みなさんこんばんは。

 

本日もブログをご覧下さりありがとうございます。

 

理学療法士、一般社団法人セラピストフォーライフ認定講師の伊佐次です。

 

前回は解剖生理・運動学 肩関節編①~関節について書かせて頂きました。

http://ameblo.jp/ptoste/entry-12259321784.html

 

本日は肩関節編②~関節と靭帯、関節包について書かせて頂きたいと思います。

 

 

肩鎖関節と靭帯

 

関節面が平坦ですので肩鎖靭帯、烏口肩峰靭帯、烏口鎖骨靭帯によって固定されています。

肩鎖関節は胸鎖関節に比べると可動性は極端に狭められ、特に烏口鎖骨靭帯の緊張により肩鎖関節は運動制限を有すると言われています。しかし関節円板により十分な可動域を持つ症例を持つ方をいるのも事実です。

 

 

 

胸鎖関節と靭帯

 

胸鎖関節は上肢帯と体幹を結ぶ唯一の関節です。肩鎖関節と胸鎖関節は共に上肢帯の真の関節を構成します。関節包は緩く、前後胸鎖靭帯、鎖骨間靭帯、肋鎖靭帯によって補強されています。

胸鎖関節部における鎖骨の運動制限因子は下方は第一肋骨、前後方向靭帯の緊張です。

線維軟骨の関節円板は鎖骨と胸骨柄の2つの鞍状の不整合な関節面を繋いでいます。

 

 

 

肩甲上腕関節と靭帯

 

関節上腕靭帯、烏口上腕靭帯、烏口肩峰靭帯がある。烏口上腕靭帯が力学的に最も重要な働きを担います。

関節上腕靭帯は上中下に分かれ、関節前面を補強します。

 

関節包の役割

 

関節包は関節の可動性、安定性、運動の誘導に関与しています。

生理的な弾性と、関節内圧が陰圧により、肩関節の静的安定性を得ています。

腱板の張力が関節包の緊張を高めることで安定化を高めています。

 
靭帯・関節包ともに可動域制限を考える上で重要な要素となると思います。
 

オステオパシ―では靭帯性関節ストレインといった靭帯へのアプローチ方法があります。

またご紹介させて頂ければと思います。

 

参考・引用文献)

①プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系 2版:坂井建雄 他(監訳)、医学書院

 

②基礎運動学 第6版:中村 隆一他、医歯薬出版

 

 

次回は肩甲骨のアライメントと肩甲上腕リズムについてです。

 

お楽しみに^^

 

本日も最後までお読みくださりありがとうございました。

 

一般社団法人セラピストフォーライフ

 

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徐々に集まっているとのことです。

是非一緒に「標準的徒手介入」「オステオパシー哲学」を学びませんか?

 

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