先日、志望大学の倍率が2段階判定の規定倍率を超えたため、1次判定の結果が郵送されてきました。結果は当然と書くのが悲しいが、「不合格」。
今年も2次試験を受験することなく受験が終了した。今年の受験が終了したので、振り返りと、今後について記録しておこうと思います。
<今年の振り返りと反省>
昨年の受験からこの1年は、以前にも書いたが、1年通塾した塾を退塾。自宅での自学自習にて受験勉強をRe Startした。前職を退職して1年半たっており、1年の通塾で費用がかさんでいたのもあったので、バイトの日数を増やす方向で生活リズムを再形成することから始まった。
3月から自学自習での生活がスタートして、当面の目標は理系科目の得点力の強化でした。問題集のレベルは一つ上のレベルで進めていましたが、これが予定よりも進みが悪かった。理由として考える事は以下の点
- 全科目に共通する事だが基礎の基礎でさえ、十分に定着しておらず、解答・解説を読んでも「途中式の変形」「公式適用の理由」を理解できず、自分でそられの根拠を理解するまでの時間がかかった。
- 生活リズムの変化と、課題を監視する人がいなくなった事による1週間単位の学習目標すら十分に立てれていなかった。
前者の項目については、自学自習の弊害だと思ってます。塾、予備校であれば、こうした疑問は講師に質問すれば、すぐに答えが返ってくる。自分で考える事は大切だが、受験は時間との勝負。考えすぎることはかえってマイナスになると痛感しました。また、基礎が固まっていない状態で、上のレベルの問題集に挑むことがどれほど無駄な時間を生み出すかということも再認識しました。”急がば回れ”とあるが、基礎を固める道を飛ばして、進もうとした結果、立ち戻る日々が続き、結果として大幅に遅れました。
後者に関しては単純に自分の自立性の無さが露呈しました。集中する環境作り(家ではなく図書館を利用するなど)を怠ったことや、計画性の欠如。特に計画性に関しては子どもの頃から苦手でした。基本的に飛ばぎみに進めて、途中でガス欠を起こして、ペースが大幅に落ちて、そのままずるずる締め切りギリギリに。という悪い癖が出てしまいました。
結果として、十分に復習もできないまま、とにかく科目を1周することが目的となってしまい、成績は全くと言っていいレベルで伸びず、精神的にも参ってました。時間だけが無くなる。しかし、モチベーションも上がりきらずというか、集中しているようで集中していない。やったつもりになっている。そんな日々を送っていたと、今では感じます。そして、結果は惨敗。
今年度の反省点を簡潔にまとめると
- 集中環境の構築不全
- 基礎固めのやり方を間違えた
- 復習のやり方が定まっていなかった
- 勉強ペースの構築ができていなかった。
といったところでしょうか。特に、1に関しては本当に反省しています。職場復帰した妻の変わりに掃除、炊事などを担当しているつもりでしたが、早起きの習慣も中途半端で、限りある時間で勉強を優先するあまり、自宅の環境が少し荒れていた…つまり、汚かった。やはり、人は集中する、情報を円滑に処理するのに、整理された空間というのは重要だと感じました。また、自宅という空間で長時間集中するというのは、とても難しいとも感じました。
「自宅はリラックスする空間」というように自分がくつろぐための材料にあふれています。その結果、一度休憩に入ると、勉強に再度入るための動機付けが弱くなってしまっていたなと。朝の2時間、夜の2時間というように短時間的であれば、良いと思いますが、やはり、1時間×6~8セット程度勉強しようと思えば、休憩との割り切りができる、また、それを行うために来ているという目的意識を持てる空間で勉強するべきだったと感じました。
<これからにつてい>
さて、以前にも記述したように、今年度で受験勉強中心の生活は終了です。共通テストが終わってから、自己採点の結果を考慮し、合格の可能性はないと考え、妻とも今後については話しました。
妻が育休中に勉強を開始したこと、自分の収入が働いていた時の5分の1以下になったので資金的にも勉強だけやればいいという挑戦期間は終わりです。正直、通塾がなければ、後1年はやれたかもしれません。しかし、塾に通うという選択肢がなければ、大学受験をしたことがなかった自分には勉強法を見つけることすらできず、今まで以上にいたずらに時間を消費していたことでしょう。
しかし、2年半という時間を費やしてこの結果ですから、自分としては潮時だと…。妻にもこれ以上は、迷惑になるから諦めようと思うと伝えました。ですが、妻からは…
「正直、日々の生活態度が甘いなと思っていたが、自分も復職して、家事や育児を任せて甘えていた事が多かった。応援するために休みの日や、帰ってからの家事・育児を積極的にやって勉強できる環境を作るはずだったが、お互い本来やるべき事をお互いに甘えて、やれてなかった。あなた自身が不完全燃焼だと思っている。まだ、やり切れてないと思うのであればやった方がいい。いままでみたいに勉強だけの生活は流石に、子供たちのことを考えると容認できないけど、受験は働きながらでもできる。私も今年以上に、あなたの行動を厳しく見るし、甘い生活態度をとっていたら遠慮なく怒鳴る。その分、勉強に集中できるよう家庭と仕事の両立をさせる。お互いその覚悟でまず、あと1年頑張ってみよう。」
一言一句この通りという分けではありませんが、このような感じのことを言ってくれました。こんな結果しか出せなかった自分にもう1年チャンスをくれる妻には感謝しかありません。また、実家の両親も、「働きながらでも受験はできる。本当にやりたいなら諦める時期ではない。」と言ってくれました。本音は孫のことも考えると、愚息の無謀な挑戦もいい加減にしろと思っていると思いますが…
しかし、こうした言葉をかけて貰えた事で、自分は救われました。環境に甘えた1年。不完全燃焼だと思っていて、大人になって持てた「夢」であり「目標」となった医師となること。それをこんな不完全な1年で終わりにする事に抵抗がかなりありました。現実的には生活を圧迫し、周りからは子どもの駄々だと言われても仕方のないこと。それにもう一度、挑戦させてもらいえること。本当にありがたいです。こうした家族の後押しもあり、もう1年頑張らせてもらう決意をしました。
受験自体は4度目となる来年度ですが、受験に本腰を入れた生活を決意するのは3回目。3度目の正直。今年ダメなら本当に撤退しようと思います。そんなだらしのない自分ですが、「書記実行」「有言実行」。自分で言葉にしたこと、こうした場所に決意として書き記したことを実行する1年にしてみせます。
なんか、かなり長くなってしまったし、まとまってないですが、一先ず、来年度受験に向けRe Re startです。
自分の現状を記録する意味でも、今年はここへの書き込みを増やしていこうと思います。