聖護院
平安神宮の北西にある聖護院です。
修験道の本山で、いつだか前を通ったとき、
山伏さんがいっせいにほら貝を吹き鳴らしておられました。
正面が本堂、左手が宸殿です。
本堂には修験道を始められた役行者が祀られています。
それより印象的なのは宸殿でお祀りされている仏像でした。
廃仏棄釈で廃寺になった末寺から客分で来られた蔵王権現、不動明王です。
とくに右端にあった不動明王は雨ざらしになってしみができていました。
心が痛みました。
増誉大僧正が 、寛治4年(1090)の白河上皇が熊野三山を参詣する熊野御幸に際して先達を務められ、その功績によって聖体護持の2字をとり、 聖護院という寺を賜ったのが聖護院の始まりになります。
この正面のところが護摩壇になるそうです。
聖護院のみどころは
なんといっても、狩野益信はじめとする狩野派による襖絵です。
ここは門跡寺院で一般の出入りがなかったことで
襖が日にあたらず、保存がよいのです。
ロケにもよく使われて、
『女大奥』や最近では映画『関ヶ原』で岡田准一くん演じる石田三成邸に
上段の間が使われたそうです。
奥に見えているのが重要文化財の書院
こちらは後水尾天皇の 女院 櫛笥 隆子くしげ たかこ 様の書院を移築されたものです。
襖絵だけでなく、笹リンドウの釘隠し、欄間、花頭窓など意匠が美しい建物です。
狩野探幽の釈迦三尊像が特別展示されていました。
思っていたものとは、まったく別のものでした。
仏教画に遊び心は違うのかもしれませんが、
(ましてや門跡寺院の聖護院ですから)
遊び心の感じられる
中国の仙人のような勢至菩薩さま普賢菩薩さまです。


























