みんなつらい気持ちがって、受診したり、相談したりにくる。

 

現場では「○○がつらくて、先生、どうしたらいいんですか?」と聞かれることも多い。

患者さんから見れば、こっちは専門家だから何か方法を知ってるに違いないと思うかもしれないが、ごめん、私達もよく分からないのです。

 

というのは、精神科の治療を別にしても

心理の治療やカウンセリングの目的はそもそも、「つらい気持ちを持ってても、それを我慢して、何とか生活を続ける能力」を育つことです。

 

 

一時的なものなら、何とか対処することも出来るかもしれない。

一時のうつ気分、一時の自傷衝動などなど

薬を処方したり、一時凌ぎの呼吸法や技法で何とか出来るものもあるでしょう。

 

 

慢性的なものに対して、我々も打つ手がないのは正直な気持ちです。

強迫行為、自殺念慮、繰り返される自傷行為、やめられない過食嘔吐、自分の人間関係をずたずたに崩壊させる衝動、最愛の人を失った悲しみ、ADHDや自閉症の慢性的不適応

 

そういう質問をしてくる方の中に、「今この場で何とかしてこの不快な気持ちをやはく抹消してくれ!!」と望んでいる人も少なくない。

そんな魔法みたいなことできませんよ。

 

我々は精々、時間を掛けて、少しずつ、こんなにもつらい気持ちになる頻度を減らしたり、持続時間を短くしたり、精々その程度です。

 

そうしているうちに、自分も

 

「このつらい気持ちをよく知っている」

「もはや私の古い友人みたいな馴染み深い存在」

「このつらい気持ちはとても嫌だけど、怖くない」

「こういう気持ちになって、ちょっと困るかもしれないけど、私や私の生活を崩壊させるほどのものではない、大丈夫」

 

こういう気持ちを少しずつ持つようになれば、治療やカウンセリングは成功と言えるでしょう。

 

 

特にパーソナリティ障害の人は、どんな努力をもするから、こういう気持ち!こういう行動とさらばしたい!!気持ちは強いかもしれません。

そして真実を知り、そんなことは不可能です、がっかりして、もう治療するのをやめたくなることも多い。

 

 

 

 

 

つらい気持ちを、消し飛ばすことはできません。

つらい気持ちを抱えながら生活をつづけられるようになる、ことが唯一の出口だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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すでにどこかで受診したり、相談をしてるが、ほかの専門家を探したり診察や治療を受けたり、まぁ、言っちゃえばごく普通なことだけど、医者や心理士を不機嫌にさせてしまうことも多い。

 

特に受診先をごろごろ変えたりするのは「ドクターショッピング」と呼ばれている。

 

買い物に置き換えれば分かりやすいと思うが、昨日は「きのこの山」を食べたけど、今日は「たけのこの里」を食べたいとか「別に良くない?」と思うよね。

実際もそうだと思います。

 

じゃ、なんで医者や心理士はこの概念をあれこれ言うかというと、やはり一番は「自分のプライドを守りたい」からだ。やはり自分の患者や、クライエントがほかのところを探すと、どこか否定された気持ちになる。

 

 

何度も繰り返しますが

――メンタル疾患の治療効果を、治療者と患者の信頼関係が決める

 

 

①軽度うつ、不安障害など

このレベルの患者さんはある程度の社会適応が出来て、この医者、この心理士は信頼できるかどうかは、何となく感じられる。「何だか違う」と思って、「ちょっと合わない」と思ったら、すぐ行動して、ほかの信頼できる専門家を見つけ出すのは、まさに健康の証でしょう。

 

また、このレベルの患者さんは、人間関係において病的なパターンを持つわけでもないので、本当に自分にあう専門家と出会ったら、ちゃんと安定して治療を勧められる。

 

 

 

②人格障害

人格障害の人は、そもそも安定した人間関係を築けない=人格障害、だから。

一人の先生を信用し続けることは元から難しいこと。

 

そして「ドクターショッピング」も人格障害の代表的な特徴。

「ドクターショッピング」しないで、のほうが無理な話しでしょう。

 

人格障害の場合、問題は治療者というよりも、患者さん自分に問題があるケースが多いので、何人もの治療者と出会っては離れて、出会ってがっかりして離れて、それを繰り返してるうちに、「こんなのを繰り返してもダメだ」と自ら気づくことが重要である。

 

これを気づくために、やはり何回かドクターショッピングする体験が必要かもしれない。

 

 

 

 

 

 

さて、ほかの治療者を探してから、前の治療者に対して、どのように振る舞うか

①健康度:高い →誠実に前の治療者に伝える

普通に「実は、ほかのところを探してまして、これからはあっちで受診(カウンセリング)を受けようと思いました」と伝える

 

これは一番健康度の高いやり方、そこそこの自信が保たれていることが分かるでしょう。

また、このやり方のほうは社会生活においてのいい人間関係の構築にも役に立つ。

 

 

 

 

②健康度:中 →何も言わずにフェードアウト

新しいところを探してることも言わず、次回の予約を取らないか、キャンセルするか

実際こういう人は多いかもしれない。

 

特に東アジアでは

――ずっと山上さんと懇意してるから、急に山中さんに変えるのは、何だか山上さんに申し訳ない

という謎の文化があるからなおさらだ

 

こういうのもそこそこの適応が出来て、自信はやや微妙かもしれない。

また、社会生活においては、あまりスマートなやり方ではないね

 

 

 

 

③健康度:低い →さりげなく、わざとらしく伝える

自分はほかのところをも探してるのことを、積極的に治療者に知られるように

しかもストレートではなく、なんか聞こえよがしや、さもさりげなく伝えたり

 

こういう人は健康度は低いことが多く、社会生活においてもなかなか満足できる人間関係が築けない人が多いでしょう。

 

 

 

 

 

まとめ

1、新しい治療者を探すことは悪いことじゃない

2、変えるだけでは意味がない

3、信頼できる治療者でないとダメ

4、継続して治療し続けないとダメ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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WEB広告の営業が電話をかかってきて、ぜひ一度お話をさせてくださいと言われて、会うことになった。

 

どうもここ最近カウンセリング業の個人事業主とよく契約することができて、カウンセリング業の会社に電話して営業してるうちに、うちを見つけたらしい。

 

どうやって宣伝してくれるのかなーと思って、話を伺ったら、ホットペッパーBeautyのようなWEB予約サービスを月額契約で提供してあげます。のサービスで、40分ほど紹介をじっくり聞いて、うちはすでにWEB予約システムを持ってると伝えて、提案を断った。

 

 

そこからはぷちカウンセリングみたいな会話になった。

細くて背の高い真面目な男子で、かなり気を使ってくれて、こっちも気が楽でいろいろ話せた。

この子は新卒で、まだ入社3ヶ月ほどだが、まだ一個も契約を取れてない。

 

話してるうちに不安を打ち上げてくれて、「学部生の時にちゃんと勉強してなかった」とか、「単純にお金を稼ぎたいから営業を選んだ」とか。

最後に「実は自分も営業向いてないんじゃないか」って話してくれました。

私も「余計なお世話で申し訳ないが」と自分の体験談を雑談的に話したら「何だか、話を聞いたら、転職しようかなって意志が固まった」とも話してくれた。

真面目で良い子だなーって。

 

 

そこで思ったのは、なんだかみんな「自分が何かを達成しないと、周りから認められないのが当たり前」のような感覚を持ちやすいんだなーと。

違うんだよなー

あなたはあなたでいるだけで、それが価値があるんだよ。

無経験でも、能力は同僚と比べて下でも、あなたはただあなたのままで普通に活動して、周りから「○○すごいね!」とか「□□ができるんだ、いいじゃん!」と言われるのが普通なんだよ。そうはならなかったのは、あなたはそういう関係を見つけてないだけだよ。

 

日本では「ここでダメなら、ほかのところに行ってもダメだよ」って言葉がありますが、新興宗教とマルチ商法は特にこのセリフが好きなんだよね。

嘘だし、洗脳に使うセリフです。はい。間違いなく。

いいところはちゃんとあるし、それが普通なんだ。

探せば見つかる。

 

 

それよりも、この環境にいて自分は苦しいのに逃げようとしない。この人と関わって嫌な気持ちになるだけ、でも離れない。のほうがずっとちゃんちゃらおかしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「自分は仕事もできず、お金もなく、恋人もなく、何だか友達すらない、こんな自分は存在価値あるのか。」

 

と悶々として毎日絶望的な気分に打ちのめされる方も多いが

 

一方に、仕事でも尊敬されて、金持ちで、最愛の妻/夫がいて、友達もみんな心配してくれる。

 

のような人でも同じ絶望的な気持ちを毎日抱えて、死のうかなー、もう死ぬしかこの苦痛から逃れられないのかなーって方も結構多い。

 

 

なんで、その日の気分は、何を持ってるか持ってないかって決まるのではないと思う。

 

「明日はもっと!!」「あのプロジェクトがこうなったら!!(>_<)」「あの人とはこれから!!!」

など、明日や明後日に対して期待を持つことこそがうつ気分を改善する方法だと、私は思う。

 

ただ、この「生活が変わるかも!!」って期待や希望は、自分でコントロールすることができない。「〇〇と考えようにしよう」とか「考え方の問題」とか、いくら頭で分かってても、実際希望に満ちた気持ちになることができない。

 

じゃ、どうすればいいかって話になる。

 

私の経験だと、方法は2つある。「実践」と「人との関わり」。

このどれもが即効性がなく、すぐに効果がほしいなら「抗うつ薬」か「覚醒剤」かを飲むしかないかも。全然おすすめしないが。

 

■実践

「実践」は簡単に体を動かすこと、と言ってもいいかもしれない。

本当は就職はかなり良い選択肢、ちゃんと規律正しく実践ができて、報酬もあり、仲間もあって、みんなが自分の貢献をフィードバックしてくれる。だから、安定して仕事をしてる人は比較的に気分は安定しやすい。

まぁ、これも理想の状態なんだけど、実際の職場は周りから負の感情が発散されて、逆により落ち込みやすいことも多い。

 

ただ、別に就職は唯一の実践ってわけではない。

部屋の模様替えしたり、新しい料理に挑戦したり、絵を書いたり、小説を書いたり、何かを申し込むために申込用紙を買って銀行に証明書を発行して、こういう日常的な作業は実践なのだ。

 

ただ、ゲームやったりネットを見たりドラマ映画みたりなど、これらはどっちかというと外部の刺激を吸収することであって、あまり実践と言えない。吸収するばかりでは、うつ気分は改善されない。

ここの「実践」は、自分から何かを差し出す、相手にしてあげる、の意味合いが強いかもしれない。運動もそうね、体力を差し出すみたいな。

 

 

■人との関わり

鬱々とした気分の人は、何気に「新しい出会い」を求めがちなところがある。

これは本能的に、新しい人間関係が、自分をこの窮地から救い出してくれると気づいたからではないかと。

人によっては旧友に連絡したり、過去の恋人に連絡したり。こういう即効性のある人間関係は、やや他力本願のところがあるでしょう。

 

実践と同じ、人との関わりも自分から何かを差し出す必要がある。そしてゆっくりと育てて行くもの。そういう人間関係を細心に育ててたら、そのうち自分をうつ気分から救ってくれる。

子供の養育はまさにそれなのではないでしょうか。見返りを求めず、毎日少しずつ育んで、そうしてるうちに、なんだか自分の鬱気分が消える。

 

 

 

まとめて、

①現状はどうでもいい

②「現状は変わる!」気持ちがうつ気分を改善する

③うつ気分の改善に近道はない

④「もらう」ことは改善に繋げない、「与える」「差し出す」ことがうつ改善の可能性をもたらす

⑤効果を求めようとしたら失敗する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「あんたに私の何が分かる?!」ってのはみんなが持つ気持ち

 

健康であろうと、不健康であろうと、うつであろうと、ボーダーラインであろうと、発達障害であろうと、犯罪者であろうと

 

 

私の小さい時に、周りの大人も含めて、同級生も何があると、「あなたの○○は間違いだ」「もっと○○をするべきだ」。幸運なことに、私の小さい時、周りに親切な人が多くて、ええ、無駄に親切な人が。その御蔭で、今は「変わったやつ」とよく周りから言われるが、性格は歪まずに成長できてると思う。

 

久しぶりに帰省すると、親戚と話をしたり、幼なじみたちと話をすると、すぐこっちの話が塞がれて「違う!あんたはね、もっと○○するべきなんだよ!」とか言われて、内心「はぁ~~~」ってなる。

 

ややや、あんた、話を最後まで聞けよ!何にも分からないくせに、何なんだあんたは…

 

とにかく親戚のおじさんや、偉そうな幼なじみの助言は全く耳に入らなかった。

 

 

私達の仕事もそうなんで、来談者は一体どんな体験をしてきたか、その体験に対してどのように感じたのか、ちゃんと聞かないと、いくら正論であっても、相手の心には届かないだろう。

(まぁ、そもそも「正論」ってのは、ろくに役に立たないのが相場なんだが。)

 

 

実際、私も高校の時に、自分が冴えた高校生だと勘違いして、いっぱい親友を指摘したり、アドバイスをしてたかもしれない。

 

大学院に入って、実際、自分が話し終わるまで、口を挟んでこない先生たちと出会って、始めてその意味が分かるようになったと思う。

 

親も自分の子供に対して、早急に結論を出さずに、子供の話を最後まで聞き届けたら、子供も親の真似をして、話を聞きながら口を挟みたくなるような気持ちを、一時的に我慢して、自分の中に持ちこたえて、相手が話し終わってから反応するスキルを身につけるでしょう。

 

この仕事を長くつづけば感じることなんだが、人の話をじっくり聞ける人ほど人気があり、よりスムーズな人間関係を築くことができる。

 

 

話が急に遮られて、だいたいはめちゃくちゃストレスを感じる。それが繰り返されると、少なくとも私の場合、だんだん腹が立ってくる。昔は一度、親友に対して、「はぁ…こんなやつに話した私がバカだ」それから二度と彼に自分の体験を話さなくなり、今はほぼ絶縁状態になっている。

 

 

まぁ、嫌な相手と絶縁して、断交したりなど、決して悪いこととは限らないので、これをまた今度に話そう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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もともと人格が健康的に育てられて、悪い職場に入って人生はじめてのメンタル不調になる人も、現場では結構多いかもしれない。

 

じゃ悪い職場ってどんなんだろうって思って、いくつか特徴があるのではないかと。

 

①人手不足

人手不足は業務負担がひどくなるだけでなく、自分の業務はうまく進めないいろんな障害を招く。計画も業務の分担もはっきりしておらず、職員の士気もだだ下がりで、結局はいい人が全部自分で背負い始めて、賢い人はさっさとこの会社を切り捨てるが、普通の人は諦めて自分の業務しか知らん!って割り切る。

割り切ってても、こういう環境に長く居続けるとメンタルがどんどん不調になる。一生懸命みんなのために動き回る人は一番病むかもしれない。

 

②怒る上司

本当はいい人だけど、自分の怒りをコントロールできない上司。このブログもこういう不安系の人の話をこれまでよく書いてたが、やはり「本当はいい人」のところがネックだよね。

本当はいい人だから、何だから許せるっ的な気持ちになる。これは家の中で夫の怒鳴りを長年受ける奥さんもよく悩むけど。

でも毎日のように繰り返されると、やはりやってらんないと思う。

もう後半は上司とすれ違ってからもう体が緊張して、ひたすら自分は何か悪いことをしたんじゃないか?今日は何か怒られるんじゃないか?心当たりまったくないけど、それでも何か怒られるんじゃないか?

って思ったらもう危険、その職場から離れなさい

 

③性格悪い同僚

実はこれが一番多く見かけるバターンで、一番深刻にダメージを食らう。性格が悪いにもいろいろがあるけど、不親切のケースはまだまだ甘えほう。多くは向こうから何らかの攻撃を仕掛けてきて、そしてそんなことをやらかす同僚を、誰も注意したりしない。

攻撃される自分を、誰も味方になってくれない職場は最悪で、ほぼほぼ救いようがないので、期待するだけで無駄でしょう。さっさと離れがほうがいい。

 

④無責任な上司

家庭でもそうだけど、しっかりリーダーシップを取る人がいないと、子どもたちが不安になって、情緒不安定になりやすい。

職場でも時には何もやらず、業務に関して何も知らない、従業員同士の人間関係トラブルにもちゃんと対処しない上司もそこそこいる。

自分にそれなりの能力があって、そういう上司を懐柔できたらいいんだが、それも面倒くさいと思うならさっさと切り捨てたほうがいいでしょう。無能上司の元では苦難の日々しか待ってない、下剋上さえしなければ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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薬を飲んだり、治療を受けたり、またある種のカウンセリングを受けたりすると、いつの間にか「何だか今の自分は自分らしくない」と感じてくる時がある。

 

もともとは好き嫌いはっきりしてて、敏感で繊細で、ちょっとしたことで感動したり、激しく腹立たしくなったり。

薬を飲んでから、何だか、何とも思わなくなった。悲しいことを見ても「へええ…」嬉しい場面を見ても「へええ…」ってなる。

 

外科の病気と違って、精神科やメンタルの治療を受けると、たまには自分自身を変えることになる。

 

 

患者さんの中に、「自分のこういうところが嫌なんです!」「自分を変えたい!」という方はかなりいるけど。

それは嘘というか、表現は間違ってると言えるでしょう。

本当は、自分は正しいと思ってることをやってただけなのに、でもなんでこんなにも生きづらいんだろう。本当は、自分は今まで通り、自分が正しいと思ってる行動をとって、それが自分が思った正しい結果になったらいいなー。

 

ある場面や、ある作品を見て、ほかの人達は何とも思わなかったけど、なぜかポロポロと涙が溢れる自分がいた。そんな自分がもういないと感じた時に、どこか悲しくて、寂しさを覚える。

 

だからメンタルの問題を治すのに大変かもしれない。

 

 

特に重度のボーダーラインや摂食障害の人たち、自分は、自分の思う通りに生きてれば、今までと同じように苦しい毎日が待っていると分かっていながらも、治療を受けるのを拒否し、すべての人間に見捨てられる、見にくくて嫌な人間の自分をせめて自分自身がこんな自分を愛し続けて、狂いながら死を迎えようとする人も、実際そこそこいる。

 

そんな人達の人生やカウンセリングを思い返すと、どこかしんみりになり、この仕事をやっててよかったと、たぶん、自分はそんな人と接してていつの間にか感動されてたかもしれない。

 

 

 

じゃ、自分を変えて、ちょっと自分らしくなくなってるかもしれないけど、多少は健康的になった自分を、どうしたら受け入れられるかと考えたら。

 

変わった自分が新しい人間関係を築く必要があるではないでしょうか。

そういう人間関係が自分を支えて、自分を認めさせる。

 

やっぱメンタルのことは、支えてくれて、認めてくれる相手がないと、難しいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今朝に投票を見かけて、「死にたい」人は「死なないで」と言われてほしい人はもっとも多くて、半分弱を占めてる。

他に「死んでいいよ」と言われたい人もそこそこいるけど、割合は一番低い。

ほかに「ほっといてほしい」とかもある。

 

じゃ、「死にたい」と言い続けてる人はどうしてほしいの?って話しになる。

 

 

これも人によって違うと思う。

 

①うつ

激しいうつ気分に落ちている人には、「死なないで」とか言ってても特に何にもならないかもしれない。

うつ気分になると、何でも暗く解釈して、解釈していくうちにますます自己嫌悪になる。

人によっては「死んでもいいよ」で少し楽になれる人もいるけど、ただそれが背中が押されて実行してしまったら困るので、あまりおすすめではない。

 

②人格障害

摂食障害やボーダーラインなどの人格障害の場合、「死ぬな」「死なないで」のほうがいいでしょう。

以前にも言ったように、人格障害は人間関係の病気なので、人と何らかのつながりを築くことで始めて治癒可能。何らかの人間関係を感じさせるのが重要でしょう。

ただ、単に「死ぬな」よりも、「あなたは価値がある」とか「あなたに魅力がある」などのような言葉、これより具体的な言葉のほうがもっといいではないでしょうか。

人格障害の人は、自ら自分の価値を認めることができず、人から認められて始めて自分に価値があると信じられる。また、素敵な人であればあるほどその効果は高いでしょう。好きなアイドルから認められたら、かなり喜ぶと思う。

 

ただ、人格障害の場合、結局自ら価値感を持つことができないので、他人から一度や二度認められても、短期なものでしかなく、一時の興奮がすぎれば、また自分は無価値と感じしまうので、そしたらどうするかというと、また同じように「死にたい」と言って、誰かが認めれもらうのを、無意識的に求める。

何だから覚せい剤が切れてて、ヤク中みたいな行動パターンなんだけど、実際その通りでしょう。

 

本当にその人の身を案じてるのなら、無責任な接触や関わりよりも、覚悟を決めてずっと側にいってあげたほうがいいと思うがな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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前にも怒りについて書いたことがある → https://ameblo.jp/psyana/entry-12451849111.html

 

不安系の症状(パニック、強迫、怒りなど)の持つ男性は厳しい父親を持つことが多い。

(女性の場合はちょっと難しい、厳しい父親を持つ方もいれば、逆に父親が優しいけど、母親がすごく厳格ってケースもあって、いまいちはっきりと分かっていない)

 

その父親も厳しく教育すること以外に、息子に対する愛情を表現する仕方が持たぬが故に、我が子を愛してれば、心配してれば心配しているほど、その教育は厳しく、時には乱暴な振る舞いにまでなる。父親の自信のなさにも関係すると思う。経済的余裕や、社会的成功をやり遂げた人は多少は余裕を持つかもしれない。

 

んで、息子がずっとこういう環境下で育てられたことで、いつの間にかその厳しい躾に安心感を覚えることになる。

 

たまに仕事の悩みで相談されるケースで、あまりにもひどい上司なのに、なんで職場を離れないのかと聞いても、特に経済的な理由もなく、本人もいろいろ言い訳して「こうだこうだ、こうだから、やっぱもうちょっとこの仕事を続けてみたい」とか抜かすが、いつまで経っても文句を言い続けるけど退職しようとはしない。

なぜなら、この躾された関係によってどこか安心感を覚えて、始めて守られている、面倒を見られている、関心を持たれている感覚を持つ。

 

こういう家庭で成長してこなかった人にはやや理解しがたいかもしれないけど。ずっと厳しく躾けられたら、いつの間にかそれを快感のように覚えたとか変態風に言うと。

 

 

それで自分が偉くなったら、やはり同じように部下を怒鳴ったり、怒ったりすることで、内心は部下の成長を期待しているかもしれない。時には、なんで自分の苦心が理解されないんだろうって、パワハラの上司も思う人がいるでしょう。

 

 

 

厳しく躾けられた男子が大人になって、いろんな体験をして、ある瞬間、それは父親なりの愛情だと感じた時に、ポロッと涙を溢れる。心の中で父親と和解して(多くのケースは、父親はすでに他界してる)、そこからは怒りをも多少コントロールできるようになり、不安やパニックの症状もずっと緩和される。

 

 

こういう男性は異性を探す時も、なんとなく自分にいろいろ小言を言ってきて、自分の身を案じてきて、自分のミスをしてきしてくれて、フォローしてくれて、時には世話してくれて、自分が甘えられるような、割としっかりな女性を伴侶とすることが多いイメージ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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母親と子供がべたべたしていくと、子供にはいろいろな障害になりやすい。

ここのべたべたは身体面のことではなく、精神面の部分を指してる。子供の気持ちを全部把握したり、子供の友達関係を全部把握したり、助言したり、子供の遊びを導いたり。

 

男の子なら自己愛パーソナリティとか、引きこもりとかになりやすい。

女の子なら摂食障害とかになりやすい。

 

ただ、子供としては生まれてからこういう環境の中で成長したので、お母さん大好き、何があってもお母さんを探して話し頼り、違和感を感じないだろう。

 

ところが中学生や高校生ぐらいになると、何だかうまく言えないが、子供本人はどこかムズムズとした気持ちになり始める。それでもお母さんは世界一番自分のことを心配してくれて、世界で一番自分を愛してくれてる存在だから、お母さんを責めることができない。

 

それが成人して、自分の人生が狂い始めるのを感じ始めて、いきなり母親に対して物凄い憎悪を持ち始める。

 

 

 

摂食障害の人のお母さんは、自分の不運の人生や、旦那から支えをもらえなかったストレスや絶望感とかから、自信を持てない人が多くて。ほかのお母さんのように「まぁいいんじゃない?」「適当で大丈夫さ」「なんとかなるさ」的な気持ちを、摂食障害のお母さんが持つことができない。

 

逆に、「大変だから、私が何を犠牲にしてても、この子を守らなきゃ!」って子供の人生のあらゆる問題に介入し、解決してあげようとする。まぁ、これは摂食障害に限った話じゃないかもしれない。

 

子供って小さな失敗を重ねて成長するものだから。転んだからより上手に歩ける、走れる。友達と分かれる体験をしたから、人を大事にできる。悪い子に巻き込まれたから、将来悪い人間と距離を置くことができる。先生に怒られたり、クラスで恥ずかしい目にあったから、自律して、勉強したり、自分の身の回りの世話をできるようになったり。

 

子供頃の失敗や傷つきは些細な物が多く、その時に失敗させず、大人になって始めて失敗を体験させるとしたら、そのツケはあまりにも多いでしょう。

 

過保護の母親はそういう成長のチャンスを全部奪ってしまう。

別に母親の悪口を言ってるわけではなく、母親だって彼女の母親彼女の旦那の振る舞いってこういう不安な気持ちになったんだから。

 

 

んで、子供にとって母親はあまりにもいいお母さんすぎるから、お母さんを悪く考えるのに物凄い罪悪感を感じるから、自分自身、自分の体をめちゃくちゃにすることで、母親に反抗の気持ちを表現してる、ってのは通説の一つ。多くの摂食障害の人は、そこを気づかないままで行動することが多い。

 

 

もし、子供は中学生や高校生ぐらいになって、「教えない!」「聞かないで!」「見ないで!」「お母さんは口出さないで!」とか言えたら、あなたは立派な母親だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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