みなさんこんばんは。

 

本日もブログをご覧下さりありがとうございます。

 

理学療法士、一般社団法人セラピストフォーライフ認定講師の伊佐次です。

 

前回は肩関節編②~関節と靭帯、関節包について書かせて頂きました。

http://ameblo.jp/ptoste/entry-12259681480.html?frm_id=v.mypage-checklist--article--blog----ptoste_12259681480

 

今回は肩甲骨のアライメントと肩甲上腕リズムについて書かせて頂きます。

 

①肩甲骨のアライメントについて

 

・肩甲骨の内側縁は脊柱に平行で胸郭から7~8cm

・肩甲骨は胸郭上のT2~T7の間に存在

・肩甲骨は胸郭に隣接し、前額面に対し前方に30度回旋

 

肩甲骨のアライメント評価を行う上で参考にしてください。

一般的に肩甲骨の上角がT2 下角がT7と報告されておりますが、皆さんご存知の通り

全身の影響からマルアライメントは生じておりますので、あくまで参考にして、脊柱の触診を行って評価するのがよいと考えています。

また肩甲骨のアライメント評価から筋の短縮・伸張の予測にも使えますね。

 

②肩甲上腕リズムについて

 

肩関節屈曲0~60°と外転0~30 °以降、肩甲骨と上腕 骨は肩甲上腕関節2°の動きに対して肩甲胸郭関節は1°の 割合で動く。

・上肢を基本肢位から180°屈曲・外転すると、肩関節 で120°屈曲・外転、肩甲骨は60°上方回旋する。

 

肩関節疾患ではしばしばこのリズムが崩れ、肩甲骨の運動が早期に生じてくることが多いです。
これにより40~60°外転制限、屈曲・伸展の1/3の運動が制限されると言われています。
 

正常を理解し、逸脱を評価する。これも大切ですね。

構造と機能は一体です!

 

 

 

参考・引用文献)

①プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系 2版:坂井建雄 他(監訳

医学書院

 

②基礎運動学 第6版:中村 隆一他、医歯薬出版

 

 

次回は触診をする際、何層意識してますか?

についてです。

 

お楽しみに^^

 

本日も最後までお読みくださりありがとうございました。

 

一般社団法人セラピストフォーライフ

 

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