以前はここで「うつ状態」と「うつ病」の違いを簡単に話したことがある。

簡単に言うと、「うつ状態」は誰もがなる落ち込んでいる時期、「うつ病」は精神病。

 

うつ病になったらとにかく精神科医のところに受診してください。

 

今回は「うつ状態」の話をします。

 

「うつ状態」の身内にはどう支えてあげればいいかと不安になっている方から聞かれることが多い。

割合的には

①妻が「うつになってる夫にどう支えてあげればいいか」

②母親/父親「うつになってる娘をどう接してあげればいいか」

 

が一番多いではないかという印象。

 

 

 

 

うつになるには、いろんな要素が不可欠で、その中の一つでも潰せば割とよくなるが、そのどれもが変えられないのが現実で、そんな簡単に調整できたら誰も苦労しないって話になる。

よって、一番効果的な方法は2つで、そのどれもが難しい。

 

①環境を変える(転職、転校、引っ越し、別居、離婚など)

うつ状態になるのは、必ず環境要因がある。ただ、環境ってのは簡単に変えるものではない。金銭面の事情もあるし、家族関係の事情もある。

 

 

②本人にネガティブな感情を吐き出させる

これも難しい。もともとネガティブな感情を人にぶつけたりしない優しい人ならなおさら。

人は疲労が重ね、ストレスが溜まれば、誰もが精神面の不調になるが、その表現は人それぞれ。不安障害になる人、パニック障害になる人、うつになる人。

取り分けうつになる人は、自分の中の苦しみや悲しみ、怒りを抑えつける傾向が強いから、うつになりやすい。そういう人に、ネガティブ感情をストレートに表現しようぜーって言ってても、相当な抵抗があり、それこそ長い年月を重ねたカウンセリングでやっと築いた信頼関係で始めて言えるかもしれない。

 

 

 

このように、家族からして、どうすればって聞かれても、正直できることは少ない。別に家族は重要ではないとは言ってない。家族は人に与える影響は絶大で、どんな時でも重要な存在である。ただ、家族って変わりにくい。

母親の母親としての姿勢や、夫の夫としての姿勢とか、変えようって言えば変えるものではないから。

 

 

そんなこともあって、私はいつも「普段どおりに生活すればいいですよ」と言うしかなかった。

 

また、強いて言うなら「どんなことがあっても、家族に見捨てられないって安心させればそのうちなんとかなるさ」と言うしかなかった。

 

実際、ずっと側にいるってすごいこと。難しい。だいたい自分が何をしてても、相手はお構い無しで落ち込みし続けるってのは、かなりこっちの精神が消耗してしまうものです。それでも、絶望になってても、翌日になって、それでも側にいてあげるってのは、相当なもので。全然簡単じゃないと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ほかの人はどうなってるのか分からないが、私はよく「そんなに辛いなら、その関係を切ったら?」と伝えることがある。

 

その関係性によって確実に、自分を毒するものがある。

(親子関係は例外で、どんなことがあっても、こっちからはそんなことは言わないけど。)

 

その関係はいい関係なのか、悪い関係なのか、「反応性」「応答性」は一つの重要な判断材料になる。私の場合は。

 

 

母親が育児ノイローゼとかになって、子供の泣きや情緒不安定に全く反応しなくなると、子供にはいろんな精神の問題を育む、ってのはもはや周知のことになっている。

 

普段の友人関係や同僚関係などにおいても同様。

こっちが勇気を出して、何か会話や態度を示したら、それなりの反応がしてくれるのはそこそこいい関係。こっちをまるで存在してないような扱い方なら、自分を毒するような関係。たとえ、それが向こうが怒ったりとか、嫌なことをしてきたりとしても、時には人間らしい関係と言えるけど。

 

一部の人は、相手は相当悪いことをしてきてきたのに、自分からは関係を切らないのもそれが原因で、なんだかんだ言って相手はこっちの存在を認めて、反応は悪いけど、毎回ちゃんと反応してくれてるから。

 

一方、相手はあまり自分に反応してくれないのに、こっちが執着し続けてるケースもあるが、これはだいたい「羨望」の気持ちが入っている。相手に対して何らかの「素敵」「羨ましい」「私なんかと全然違う存在」みたいな理想化がある。たぶん、深く知り合ったら、相手も普通の人間だなーって分かるだろうけど。よく知らないから理想化できるよね。

 

激しい羨望の気持ちは精神面の幼さと関係してて、成熟していくうちに徐々に消える。これはまた今後に話すか。

 

 

反応性に戻る。よく夫が帰ったら、何も相手にしてくれず、黙ってゲームやりつづけると悩む奥さんも多く。

いくつかの可能性があるよね。

 

①不倫とか?

不倫の話はいつも人の目を引く流行りの定番だね。

職場とかで別の女性と仲良くなると、罪悪感でこっちと関わるのが怖くなることがある。

 

②仕事で疲れてる(軽いうつ気分)

以前は物凄く優しくしてくれてるのに、何だから引っ越してから、今年度から、仕事変わってからとかで、旦那は急に相手してくれなくなった。疲れて(主に精神的に新しい同僚や上司に追い詰められて)軽いうつ気分になっている可能性があるでしょう。

これは奥さん要注意、優しい人なら、暗くなっていくうちに、旦那は彼自身を大事にしなくなる可能性がある。

 

③もともとコミュニケーション下手な人

もともとコミュニケーション下手な人は、そもそもどうやって相手の言葉や言動に反応したらいいか分からないものだから、いつも行動で自分の愛情を示している。

そんな相手に、いきなり反応性を求めても、どうしようもないので、友達を作って話し相手を作るしかないかもしれない。

 

④何か不満を持っている

私が出会う70%の夫婦は、旦那がめちゃくちゃ奥さんに気を使っている。話を聞けば、日頃から奥さんのためにいろんなことを我慢してて、ある日その糸が切れたら、「無反応」はそのサインでしょう。

向き合って、旦那の言い合いことを何でも、とにかくまず最後まで黙って聞いてやって方がいいとは思うね。

 

 

 

 

ほかにもちょっと考えてみたら、ほかの可能性もありそうだけど。とりあえず今日はこれで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ダイエットに励んでいる人に「十分痩せてる」と言うほど虚しいことはない。

 

この話をしようとしたら、急に自分の祖母を思い出した。うちの祖母は変わった人で、いきなり「あんた、こんな太ったら将来お嫁さん思えないよ!」「もう食べるな!ほら、早く茶碗を置いて!」と人を否定するのに、躊躇のない人だった。

それもあるのか、母のほうの親戚、母親も含めて、親戚のおばさんやおじさんたちは、もうみんな性格歪んでる。

 

一方、こっちが頑張ってダイエットするときに、まだまだ全然クラスで一番太ってるのに、「もうこれ以上痩せちゃだめだ」「ちゃんと食べて」。

 

こういう明らかに現実を捻じ曲げるような親族のコメントがあるから、ますますその言葉を信じられなくなるよね。

 

たまには、テレビでも見かける。

愛娘をあまりにも愛してるが故に、ダイエットしてる姿をみて、「もう十分痩せてる」とかやめさせようとする父親。

 

本当に辛いのは、ダイエットではなく、娘が今の自分自身をどうしても好きになれない、のをうすうす勘付いているんじゃないか。

 

 

私の場合、ちゃかすように「まぁ、どうせ私は十分痩せてるって言ってても、あなたは信じないでしょう。(笑)」そしたら相手は嬉しそうに「うん!」って笑うことが多い。

 

 

 

 

上に書いたように、摂食障害の根源は(母娘関係がメインだが…)自分自身のことを好きになれないところがあって、ダイエット自体はそれほど重要ではない。かといって、たまにはダイエットしすぎて死んじゃう人もいたりするから、ある程度管理する必要があるけど。

 

だから、本人は自分自身のことを好きになってもらうことが重要。

 

これは難しい。

 

簡単にできたら、医者なんかいらんわ。

 

例えれば、寂しくてパートを始めた奥さんに対して、旦那が「パートやめよう、お小遣いならいくらでも使っていいよ」って言うのが同じで、本当に見当違いでしょう。問題はそこじゃないって感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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感情的表現は人をひきつけて、人を動かす力を持っている。

 

性格分類からして、一番強くて激しい感情的なものを持つのは、躁状態の双極性障害の人、や、パーソナリティ障害の人。この2つのタイプには、多くのファンや追随者を持つ有名人や事業者は多い。

 

パーソナリティ障害の人々は日頃から激しい情緒体験を経験するが、それをどうすることもなく、かなり辛いものでしょう。

躁病の人もそうだが、調子のいい人はとても生産的で、創造的な存在になりやすい。

彼らが作った作品や、事業や普通の人達のと一線化し、尖った部分を備えながらも、人を深く感動させる力を持っている。

 

躁病のほうは、事業家が多いイメージで、躁状態になると食事も睡眠も忘れて、ただただひたすら働きし続けて、何より躁状態になると謎の自信とポジティブさを持つが故に、弱気になってるパートナーたちに安心感を与えることで、逆境から生き延び、負け戦を一気に覆すほどのパワーを持っている。

 

ボーダーラインや自己愛パーソナリティは、芸能人が多いイメージ。特にここ数年はマリリン・モンローの自己愛を題材にした映画とかあったりして、この人たちは人生のどの段階なのかは不明だが、人の注意や関心がほしいあまりに、そのスキルは異常な発達を遂げてしまう。

 

なぜかその人を注目してしまい、その人に惹きつけられる。

 

パーソナリティ障害の人々は、自分の中で激しい感情的なものを持っているが、それをコントロールできず、その力はあまりにも激しいので、自分自身を傷つけたり、自殺したりするなど、あまりいいものとは言えないかもしれない。

ただ、その反面、一般の人から、その打算のない、損得勘定のない、ただただ純粋で素朴な感情に素直にしたがって行動する姿は言いようのない魅力がある。

 

ボーダーラインは人間的で、あまりにも人間的すぎる。

ボーダーラインは一番人間らしい存在と考えられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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診断名を知りたい人は割といるのではないでしょうか。不安がメインの方は特に。

 

不調になってもその事実から目を背けたい人も少なくない。私もそうかもしれません。

 

やはり家族とか会社とか、あと本人は割と「結局どうなってるの?」って知りたいものです。

 

ところが、実際現場では、知りたいけどなんか言いづらい、知りたいけど聞かずに我慢した方はかなりいました。

 

 

え?気にせず聞けばいいのでは?

ってのは素朴な気持ちです。

 

もちろん、教えるとは限りません。

 

教えないのに、いくつか理由があるので、その一番の理由は、「私達も知らないから」です。

まだお会いして一度や二度しかないので、薬を飲んだ反応や、いろんな感情状態による本人の性格の微細な変化や、また本人の述べる内容の前後の辻褄などを確認するのに、少なくとも2ヶ月の経過を見る必要があるのではないかと。

 

ついでに、私達心理士は診断する資格はないので、診断するのは医師の仕事ですね。都合の悪い時は医師に責任転嫁します(笑)

 

もう一つの理由は、診断名などのような内容を、いつ、どの会話で、どんな形で伝えるか、とても重要なものだからです。

いきなり「あなたは統合失調症です」とか、いきなり「お子さんは発達障害です」、「お子さんは特に問題はないですよ、単に知能は周りの子よりだいぶ低いだけのことです」なんて、言えません。ええ、言えませんもの。

そうやって下手な告知をしたら、逆に患者さんやクライエントの状態を悪化する恐れも大いにあります。

 

あとは、現実的な話になるが、下手に病名をつけたら訴えられる可能性があるからです。アメリカとかだともっとひどく訴訟が日常生活の一部になっている印象だけど、日本でもあるはあるものです。

 

 

 

個人的に、知ったことや思ってることを、クライエントが聞けば、できるだけ誠実に答えたい気持ちが強くて(昔から隠したり嘘つくのが下手なもんで)、大体のことを「間違ってる可能性も大きいってことをまず分かってください。あなたのこれこれとこれの傾向をみて、私の中ではとりあえず、○○のように考えているのは本当です。」と言うことが多いかもしれません。

 

やはり現時点であまり教えないほうがいいと思っても、「確かに私の中ではあなたについて、ある仮説を持っていますが、すみません、もうちょっと時間をください。今はまだ断言できませんので、もう少し様子みてから、教えたいと思います」と説明します。

意外とみんな納得してくれます。

 

聞かずにモヤモヤするよりは全然いいと思います。

 

 

 

 

 

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コロナのことでみんな影響を受けている。私達にとって一番気になるのは統合失調症の患者さん、そういう「ウイルス」や「侵食」や「感染」物凄い統合失調症の方の恐怖感を増幅させるから。

 

もう一つ心配してるのは、不安障害の方たち、特にパニック障害。

 

パニック障害を持つ方たちは、普段でも外出することにいろんな不安や心配を持っている。特に電車の途中停車。駅と駅の間に挟まれて、今すぐにでも電車の中から飛び出したい。緊急ボタンも押したくなる。あれは死にたくなるぐらい嫌な体験。

 

実際日常の電車の運転見合わせは一部、そういう方が耐えられず緊急ボタンを押したことが原因だと思われる。そういう時、私自身はいつもどこか理解できる気持ちになる。(一度でもパニック発作を体験すればその気持ちは分かる)

 

で、コロナになったことで、みんなマスクつけるのは普通になるが、これはパニック障害の人たちにとっては、もう大変なこと。

 

日頃から、いつ呼吸しづらくなるのか怖くて怖くてしょうがないのに、マスクを付けると、ますます息しづらい気持ちになりやすい。

 

多くのパニック障害の方たちにとって、抗不安薬は絶対手放せないもの、これがないとそもそも外出できない。

 

また、その多くの方たちは、「飛行機乗るなら、その旅行は諦める」「会社遠いけど、自転車で行く」「電車が必要な仕事は応募しない」もう諦めて「家の近所までしか出かけない」などなど

 

 

ただ、パニック障害はもともと不安の病気だから、ずっと家にいるのも不安が募る一方、まさに負のサイクル。

 

このどうにもならない、八方塞がりの気持ちはパニック障害の方たちがずっと抱えながら生活している。もう、つらくて仕方がない。

 

お酒や抗不安薬で手っ取り早くやり過ごす方もいるが、これでいいとは誰も思わないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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我々心理や精神福祉関係の人達は「生きづらさ」って単語を好む人が多い。

 

ネットの記事や流行りの小説映画などを見れば、人付き合いってどんどん大変になっているように感じる。人付き合いって疲れるって思ってる人のほうがむしろ多数派ではないかとさえ思う。

 

私の中では、いくつかのタイプ分けをしている。

 

①普通の人

こういう人は多いではないかと。別に何か偏った性格や思想を持ってるわけではなく、単に付き合いしにくい人と出会ってしまった。

実際、うまく付き合えてる仲間やパートナーもちゃんと持っていて、人と仲良くなること自体には抵抗はない。

昔の日本(江戸時代とか)は価値観が単一で、お互い同調しやすい。

今ではそれぞれ考えが違いすぎて、関係性も複雑になって、誰とどれほど距離を取るのか図るのに相当疲れる。

これは、特定の相手や環境に反応するタイプ。

 

②発達障害

発達障害の方が相談しにくると、九割方人間関係で悩んでいて、出来ればその付き合いから逃げ出したい。

主訴となることは、「自分は○○はどうしてもほかの同僚のようにうまくできない」「いつもミスしてる」ってなるけど、実際そんなことが周りから指摘されるまでは普通に過ごせてる。批判されて、否定され続けてから不調になった。

子供の場合、幼稚園や小学校などの体験で、成長したあとも人付き合いを好まない傾向がある。

ただ、少数の気の合う相手や、安心できる相手とは仲良く付き合える。人と仲良くなる欲求をちゃんと持っている。

これは、過去の人間関係のトラウマで反射的に回避するタイプ。

 

③回避性パーソナリティ

たまには、回避性パーソナリティの方と出会う。自己評価は物凄く低く、自信が持たず。

「私なんか出しゃばって、逆にみんなに迷惑かける」「みんなのために何かしたいけど、私がいないほうがみんなもやりやすいかな」という信念をなかなか手放せない。

人と仲良くなる欲求はむしろ②よりも強いが、周りから好かれても逃げ出してしまう。

これは、もともと性格の気質や、幼少期の体験や家庭環境が背景にある、なかなか変わりにくいタイプ。

付き合いし続けるのにかなり根気がいる。

 

④統合失調症

特に重症の統合失調症の場合、基本「他者」とは自分に害をもたらす存在なので、誰であろうか怖い。長年付き合いし続けてきた親族や医者にさえ一瞬怖く感じることもある。

これは、病気のタイプ

 

⑤スキゾイドパーソナリティ

現場で出会うスキゾイドの方は、病的な部分を持たず、そこそこ適応できる人が多かった印象。

「感情」と言うものから距離を取っているので、基本は感情的なものと向き合わない。何があったもそんなに喜ばないし、悲しくなったり、怒ったりすることもしない。

言い回しや、比喩隠喩も得意で、すぐに言葉の裏の意味を気づくし、空気の変化をもすぐ理解できる。

ただ、人間と仲良くなる欲求も、親密関係を作るのにもまったく興味がない。

感情的なものをほぼ表現しないから、嫌になったりはしないけど、人付き合いが多くなると疲れて眠くなる人が多い。

また、攻撃的になることもなく、怒ったり嫌味いったりイライラしたりすることもほぼないので、周りから好かれやすい。

でも人とは関わらない。自ら関わろうとしない。向こうから関わってきたらある程度付き合う。なんとも思わない。嫌だな―面倒くさいなーとかもあまりない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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パニック障害や不安障害で相談しにくる方は多い。軽いうつ状態になっても、みんな受診や相談しにこないことも多いけど。パニック障害や不安障害になると逆になる。

 

理由は

①行動が制限される(電車乗れない、バス乗れない、飛行機乗れない、エレベーター入れない、会議室入れない、カラオケ行けない)

②自分の身にとんでもないことが起きてる感覚に支配される

 

一度パニック発作を起こしたことのある人なら分かるが、あの言葉でなかなか表現できない、なのに自分ではどうしようもできない感覚はとにかく嫌すぎて、できれば二度と体験したくはない。パニック発作が起こした時に、どんな重要なことでも一旦置いて、とにかくこの場から逃げたいとなる。

このように、よほどちゃんと話を聞いてくれる相手でないと、「へえー大変だね」で済まされて、伝わりにくいことが多いでしょう。

 

また、発作が起きる時に、自分は今から死んでしまうような恐怖や、自分は不治の病にかかってしまったという恐怖の感覚を持つゆえ、ほかの精神疾患よりも受診や相談しに来やすい。

 

パニック障害や不安状態の女性はクールで有能の人が多いイメージ。とにかく責任感が強くて、誰よりも課題/業務に対して一生懸命で、自分の目指す目標も高く、仕事でも家事でもテキパキとこなせる。馴れ合いもせずに、自立的な印象がある。相談しにくると、なかなか自分の話をしたがらず、プライベートの事象を聞くと物凄い警戒心を向けてくる。(根は怖がりなもので)

 

パニック障害や不安障害の男性は、天の邪鬼で、甘えん坊な印象がある。同じように、男性グループでは目立つタイプではなく、一生懸命とコツコツと業務を完成しに行くところがある。特に成年の場合、企業では抜擢されることも多く、仕事に関しては一目置かれて、かなり信頼されやすい。ルールや予定などが計画通りに進めたら安心感を覚えて喜ぶ。予定が狂ってしまうと怒りやすい。根は甘えん坊なので、親しい相手(父親ぐらいの歳の医師とか、女性のカウンセラーとか、恋人とか)には子供のところをかなり示す。

 

 

あくまで一つのステレオタイプの印象で、みんなそうとは限らない。

 

 

 

 

 

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精神科や心理相談に通ってることは、未だに悪いイメージ持たれることが多い。

 

「あの家族精神科に通ってるぜ!」など、現場で患者さんや相談者の話を聞くとそういう人は多くいることは気づく。(従事者としては毎回ショック受ける)

 

それもあって「うつ病」は自分とは無縁なもの、と思う人、思いたい人はかなり多い。

 

そして実際受診したり相談したりしたことのある人は知ってるでしょう。

私達は毎回「うつ病」と「うつ状態」とは違うものよ!と説明しないといけない。

 

うつ病→栄養不良

うつ状態→お腹すいた

 

と私はよく例える。

 

うつ状態はみんな誰しもが体験したことのある状態。一日の中でも、うつ状態になったり、回復したりのサイクルがある。

誰もがお腹すいたり、疲労が溜まったりすると、うつ状態になる。

 

「なんだかダルい」「やらないといけないことはあるけど、なんだダラダラして携帯をいじって、数時間無為に過ごした」「どんな楽しいものを見ても、特になんとも思わない(無感動)」「別に機嫌悪いわけじゃないけど、まぁ、疲れたかな、気にしないで」

 

などなど、もともと明るい時もある、元気な時もある人が、一時的に無感動、無表情、何事にも興味ない、何もやりたいと思わない状態になったら、それが「うつ状態」の可能性が高い。そして、性格によって、食欲低下や食欲亢進になったり、不眠になったりする。(不眠が長引くとやっと受診や相談しにくる)

 

このようにうつ状態はごく普通の気分の変化で、ほとんど誰もが経験している。言い換えれば、もともとは大したことじゃない。ただ、それが長引くと悪いことになる。例えれば、お腹すいた状態が長引くと栄養不良になる、みたいな。

 

実はみんなそれぞれ、うつ状態から回復するスキルを身についている。器用な人ほど自分に関する知識をいっぱい持っている。「私は○○するとすごい疲れるんだよー」とか「俺は○○すると疲れが取れる!」とか、これ全部自分に関する知識。

 

このうつ状態から回復する能力は、個人差があり。人によっては、すぐうつ状態から回復できる人もいれば、なかなかうつ状態から回復できない人も多いでしょう。

 

うつ状態になる原因は、①疲労と休憩不足、②感情の抑圧、③報われない努力、④喪失体験、この4つが一番印象的。

 

①疲労と休憩不足

やることが多すぎて、責任が重い、こういう単純な疲労は簡単に人をうつ状態にする。

また、ちゃんと食べれてない、ビタミンやミネラルが足りない、ちゃんと寝れてない。など休憩不足のこともある。

ここで一つ気をつけるべきことは、「好きなこと」「趣味」やるのはいい休憩になる。「趣味やらないで、ちゃんと休んだほうがいいよ」は間違い!一日疲れたら、「好きなことをやろう!!」これが一番の休憩!

 

②感情の抑圧

これは①の疲労とは同じ。自分の気持ちを無理やり抑え込むのは物凄い疲れることです。仕事やトレーニングや家事なんかより、得意ではない相手と食事会するほうが、ずっとあとでぐったりと疲れてくる。

言いたいことをいわずに、悶々と家事育児をやり続けるのはとても疲れるものです。

イラつきを抑えて、仕事相手と業務を進むのもとても疲れることです。

炎天下でランニングなんかするよりずっと疲れるんです!!!

 

③報われない努力

「二年間不妊治療をやってきたが、うまくいかなかった。」「ずっと担当していたプロジェクトが、ある日急に同僚の○○さんに移された。」「仲良くしようと頑張ってきたが、ますます嫌われた」「勉強はしてたつもりだけど、成績が上がらなかった」

端から見れば、なんて報われないんだろうと悲しくなるぐらいだけど、本人が語る時は意外とケロッとしていた。これまで、本人が一生懸命で頑張っていれば頑張っていたほど、そのダメージは大きい。ケロっとしているのは、悲しい気持ちを抑圧している。

 

④喪失体験

「去年、父が亡くなりました。」「実は10年前に、当時2歳の息子が…事故で…」「半年前から夫が病気になった。」「大好きなクラスだったけど、もう中学卒業になった。」「○○芸能人のライブに行くのが唯一の生き甲斐だったけど、今はもういけなくなった。」

その人にとって生き甲斐や重要な存在としたものが、ある日、心の準備ができずに奪われる体験は深刻で、慢性的なうつ状態を誘う。とことん悲しんでいれば、またマシだけど。そういう時、どう悲しめばいいか、意外とみんな分からないんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「すべての悩みは人間関係の悩み」と偉い人は言っていた。(名前は忘れた)

 

「仲間はずれ」は誰もが直面する難しい問題。学生でも、会社員でも、主婦でも、芸能人でも、趣味の集まりでも。

私達の現場でも毎日のようにこの問題に直面する。健康な人でも、健康度の低い人でもこの話をしてくれる。

 

単刀直入に答えから書くと「仲間を作ろう」ってなる。(でなければカウンセリングにでも行くか)

 

 

――普通に生活してるのに、○○さんから自分が仲間はずれの張本人(首謀者/加害者)とされる体験は意外と多い。

 

普段は被害者の話をよく見かけやすいが、なぜか加害者にされて悩む人も少なくない。

 

仲間はずれは物凄い傷つきを与える体験で、決して些細なことではない。どんな強い人でも、長期間に仲間はずれされると精神面がおかしくなる。

女性に限らず、男性もこれに悩む人は少なくない。しかも、男性の場合、本人がよく分かってないことも多い。「なんか知らんが、とにかく気に入らねぇ」って言われて、さらに聞いていくと、(この人仲間はずれされたかも)と分かることもある。

 

■加害者にされる場合

加害者にされるのは、自分自身だけではなく、自分の子供はある日加害者にされるケースもある。

加害者にもいい人と悪い人がいる。

被害者にもいい人と勘違いしてる人がいる。

ちゃんと相手の話を聞かないと、結局はどういうことなのか分からないでしょう。

 

①いい人が加害者にされた場合、自分では普通に付き合っているのに、相手がなぜか付き合ってくれなくなり、ある日自分が仲間外れしたと噂されて、嫌ですねこういうの。困ります。

 

②少数ではあるが、意図的に相手を孤立する人もいる。

 

③もう一つよくあるパターンは、自分としては別にあからさまに仲間外れはしてないけど、正直内心相手のやり方や相手の不適切な言動のことをよく思っていない。とは言え、別に何か相手を孤立しようとしたこと何一つしてない。仲間外れの加害者にされて心外。こういう場合、単に合わないってことで、別にどっちが悪いとか、そういうことはないと思う。

私達のコミュニケーションの20%は言葉だけど、残りの80%目線や仕草で伝わるもの。本当にすぐ伝わるんだよ。敵意って。

気に入らない相手と付き合っても楽しくないので、好きな相手とだけいっぱい時間を過ごしましょう。

もし「なぜ私が、こうもいろんな人を気に入らないと思ってしまうんだろう」って思ってたら、カウンセリングに来ましょう。

 

■被害者の場合

④多くの場合、私達は大変な被害者と出会うことが多い。話を聞くと、その相手は「なんて悪い人だ」ってこっちまで感じてしまう。もちろん、そういう人「から離れて過ごしましょう!」って言うが、不動産や仕事や婚姻や血縁などの現実の事情で、そうも簡単にいかないことがほとんど。簡単に嫌な人から離れることができたら、誰も悩まないよね。

 

⑤中には一部、ずっと話を聞いていくと、「あれ?相手は普通にしてるだけじゃない?」って思えてくることもある。実際、被害感を感じやすい方もいる。過去のトラウマ体験や、幼少期の家庭環境の影響で物凄く敏感に「自分は嫌われてる」と感じる方もいる。

 

■解決法

簡単な解決法はない、私達としては最大限の努力をつくしかない

 

最初の方でも書いたけど、仲間がいないとここ苦境から脱するのはなかなか難しい。仲間がなかなか築けない方は、カウンセリングに来ましょう。カウンセラーの仕事はクライエントの仲間になることです。

というのも、ずっと一人で出来事を考えし続けてしまうと、どんどん何が本当か何が気のせいか分からなくなる。一つの考えをまとめても、それに自信が持てない。そういう時に、第三者の視点がどうしても必要。

例えば、①と④の場合、仲間と一緒にとにかく相手の悪口をいっぱい言いましょう(笑)。一緒に悪口を言ったり、対抗策を一緒に考えたりすることが重要。ここは、別にいい策を思いつくことは重要ではない。一緒に考える時間が重要。そういう時間があると、傷ついた心が癒やされる。

それもあって、一人で本を勉強してもカバーできない部分があるから、仲間、第三者が必要となる。

 

②③はやや難しい。まず自分自身からはなかなか新しい視点を獲得しにくい状態なので、まずは信頼できる人と話してみよう。ただ、②と③は自ら動くことのできる状態なので、話してるうちに今まで気づかなかったものを気づけるかもしれない。

 

一番難しいのは⑤、まず自分でなんとかして解決できることではない。仲間、第三者から働きかける必要がある。本人から問題点を探すのではなく、まずは仲間になってあげて、安心感を覚えさせないと始まらないでしょう。傷つく体験から離れて、楽しい時間を築いて、強い不安感が取れてから、初めて傷つき体験を振り返ることが可能。

 

そんな感じで、仲間が必要ってこと。ひとりだと、体が一つで、頭も一つ、違った視点を持つことは困難、違った視点を持つと今回は何が本当か何が正しいのか分からなくなってしまう、混乱しちゃう。

 

 

 

 

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