしホテルに就職します:2 | ptureのブログ

雪神様の子供が小さな女の子からマフラーといっしょに温かい感情をもらったというお話。いいねえ。それといつ会えるかもわからないけど、その女の子にあげようとマフラーを習いながら編む。そのマフラーは、心がないと言われる雪神様が粋なはからいをして、無事に渡される。編み棒を編み込んでしまう見初がコミカルに描かれてて楽しいし、何よりも皆に冷たい、感情がないと言われている雪神様が感情を発露した子供のことを喜び、そしてそのきっかけをくれた人間に素直に感謝するのがうれしいじゃないか。このシリーズは神や妖怪がでてくるけど、ほぼ人のような感じで感情も普通にあるから読みやすい。実際の人外は本来そんなことないんだろうけど。まあ、存在があやふやなのでそこんとこ気にするのも時間の無駄か。雪神様の姿、ヒバゴンみたいらしい。子供の姿から想像するに雪女みたいだと思ってたら。笑えた。バーテンダーである海帆のキャラがいい。カクテルの名前が壊滅的にだめってなんだそりゃ。サッカー場とか、エビチリだとかって。ずいぶん斜め上の設定が気に入ったぞ。というわけでおもしろかった。