皆さん、こんにちは!
ひなたです気づき

 


私は心理士なので、当たり前のように
カウンセリングに来てくださった方のご相談をお受けしていますが

「誰かに相談するのはハードルが高い」
そんな風に感じている人は決して少なくないのではないでしょうか。

 

なぜなら、相談とは“ただ誰かに話す”という単純なものではなくて
《自分が目を逸らしたいと感じている現実と向き合う行為》でもあるため
その方の心の中で準備ができていない状態だと、とても負担に感じられるものだと思います。

 

 

 ただ、日々のカウンセリングで相談に来てくださる方々の話をお聞きしていると自分の胸の内を人に話すことで、心が軽くなったり、それまでなかった見方ができるようになったりするため、
「誰かに相談する勇気を持てずにいる方々にも、自分のペースでいいので“内側にある本音”に少しずつ触れてほしい」という気持ちはいつも私の心の中に存在し続けています。

 
そこで今日は、人に相談する前に「自分一人でできる心の整理法」を4つご紹介したいと思います。

これらの方法は、私も普段の生活で実際にしている方法で、ぜひ皆さんにお伝えしたいという想いの胸に、奮闘しながら言語化しました。
きっとどの方法も皆さんのペースや安全を守りながら取り組めると思いますので、ぜひとも参考にされてください!

 

 


1.“悩んでいる自分”と“観察する自分”を分ける

 

人は誰しも怖いという感情が強くなると、心や頭が危険を察知して警報が鳴ることで、それ以上考え続けられなくなってしまうことが多いです。
そのため、そのような時には、紙を左右二つに区切って、こんなことを書き出してみてください。

 

左:悩んでいる自分の言い分(思いのままに書く)
右:観察する自分のコメント(事実や気づきだけを書く)

 

例)
左:「また同じことで悩んでるな。私はやっぱり弱いのかもしれない。」
右:「弱いと決めつけているけれど、よくよく考えたら、いつもと同じことで悩んでることに前よりも早く気づけているな。」

 

 こんな風に、「あ、私は今こんな風に感じているんだ」と自分の内面と少し距離を持てるようになるだけで、不思議なことに自分を責める勢いがふっと弱まり、現実の見え方も変わり始めます

 
 

 

2.小さな質問リストを使って“自分とのお話ノート”を書く

 

相談が怖いと感じている方の頭の中には、きっと“悩み”が大きな岩のようにドンとあるような状態だと思います。
そのため、この岩を少しずつ小さくして、悩みに圧倒されずに一つずつを抱えられるようになっていくことが大切なので、大きな問いを小さな問いに分けて取り出してみてください。

 

具体的に、お話ノートには、
今、一番困っていることは?
・本当はどうしたいと思ってる?
・何が怖いのかな?
・その奥にあるあなたの願いは何?
・もしもあなたの大切な人が同じ状況ならどんな風に声をかける?

・これらを踏まえて、今あなた(私)はどうしてみようと思う?

 

 これらに一つずつ答えてみてください。
 

そうすることで、“自分が本当に求めているもの”がじわじわと浮かび上がってきて、繰り返し行っていくうちに、少しずつあなた自身があなたの相談相手になれるようになっていきます。

 


 

3.“未来の自分”と約束をする

 

これ実は驚くほどの効果があります!
 

具体的にどのようにするかというと(2.の取り組みも活かせると思います)

1.今の不安や悩み、苦しさをそのまま書く
2.「それを今回はどのような想いで、どのような選択をしようと今考えているのか」について書く
3.(もしもその後、その選択をした結果がでたら…)今回の出来事から自分はどのようなことを感じ、これからはどうしていこうと思うのか(=未来の自分との約束)について書く

 

例)
1.職場の同僚の一人にいつも自分のことを見下したような嫌味を言われる。言われることも辛いし、それを他の同僚に聞かれているので、周りからもどう思われているか心配…

 

2.嫌味に堂々と言い返す勇気はない。でも、今は嫌味を言われてもヘラヘラ笑って受け入れてしまってる状態だから、そんな自分はもっと嫌。だから、今度からはヘラヘラ笑うのは止めて違うことは「違いますよ」とちゃんと言おう。(※実際に勇気を出してやってみる。)

 

3.これまでとは違う私の反応に相手も驚いたのか、嫌味を言われる回数が明らかに減った気がする。やっぱりこれまでは何も言い返さなかったから、言われたい放題だったのかもしれない。でも、そんな風に周りから扱われる自分は嫌だし、それを許さないことに決めたら、周りも変わったと思うから、これからも私のことを理不尽に馬鹿にしたりしてくる人には毅然とした態度をとって自分を守るぞ!

 


私は手帳に色々自分の気持ちや考えを整理する際、必ず最後にこの“未来の自分との約束(誓い)”をするのですが気づいたときにはその時の約束や誓いの通りになっていて、今では私の周りがとても居心地のいい人や環境に囲まれて過ごせるようになっています。

 
 

 

4.“決めない日”を作る

 

「向き合う=決断する」というわけではないと私は思っていますが、人によっては、「何かに向き合うということは、そこで答えを出さないといけない」と感じてしまい、相談することがますます怖くなってしまうこともあると思います。

 

そんな時は「今日は向き合うだけで十分!決めなくてOK!」と決めてから向き合ってみてください。

 

「答え」というのは、いつも必ず自分で出せるものばかりではなく、周りの人や環境などに身を任せているうちに、何となく見えてくる(たどり着ける)ものも、きっとあると私は思います。

 

ですので、無理に答えを出そうとしなくても大丈夫なので、ただただ自分の心に触れてみることだけに集中してみてくださいね。

 

 

ということで、ここまで4つご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?

 

~ここまで読み進めてくださった皆さんに最後にお伝えしたいこと~

 

相談が怖いと感じるのは、決して弱いからじゃありません。
それだけ現実と向き合うことの過酷さを知っているということ。
つまり、真剣に目の前の現実と向き合ってきた過去があるということだと私は思っています。

 

誰にとっても、目の前の現実を向き合うのは大きな勇気が必要です。
ですが、人に話す前に“自分と話す”ということは、それほどの負担を感じずにできるのではないかと思います。

 

 

この積み重ねが少しずつ皆さんの心を整えてくれて
「誰かに相談してみてもいいかな」という小さな勇気ある選択を後押ししてくれると私は信じています。

 

このブログを読んでくださった皆さんが、これから自分に優しく向き合える時間を増やしていけますように。

 

 

 

それでは皆さん
今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

皆さん、こんにちは!
ひなたです気づき

 

私は現在、人間関係に悩んでいる方に向けて書籍を執筆中です。
((株)GalaxyBooksさんから出版予定です。)

私たちは、実際に人と関わっているかどうかに関係なく《人間関係》から逃れることができませんよね。
だからこそ、
人間関係で密かに悩んでいる方にとって、わずかな希望の光になれるような本を届けたい
そんな願いを込めて書いていますキラキラ

今回のお話は、その書籍でも少し触れている
私が昔自分の心に負担をかけすぎて心身が耐えられなくなったときのこと”についてです。

今では当たり前のように「心と身体は連動しているんですよ。だからどちらのことも大切にしましょう」と相談者さん達にお伝えしている私ですが、
そのことを身をもって実感したときの出来事についてお話させていただきます。


その出来事が起きたのは、すでに心理学を学び始めていた頃でしたが、
このときの経験は《健康は決して当たり前じゃない。心を無視すると体はこんなにも蝕まれるのだ》という大切な心得を私に教えてくれました。


大学時代の私は、念願だった心理学を楽しく学びながら、サークルなどには入らず個別指導塾の講師のバイトに明け暮れる日々を送っていました。
気づけば大学4年生になり、大学院進学を目指す私は受験勉強と卒論に追われ始め、普段は一点集中型の私なのですが、この時ばかりは「悠長にしていられない!」とマルチタスクで走り続けるしかない状況でした。

そのような状況でも、ありがたいことに受け持たせてもらえる生徒さんはたくさんいて、その中には受験を控えた生徒さん達もいました。
自分の人生がかかっているのと同じように、生徒さん達の人生もかかっているんだから、絶対に手は抜けない!!
そう強く感じながら、受験勉強×卒論×バイトの3つに同じだけのエネルギーを注ぎ続けていました。

しかしある日、いつもの通学がとても辛くなっていることに気づきます。
少し自転車をこいだだけで動悸が激しくなり、階段を少し登るだけで息が切れて、汗が止まらない。
朝は耐えられない頭痛と吐き気に襲われて、大学に間に合わないと焦る日も何度もありました。
それでも私は「運動不足かな?」と、軽く考えて過ごしていました。

そんなある日、医療機関に勤めていた母の直感で受診することになり、採血の結果――原因がようやく判明しました。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)

命に直結するわけではないですが、主治医の話から“軽く考えてはいけない病気”だと理解した時は、絶望感でいっぱいになりました。
「なんでこのタイミングで……夢に近づこうとしていたとても大事な時期に、どうして……」
と自分の身体を労わってこなかったことを深く後悔しました。

甲状腺機能亢進症は自己免疫疾患の一つです。
つまり“身体の指令が狂うほどのストレスを抱えていた(心身症)”ということになります。

思い返せば、その頃、バイトへ向かう電車の中で涙が勝手に溢れる日もありました。
「私は何者なんだろう。大学生でもあり、受験生でもあり、先生でもある。いっぱいいっぱいのはずなのに、今一番長い時間は“先生”でいること…私は今のままで本当に大丈夫なのかな?」

心理士となった今の私が見れば明らかな非常事態で、「このままではまずいかもしれません。今すぐに少し休んだ方がいいです。」と言うはずです。


そのくらいに心が悲鳴をあげているサインが出ていたにもかかわらず
当時の私は、自分を守る行動を取らず、現状を変えようともしなかった結果が、病気という形で現れたのです。


その後は、ドクターストップがかかり、生徒さん達と最後まで一緒に頑張りきれずにバイトを辞めざるを得なくなってしまいました。
卒論と受験はなんとか最後までやり切れたものの、生徒さん達に何も言えず突然いなくなったことへの申し訳なさや無力感で、落ち込む日々が続きました。


なんとも言えない気持ちのまま大学院へ進学することになりましたが、そこで大切な人たちとの再会と支えを経験することができました。

一つは、担当していた生徒さん達との思いがけない再会です。
みんな再会を喜んでくれ、一緒に勉強を頑張ってきた日々について感謝の気持ち伝えてくれました。
あの時、私が辛くても笑って頑張り続けられたのは、生徒さん達と過ごす時間と彼らの存在で、たくさん助けてもらったのは私の方なのに…と涙が止まりませんでしたぐすん

そして、大学院で出会った同期は、通学が難しくなった私を支えてくれました。
その人の存在があったから大学院生活を無事に乗り越えられたと思っていて、今でも心から感謝していますおやすみ


私は自分で自分を追い込み、心を無視した結果、身体を壊しました。
でも、病気は「心と体はつながっている。どちらも蔑ろにしてはいけない」という大事な真実を身をもって教えてくれたので、心理士となった今、この経験から学んだことを多くの方に伝え続けています。

 

ここまで読んでくださった皆さんの中で、ほんの少しでも「ドキッ」とされた方がいらっしゃれば、この機会に一度立ち止まってみてください。


普段、カウンセリングをしていると
「気持ち/感情」の取り扱い方についてご相談を受け始めることが多いのですが、深く話をお聞きしていくと「身体にも異変が生じている」という方が少なくありません。
そのような場合には、身体の反応から、その方の中にある「本音」や「今の心の状態」が見えてくることが多いので、相談者さん達と探っていきます。

 

自分の心に嘘をついたら、身体がサインを出して教えてくれます。
そして、身体からのサインを無視したら、その方が自分の本音ときちんと向き合おうとするまで、身体はさらにやり方を変えて知らせ続けてくれます。
それが長引くほどに、回復にも多くの時間を要することにもなります。

 

決して脅すつもりはないですが、
自分の心を大切にすることは、自分の身体を大切にすることにも繋がり
自分の心身を大切にできていたら、周りの人たちとの関係を大事にする余力も出てくるはずなので、このことをどうか忘れないでいてください。

このブログを読んでくださった皆さんにも
“自分と周りの人たちを大切にするためにも、まずは自分の身体と心を大切にしよう”
そんな風に感じていただけると嬉しいです。


それでは皆さん
今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

皆さん、こんにちは!
ひなたです気づき

 

 

私は普段、小学生くらいから60代くらいの方々とカウンセリングをさせていただいていますが、
子どもさんの相談を保護者の方がしに来てくださる場合もあります。

親御さんがカウンセリングを受けてくださると
「子どもにも〇〇さんのカウンセリングを受けてほしい」
「うちの子どもの学校のカウンセラーになってほしい」
といったお言葉をたくさんかけていただきます。


とてもありがたい反面で、
「どうしてこんな風に言っていただけるのだろう?」と
不思議な気持ちになることが何度もありました。

そんな中で、きっとこの言葉の背景には
“心理士としての信頼”が存在していて、そこには
《人が誰かを信頼するときのヒント》
が隠れているようにも感じました。

 

ですので今回は、

私がありがたいお言葉をいただける背景を振り返りながら、
《人からの信頼を得るヒント》を探っていきたいと思いますキラキラ


まずはじめに、私は相談者さんから
「心のメカニズムを分かりやすく教えてくれるから理解しやすい」
「〇〇さんは絶対に嘘をつかない。だからどんな言葉も信じられる」
というお言葉をよくいただきます。


これはきっと専門性の話だけではなく、
自分の“関わり方そのもの”が、
その方の安心や信頼につながっているのではないかなと
私は感じています。


「心」について説明して、理解していただくには
抽象的な言葉ではなかなか届きません。


そのため、私は相談者さんに
心の動きについて説明するときには
「どうして苦しくなるのか」「何が反応しているのか」ということなどを

専門用語を使わずに

頭の中でイメージしやすい形でお伝えするように心がけています。


どの心理士も同じようにしているかはわかりませんが、

私がここまで丁寧にお伝えする理由…

 

それは
心の中で生じていることについて
“自分ごと”として理解できたとき
人は初めて安心し
前に進む力を回復していくことができる

と感じているからです。

 


もうひとつ、私が心がけていることは、
相談者さんに対して“いい加減な応答はしない”という姿勢で、
これは相談者さんに限らず、

誰と関わるときにも一貫して大切にしています


その弊害も実は少しあって、
普段の会話でも応答に若干の間ができて
相手の方にツッコまれることもあるのですが…(苦笑)

実は私はこの「間」に「どのようなお返事をしよう」とめちゃくちゃ考えています。
きっとこれほど深く考えなくとも
気休めの言葉で励ましたり、綺麗ごとで包んだりしても、

相手にとっては一時的に楽になることはあるのだと思います。

 


それでもどうして私はそのようにはしないかというと
私にとってその行動は
「相手のことを真剣に考えているとは思えないから」
です。

そのため、たとえ耳に痛い内容であっても、
それがその人の回復にとって本当に必要だと思えば、
私は誠実に伝えるようにしています。


そして、ここもぜひ
皆さんに知っておいていただきたいところなのですが


どの相談者さんも不思議なくらいに

こちら側の本気”を敏感に感じ取ってくれています。
 

だからこそ、誠実さが伝わり、
結果として「信じられる」という言葉につながる
のではないでしょうか。

 


そのほかにも、私が大切にしていること、
それは“相談者さんの強さ”を見つめること。

どれだけ苦しくつらい最中にいたとしても、
その人自身の中には必ず回復力があります。
そこを見落とさず、丁寧に拾い上げて共有していく。


この関わりがきっと、
相談者さんにとって「この心理士は大丈夫かもしれない」という感覚を

育ててくれているのではないかと感じています。

心理士は、ただ優しいだけでは務まりません。
相手の本来持つ力を信じられるかどうか
その姿勢が信頼のベースになるのだと私は実感しています。



ここまで心理士としての私の在り方についてお話ながら分析してきましたが、

結果を簡単にまとめると

1. 誠実であること
(例:分かったふりをしない、できることとできないことを素直に伝える、約束や言ったことをどれだけ小さくても守るなど)

2. 相手の力を見つけ、信じる視点を持つこと
(人には回復力以外にも、耐える力、踏んばる力、人を想う力、挑む力、吸収する力、生かす力など様々な力を秘めていますので、その人の強みを見つけて信じてみること)

 


これらの積み重ねが、
誰かからの信頼につながるのではないかと私は感じます。

 

 

つまり
《信頼》は特別な才能ではなく、
日々の丁寧さの積み重ねで育っていく
ということ

 

 

だからこそ、誰にでも育てていくことができると
私は信じています虹
今日、皆さんが選んだ小さな誠実さが、
未来の誰かの安心や信頼につながっていきますようにおやすみ


それでは皆さん
今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!