発達障害とカサンドラ症候群専門の心理カウンセラー神田裕子です。
前回の続きです。
何か胸がざわざわする週末‥でした。
ここまでは家族の話でしたが、ここから40年来の友人と会ったお話。
私は若い頃、演劇にのめり過ぎて(笑)大学を中退しました。
アウトローがかっこいいという時代でした。
大学をやめるまで合唱部に所属していました。
その合唱部にとても生真面目で、かたぶつな印象のKちゃんがいました。
うちの大学近くにある北海道大学グリークラブのmemberと結婚されて、現在はこのような笑顔の女性にともに還暦です
大学をやめる時、ほとんどの人は「考え直したら?」と止めましたが、彼女は応援してくれました。
「裕子がいいと思ってやめるのなら、きっとそれが正解だよ」
本人は忘れていると思いますが、そんな言葉をかけてもらったのを覚えています。
あれから40年。東京に暮らす彼女と断続的にお会いしながら、それぞれの人生を語ってきました。
でも、カフェでの2時間では近況くらいしか語ることしかできず、「またね~」と別れてまた数年が経ちます。
何だか昨日はじっくり話せたように思います。
当時、少女の私が惹かれていた男性がいました。
最近、彼が亡くなったことを知らされました。
あんなにイケメンだったのに、彼がどうして女性と付き合わずに一生を終えたのか。
そして、卒業後の挫折と言っていい人生でも、やさしさを持ち続けたのはどうしてだったのか‥わからないことはたくさんありますが、思い出話に花が咲きました。
そしてKちゃん自身のお父様との葛藤や、コミュニケーションにおいて不器用なところがあるお話、子育て、夫との関係などなど‥
以前は語らなかった深い心の部分をうかがうことができました。
私たちの間には「かっこうつける」ことがありません。
私も娘の話や夫との関係、仕事のことなど、きゃあきゃあ言いながら話しました
心が揺れるのは、なぜでしょう。
ひとりの人生には、表面的にはうかがい知ることのできない多くのことがあります。
そこに触れて相手を今までよりも理解できた喜びと、人生という不可思議な時間を共有しながら深く味わうからでしょうか。
当時の仲間たち、どうしているのかな~
ちょっとセンチメンタルな日曜日です。