皆さん、こんにちは!
ひなたです![]()
突然ですが、皆さんは
ご自身のことを「どんな人」だと思っていますか?
実は、カウンセリングなどでさまざまな方のお話を伺っていると
「自分は人を傷つける人間なんです」
「私がいると周りに迷惑をかけてしまいます」
「私は邪魔な存在だから、人と関わらない方がいいと思っています」
時々、このような言葉をお聞きすることがあります。
こんな言葉を聞くと、おそらく多くの方は
「そんなことない」
「あなたはそんな人じゃない」
と伝えたくなると思うのですが
実はこのような言葉をその場でお伝えしても、すんなり相手の心には響く(届く)とは限らないことが多かったりします。
そんな経験を繰り返してきたことで、いつの頃からか私は、このような言葉を聞いたときに
「この方は、どうしてここまで自分のことを危険な存在だと思うようになったのだろう?果たして、本当に“自分の存在だけ“を危険だと思っているのだろうか?」と考えるようになりました。
「私は人を傷つける/迷惑をかける」
「私と関わると、相手が不幸になる」
このように自分を否定的に捉えている方の言葉を耳にすると「自己肯定感が低いのかな」「自分に自信がないのかな」と感じられる方が多いかもしれません。
もちろん、このような理解も理由の一つであると思うのですが、私はもう少し別の視点から考えてみることもできるのではないかなと感じています。
たとえば、その人の中に、
「人はいつ誰を傷つけるかわからない」
「人に近づきすぎると、傷つけられることがある」
「人間関係では、ちょっとしたことで誰かを傷つけてしまうことがある」
というような感覚が心や頭の片隅にあるのだとしたら、もしかするとその方にとって「人と関わること」そのものが、少し怖く感じるものになっているのかもしれないと感じませんか?
もしそんな感覚があるのだとしたら、そんな世界の中にいる自分のことも「人を傷つける側になるかもしれないから危険な存在だ」と捉えるようになっている可能性もあるのではないかな、と私は感じています。
少し不思議な話のように感じられる方がいらっしゃるかもしれません。
だって「私は人を傷つける」と考えているということは、自分を「加害する側」として見ているように感じますもんね。
ですが私は、人との関係を怖いと感じている人の中には「自分が誰かを傷つけてしまうかもしれない」という気持ちだけではなく、その裏側に「自分も誰かに傷つけられるかもしれない」という怖さを抱えていたりするのではないかと感じています。
つまり「加害する側と傷つけられる側」という2択のどちらかに分類されるのではなくて、そもそも「人と人との関係というのは、傷つけたり傷つけられたりする危険なもの」という感覚が、その人の中にあるのかもしれず、その結果「人と距離を取った方がいい」「親しくならない方がいい」「私から離れていた方が相手のためだ」と考えてしまっている状態。
これは一見すると「相手を傷つけないため」に人と距離を取っているように見えますが、実際には「傷つかないために自分を守りたい」という意味も含まれているのかもしれません。
このように私たちは、人との関わりの中で「私はどんな人間なのだろう?/どんな存在なのだろう?」「人と一緒にいることは安全なのだろうか?」ということを探りながら少しずつ形作っていきます。
そのため「自分自身のことをどう見ているか」と「他人のことをどう見ているか」は、切り離して捉えられるものではなく、実は互いに影響し合っているということをどうか覚えていてください。
「自分は人を傷つける」と感じているのがあなた自身なら…
もしも、このブログを読んでくださっているあなた自身が「私は人を傷つける/邪魔な存在だ」「私なんかと関わらない方がいい」と考えることがあるなら「人との関わりについて、自分はどう捉えているのだろう?」と一度、自分の心に問いかけてみてください。
もちろん、すぐに答えが出なくても大丈夫です。
この問いは自分の中にある「ものの見方」を少し客観的に眺めてみるためのもので、良い/悪い、正解/不正解といったジャッジをして、自分を責めたりするためのものではではありません。
あなたのペースで大丈夫なので、ゆっくりと自分の心の中にある「おびえた気持ち」に優しく寄り添ってあげてみてください。
身近に「私は人を傷つける」と話す方がいるのなら…
そして、もしあなたの周りに「私はダメだから」「私と関わらないほうがいい」「私は人を傷つけるから」とおっしゃる人がいるなら「この人にとって、人との関係ってどんなものなのだろう?」と少しその人の立場に立って考えてみてください。
本当ならば、大切な相手が自己否定する言葉を発していたら、ちゃんと否定したくなると思います。
ですが、ご本人がそのようにおっしゃっている真っ只中では、何度「そんなことないよ」と心を込めて伝えても、その方が自分を責め続けるという状況はあまり変わらないかもしれません。
ですので、そのような時にはまず「この人は、人を傷つけたいわけでも、自分を危険人物として認定したいわけでもなくて、人との関係の中で必死に自分を守っているのかもしれない」という風に、相手の言葉の内容そのものだけでなく、その言葉が発せられている背景に目を向けてあげてもらえたら嬉しいです。
「私は危険な人間だ」の奥にあるもの
それでは最後にもう一度。
「私は危険な人間だ」
そんな風に思ってしまうのは、もしかするとあなたがこれまで見てきた
「人との世界の姿」が反映されていることが理由の一つかもしれません。
「私は人を傷つける人間なのかもしれない」と考えてしまう背景には「人を傷つけたり、傷つけられたりすることが怖い」というあなた自身の大切な思いが隠れている可能性があるので、そのような時には一度「私は、人との世界をどんな場所(存在)だと思っているのだろう?」と自分の内側をゆっくりと見つめてみてください。
このように、別の見方(視点)を増やしてみることで、これまではそんな考えが浮かぶ自分を責めてばかりだったところから、これまで見えていなかったものが少し見えてきたり、自分自身のことを少し理解できるようになったりして、自分や外の世界の見え方が変わっていくかもしれません。
それでは皆さん
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



