皆さん、こんにちは!
ひなたです気づき

 

カウンセリングなどで
人間関係で深く傷ついた経験がある方から、
「すごく傷ついて嫌だった出来事やその相手を頻繁に思い出して落ち込みます。どうしたら思い出さなくなりますか?」
「傷つけてきた相手を許さないと、前に進めないのでしょうか?」
という質問をいただくことがよくあります。

 

このような問いの背景には、きっと
「思い出す度にはらわたが煮えくりかえるくらいにしんどいから解放されたい」
「許せない自分は未熟で、執着してるだけなのではないか」
「許さない限り、この苦しさから逃れられないのではないか」

このような不安や焦りが含まれているのではないかなと思います。


では、私がこの問いに対して
いつもどのようにお伝えしているかというと

「無理に許す必要はありません。
目指すゴールは“許すこと”ではなくて、
“自分はどうしたいのか”に気づくことだと思います」
ということ。


嫌な出来事が何度も頭に浮かぶ「反芻」は、
心がまだその時の出来事を処理しきれていない状態であることを示すサイン
だと心理学的にも考えられます。


 

でもね、決して勘違いしないでいてほしいことは
“忘れられないのは弱さ”ではないということ。

 

むしろ、十分に意味づけや整理がなされていないからこそ、
心が繰り返し注意を向けさせているのだと私は考えます。
“まだ整理できてないことがあるから、心の準備が整ったら少し向き合ってみてね”って。



また、「許す」という言葉は、とても曖昧で、
人によって受け取り方が大きく異なります。

相手を理解することなのか。
怒りを手放すことなのか。
なかったことにすることなのか。

私自身は、「許す」とは
“人を許すこと”そのものだけではなく、
出来事を“起きたこととして受け止めること”

も含まれるのではないかと考えています。


これは、相手の行為を正当化することでも、
自分が我慢することでもありません。

「あの時のあの人の言動には、こんな思いがあったのかもしれない。でも、あの出来事は自分にとって傷つく体験だった。」
「私も間違ったことをしたかもしれないけれど、あの時の自分にはあれ以上どうすることもできなかった。」
など、事実として認めるということです。


そして、この事実を認識し直した上で改めて

その出来事に関与している人のことも含めて、
この出来事を自分の人生の中で
どのような距離感で扱うのか、
どのような意味づけをするのか

などについて、時間をかけて決めていくこと。


 

それが反芻するほどに辛かった経験と向き合って
心の整理をしていくことにつながります。

反芻が続くとき、多くの人は
「早く忘れなければ」
「考えないようにしなければ」
必死に自分でコントロールしようとします


ですが、実はこのような努力は
うまくいかないことが多いだけでなく
逆に感情を抑圧し、反芻を強めてしまうことがあります。

 

 

うまくいかない理由…具体例をお示ししますね。

 

それでは皆さん、今から私のお願いする通りのことをしてくださいね。
「今から絶対にパンダを頭に思い浮かべないでくださいね!絶対ですよ。パンダのことを絶対に考えないでくださいね!」


 

…さて、どうでしたか?
思い浮かべないように、考えないようにしようとした時点でパンダが頭に浮かんできませんでしたか?
これが答えです。

考えないようにすればするほど考えてしまう状況に陥ってしまいます。


 

そのため、反芻を手放すために一番初めに心得るといいことは
「もう終わった出来事として捉える」前に
「まだ自分の中で終わっていない部分がある」
と理解し受け入れる
視点です。


その後、前半でお伝えしたように
心の整理を少しずつ進めていくことで
ある時点から、
思い出しても感情の揺れが小さくなっていることに気がつけると思います。

 

これは“許せたから”というよりも、
「自分なりの終着点(折り合いの付け方)が見つかった」
結果として起こった変化といえます。


この終着点の形は、人それぞれです。
大きく距離を取ることかもしれませんし、
関係を終わらせる決断かもしれません。
あるいは、「今は決めない」と決めることだってあるでしょう。
どれも尊重されるべき選択だと私は思います。


急いで無理に答えを出そうとしなくて大丈夫です。
反芻は、あなたを困らせる敵ではなく、
「まだ整理したいことがある」という
心からのメッセージ
だと思ってください。


これからは、心からのメッセージを受け取った時には、自分自身に向けて、このような問いかけをしてみてくださいね。

・自分はこの出来事の何が一番つらかったのだろう?
・本当は相手に何を分かってほしかったのだろう?
・この出来事をこれからどんな距離感で扱っていきたいだろう?
・今の自分にとって無理のない選択は何だろう?

 

 

この答えもすぐに出なくて構いません。
問いを持ち続けること自体が、
心の整理を少しずつ進めていってくれるはずです。

あなたのペースで、
あなた自身の終着点を見つけていってくださいね。
応援しています!


 

それでは皆さん
今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

皆さん、こんにちは!
ひなたです気づき



私は普段、学生さんや社会人の方、人生の大先輩など
幅広い世代の方とカウンセリングをさせていただいていますおやすみ
その中で、学校での友人関係や職場での人間関係について
ご相談を受けることもよくあります。



皆さんのお話を伺っていると
「職場でも仲良い人を作らないとダメだ」
「休み時間にはみんなの輪の中に入らなきゃ(ぼっちはダメ)」

 

こんな風に、無理をしてでも人間関係の輪の中に入らなければいけないと感じて、

しんどい思いをされている方が多いように見受けられます。


果たして本当に

《無理をしてでも人の輪の中に入って関係性を維持しなければならない》
のでしょうか?
この無理による支障が逆に出たりはしていないのでしょうか?


 

 

今日はこのことについて、
ブログを読んでくださっているあなたと一緒に考えられたら嬉しいなと思います。


まず初めに
“ランチは誰と行くか”
“雑談にうまく入れているか”
“飲み会を断っても浮いたりしないか”

 

こんなことを考えながら、自分の属するコミュニティに適応しようとされている方はたくさんいらっしゃると思いますし、私自身も「一ミリも考えない」わけではありません。


 

ですが、このようなことばかり考えてしまうと、頭の中が周りの人たちとの関係のことでいっぱいになってしまい、
本来大切にしなければならない仕事が疎かになってしまう場合もあるのではないでしょうか。


 

実際に、「仕事は好きなんだけど、人間関係の負担が大きくて、会社の居心地が悪いので行きたくない」
このようなご相談を、私はこれまで何度も受けてきました。

 

確かに、職場も集団生活の場とも言えるので、
「うまくやれない自分は社会性が低いのでは」と感じてしまうのも仕方がないかもしれません。

 

ですが、職場は「年代や得意/不得意、好き/嫌いが個々に違っている人たちの集まり」で

「共通の趣味を持つ人たちの集まりの場」とは大きく異なります。


そのため、関りのある同僚全員と必要以上に距離を縮めようとすることは、感性が合わない人にも自分を偽って寄り添う場面も増えるということだと思うので、おそらくどっと疲れてしまうことでしょう。


 

では、私たちは職場や同僚をどのように捉えていけばいいのでしょうか。
少し私なりの考えを記していきますね。


 

1.職場は「役割」を果たす場所

心理学的に見ると、職場の人間関係は「役割関係」です。
友達関係のような「対等で自由な関係」とは、前提が少し違っているのではないかと考えます。

 

つまり職場は、学校でいう「クラスメイト=対等」と違って
「立場」によって「責任」が異なり、職場での行動(成果)を「評価」される場であると言えます。

このような環境の中で無理に「友達のように仲良く」なろうとすると、
自分と相手との境界(バウンダリー)が曖昧になり、心が消耗しやすくなります

 

それともう一つ、一度、想像してみてほしいのですが、
上司と部下が友人のような関係を築いているとき、上司の指示はすんなり通ると思いますか?
もしも、部下の方にとって、上司との慣れ合いの関係が当たり前になってしまっているとしたら、

上司の指示に対して、部下個人の意見や判断を無断で挟んでしまい、仕事が滞ったりするようなことも生じてくるのではないかと私は感じます。



2.「友達を作らない=冷たい」ではない

ここは誤解のないようにお伝えしておきたいことなのですが、
「職場で友達を作らないでいい」というのは、決して
「人を大切にしなくていいです」
「関係を拒絶していいです」

という意味ではありません。

 

 

与えられた仕事をスムーズかつストレスなく進めていく上で

・挨拶をする
・必要な報連相をきちんとする
・相手を尊重する


このような「人と良好な関わり・信頼関係が築ける土台作り」ができていることは必須で大切なことだと思います。

ただし、深い自己開示や、感情の共有までしようと頑張らなくていいです。
これは「壁を作っている」のではなく、自分をしっかりと守りながら、

与えられた役割を果たすための健全な距離を図っているということではないかと私は感じます。



3.距離を取ることで、守られる心がある

職場での人間関係に悩まれている方々の多くは
共感力が高い・気を遣いやすいタイプの人
周囲の言動や雰囲気などから、自分が求められていることを察知し、

「期待に応えなきゃ」「嫌われないようにしなきゃ」と自分を削りがちなのではないかと思います。

 

 

このようなお悩みを抱えられていた方々が、継続的にカウンセリングに通ってくださりながら伝えてくださったことは

「”別に友達を作らなくてもいい”と思えるようになってから、仕事後の疲労感が大きく軽減されました」

「”今日、あの人にどう思われたかな”と反芻する時間が減って、毎朝の億劫さがなくなりました」

 

というような内容でした。


つまり、人間関係に煩わされる時間が減ったことで、仕事に集中したり、家での余暇時間を満喫できるようになったということだと思います。

 

心理学では、これを情緒的エネルギーの節約と言ったりもします。
限られたエネルギーを、必要なところに使えるようになった状態です。

 

どうでしょうか?

このような時間やエネルギーの使い方ができるようになると、人生がより充実していきそうな気がしてきませんか?

 

 

 

長くなってきたので、そろそろまとめますね。

 

一番大切なことは、職場でもそれ以外の場においても
「あなたが人と築く距離感は、あなたが決めていい」
ということです。

 

 

特に職場において大切なことは

・友達を作ろうとしなくてもいい
・無理に輪に入らなくてもいい
・仕事(役割)をきちんと果たして、最低限の敬意を持つこと



安心できる関係は、必ずしも職場にある必要はなく、
家族、友人、パートナー、趣味の仲間など
「あなたが素の自分でいられる場所」が一つでもあれば、それで十分です。

 

 

また、人との距離感に「正解」はありません。
大切な基準(距離感)は、「あなたが疲れすぎていないか」どうか

 

もし今、あなたが人間関係で消耗しているなら、
「少し距離を取る」という選択肢を頭の中に浮かべてみてください。
それは逃げではなく、あなたの心を守るための大切な選択すべき行動です。

 

 

 

それでは皆さん
今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

皆さん、こんにちは!
ひなたです気づき

 

ある日突然、我が子から
「学校、休みたい…」と言われたら
皆さんはどうしますか?

きっとどんな親でも
「どうしたの?」
「何か嫌なことがあった?」
「このまま不登校になったらどうしよう…」
と、不安な気持ちが一気に押し寄せてくるのではないでしょうか。

 


こんな風に心配になるのは、親としてとても自然な反応
それだけ、目の前の子どもを大切に思っている証拠でもあると思います。
 

でも実はこのとき、親の“不安な心”をそのまま子どもに向けてしまうことが、逆効果になってしまうことがあるので、どうか気をつけるようにしてください。

 

 

 

子どもさん達が勇気を出して「学校を休みたい」と伝えた時点で
子どもさん自身の心の中は、もうすでに不安な気持ちでいっぱいなはずです。

 

そのため、そこに親の動揺や焦りが重なると、子どもの心は
「自分の不安」+「親の不安」
の二重構造を背負うことになり、ますます苦しくなってしまいます。

 

 

だからまず何よりも大切なのは、
親である皆さん自身が心を落ち着けること

 

頭の中で不安が膨らむと、人は自然と動揺してしまいます。
でも、親である皆さんの心が揺れれば揺れるほど、子どもの不安も大きくなり、冷静な対応が難しくなってしまうことをどうか覚えておいてくださいね。

 

 

まずは深呼吸をしましょう。スーーハーー。
「今、私は不安なんだな」と自分の気持ちを認め、少し距離を取ることが冷静さを取り戻す第一歩になります。

 

 

 

次に大切なことは、子どもの様子をよく観察すること

「休みたい理由」は、子どもさんによって本当に様々です。
学校での人間関係、勉強のプレッシャー、疲れの蓄積、言葉にならない違和感など…。

 

ここで、もしも親の方が「きっとこれが理由に違いない」
と思い込んでしまうと、子どもさんが出している大事なサインを見逃してしまい、親子の関係に亀裂が入ってしまう可能性があります。

ですので、焦る気持ちから無理に聞き出そうとしたりはせずに、
子どもさんがお家で休んでいるときの表情、行動、安心している瞬間を、静かに観察してみてください。


言葉よりも先に、子どもは態度や雰囲気でたくさんの情報を伝えてくれているはずです。

 

 

 

そして三つ目に大切なことが、普段通りに接すること

「早く学校に行ってほしくて」
「何か話さなきゃと思って」
と、あえて学校の話題を振ったり、何でも話させようと気を遣いすぎることは、かえって逆効果になることがあります。

そのため、まずはどっしり構えて、
“気にしていないオーラ”で、普段通りの生活を送る
こと。

 

 

 

子ども達は、大人の安心感にとても敏感です。
 

「この人は大丈夫そうだ」
 

そう感じられたときに、多くの人は初めて自分の気持ちを外に出せるようになるということをどうか覚えておいてくださいね。

 

 

どのような関係性の大人でもいいので、子どもさん達が自分の想いを外側に吐き出してくれたら、周りの大人たちで役割分担をし、一丸となって適切なサポートをしていくことが可能になります。

 

 

まとめると、心がけてほしいことはこの3つです。

1.親が心を落ち着ける
2.子どもの様子をよく観察する
3.普段通りに接する

 

 

大人(親)側の不安を解消しようとして
「自分の感情を吐き出すこと=楽になること」
を優先してしまうと、
その先にいる一番大切にしなければならない子どもの心が置き去りになってしまいます。

 

 

今向き合うべきは、
私たち大人(親)側の不安な感情ではなく、
子ども達が必死に一人で「抱えているもの」や「向き合っているもの」なはず。

 

親の心も子どもの心も、どちらも平等に大切ですが、大切にする順番をどうか間違えないようにしてくださいね。

 

 

感情に振り回されず、今の状況を冷静に見つめること。
それが、次の適切な対応につなげるための大切な準備になります。


 

それでは皆さん
今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!