みなさんこんばんは。
本日もブログをご覧下さりありがとうございます。
理学療法士、一般社団法人セラピストフォーライフ認定講師の伊佐次です。
前回は触診をする際、何層意識してますか?階層触診(レイヤーパルペーション)の勧め
http://ameblo.jp/ptoste/entry-12260501199.html
について書かせて頂きました。
本日より解剖生理・運動学を学ぶ肘関節・手関節編の開始です。
第1回目の今日は~関節について~です。
肘関節・手関節疾患に関してはADL上での使いすぎ、使い方が要因となり、肩関節の柔軟性低下、頸椎の可動性低下も影響が及ぼすことが多い印象です。
しかし局所の解剖学の知識は欠かせません。
肘関節は上腕骨・橈骨・尺骨で形成され、屈曲、伸展の作用を持つ一軸性の関節です。
そして下記の3つの関節に分かれます。
①腕尺関節
蝶番関節で屈伸に作用
②腕橈関節
球関節で屈伸・回内外に作用
③上(近位)橈尺関節
車軸関節で回内外に作用
手関節は橈骨、尺骨、8つの手根骨を含めた10個の骨で構成され、橈骨手根関節、手根中央関節、下橈尺関節で構成される複関節と言われます。
作用は掌屈・背屈、橈屈、尺屈、前腕の回内外も含めます。
橈骨手根関節と手根間関節の総称です。
①橈骨手根関節
楕円関節。橈骨と尺骨は関連しません。
②手根間関節
平面関節。手根骨間の関節
③手根中央関節
複関節。
④豆状骨関節
豆状骨と三角骨との間の平面関節。
⑤三角骨線維軟骨複合体(TFCC)
関節円盤と靭帯からなる。TFCC損傷はよく見る疾患ですね。
参考・引用文献)
①プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系 第2版:坂井建雄 他(監訳
医学書院
②基礎運動学 第6版:中村 隆一他、医歯薬出版
次回は肘関節・手関節編②~靭帯について~です。
お楽しみに^^
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。
一般社団法人セラピストフォーライフ
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すでに定員の半分以上、集まっているとのことです。
是非一緒に「標準的徒手介入」「オステオパシー哲学」を学びませんか?
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