こんにちは、パーソナルトレーナーの佐藤公治です。
背中の筋肉の中で、もっとも大きな広背筋(わきの下の筋肉)は、肩関節を伸展する(腕を後方へ引く)働きがあります。
広背筋を鍛える代表的なエクササイズの一つが、上体を前に倒してダンベルを後方へ引くダンベルロウです。
ダンベルを引いた際、背中側で肩甲骨を内転する(肩甲骨を背骨のほうへ寄せる)と、僧帽筋や菱形筋(肩甲骨周辺と深部の筋肉)も鍛えることができます。
ダンベルロウのやり方は、ベンチなどに手をついて上体を前傾させ、肩の下から後方へヒジ・肩を引くようにしてダンベルを挙げていきます。
腰のほうへダンベルを引くと、僧帽筋や広背筋の下部に効き、背中の引き締めに。
少しわきを開いてお腹の上部・横のほうへ引くと、(こちらのほうが難しくなりますが)広背筋の上部・外側が鍛えられ、逆三角形の上半身をつくるのに役立ちます。
8~12回×1~3セットを目安に、慣れてきたらダンベルを重くしていくと効果的です。
上体を前傾すると腰がきつい場合は、頭側を上げたインクラインベンチにうつぶせになって行うと、腰への負担が軽減され、背中の筋肉に負荷を集中することができます。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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