医療機関との「マッチング」という視点について
病院を受診する際、
「この症状ならこの診療科」と比較的すぐに判断できる場合もあれば、
最近ではITに詳しい方などは ChatGPTなどのAIに症状を入力して、考えられる病気や受診すべき診療科を知る こともできるようになりました。
そのため、以前に比べると
「どの診療科にかかるか」自体は、そこまで難しくなくなってきた と言えるかもしれません。
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精神科受診が難しい理由
一方で、精神科の場合は少し事情が異なります。
•最初から「メンタルの問題かもしれない」と思って精神科を受診するケース
•体の不調だと思って内科や耳鼻科を受診し、検査では異常が見つからず「精神的な要因の可能性がある」として精神科受診を勧められるケース
このように、精神科にたどり着く経路自体はさまざまです。
しかし、実は本当に難しいのは
「精神科かどうか」ではなく、「どの精神科に行くべきか」 という点です。
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精神科にも「得意分野」や「診療スタイル」の違いがある
内科の場合でも、
•内科全般を幅広く診るクリニック
•糖尿病・内分泌に強い医師
•循環器(心臓・血圧)を専門とする医師
など、同じ内科でも得意分野(サブスペシャリティ) があります。
精神科も同様に、医療機関ごとに守備範囲や診療スタイルは異なります。
•精神科全般を幅広く診るクリニック
•児童精神科や発達障害を中心に診ているところ
•トラウマや依存症など、特定のテーマに力を入れている外来
★さらに、
精神科の中でも治療の軸はさまざまで、
どちらかというと薬物療法を中心に行っている医療機関もあれば、
心理士が多数在籍し、心理療法やカウンセリングに力を入れていたり、m-ECTなど薬物以外などの治療を行っているところもあります。
逆に言えば、
「この分野はあまり扱っていない」「専門外である」ケースも少なくありません。
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ミスマッチが生む不幸
こうした専門分野や診療スタイルの違いを理解しないまま受診すると、
•患者さんは「思っていた診療と違う」「期待していた関わりと違う」と感じる
•医師側も、本来得意ではない領域の診療を続けることになったり、折角受診して頂いたのに無駄に終わる
結果として、
患者にとっても、医師にとっても不幸なスタートになってしまうことがあります。
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ミスマッチを防ぐためにできること
こうしたミスマッチを防ぐために、
患者さん側でもできる対策があります。
•医療機関の 公式ホームページを確認する
•どのような疾患・年齢層を主に診ているのか
•薬物療法が中心なのか、心理療法にも力を入れているのか
•口コミや体験談を参考にする
•実際に受診した人の感想は、診療の雰囲気を知る手がかりになります(もちろん、すべてを鵜呑みにする必要はありません)
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自分を守るための「事前準備」
受診前に少し情報を集めるだけでも、
•無駄足になる事を防ぐ
•不必要な出費を抑える
•そして何より、気持ちの消耗を防ぐ
ことにつながります。
精神科受診においては、
「どこに行くか」も治療の一部です。
なるべくミスマッチを起こさないための準備は、
患者さん自身を守るための大切な行動と言えるでしょう。
追記: 精神科に受診しようと思うくらいメンタルが追い詰められてたら調べるという行為も大変かもしれません。当院では予約のお電話の際にミスマッチがないように患者様の状況をお伺いしてご案内しています。
当院は発達障害は得意分野とはしておらず、発達障害かどうか知りたいという方には心理士が在籍している他医療機関への受診をお勧めしておりますが、
発達障害を専門としている医療機関がなかなか予約がとれないところが多いためか、専門でないにもかかわらず、どうにかみてほしいとゴリ押ししてこられるケースもありますが、待ち時間があってもミスマッチは避けた方が良いかと思われます。
ジン•メンタルクリニック