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だんなさんはINDIAN

日本(国立)大好きのIndianであるダンナサンとの日々をつらつらと。


‥といってもB4サイズだが。
http://www.grand-pianist.com/

そのミニチュア電子ピアノが、がんがん鍵盤を鳴らし

クラッシックを奏でてる。

結婚のお祝いにと2年近く連絡をとってない友人からだった。

ほんの些細な言葉の行き違いで距離があいてしまい、

どうしてるかなと時折思い出していた。

彼女は、厳しい人生を一人で生き抜いてるだけに

考え方が全般的に「手厳しい」。

一方、甘えたい気持ちが人一倍。なのに甘え下手。



結婚のお祝いはお断りしている「何がほしい?」

「何もいらない。」

いらないのだ。というか今ほしいのは、

二桁万円の洗濯機とか、PCとか、ソフトウェアとか‥。

特に友達に気を使わせたくない。今まで同様に付き合いたい。

過去に私も結婚した友人にそう聞いてたことを思い出し苦笑だった。

彼女から「買ったから」と言われた時は「なんだよ~」との気持ちが先で

少しも感謝できない。でも、会いに行くチャンスだ。

「じゃ、取りに行く」といって、妹からせしめた春ブーツをもって

でかけた。朝まで仕事しているから、やっと帰宅し顔は腫れて

疲れきってた。目の前にある大荷物にとまどったが‥、

頂戴して、お返しして、「一人ぼっちになっちゃだめだよ」と

言って、久しぶりに見た笑顔と別れた。

さすがに重いので郵送し、本日組み立て。

最初は、‥ったくいつも一方的なんだから、とちょっと怒る自分が

いたが、組み立てて、奏でられる音楽を聴きながら、涙が出てきた。

これを選んだ時に、どんな思いだったろう。

昼夜逆転の生活につかれ、ジャパネットたかたの社長の甲高い声のセールスを

ききながら、選んだのだろう。時間がないから、いつもテレビショッピングだ。

自分こそ音楽を聴いて、癒されたいだろうに。

ありがとう。真心を大事にします。ごめんね。。

それにしても、ずっと聴いてると人がいるみたい。

ダンナさんは後2週間ばかりで帰ってくるが、見たらびっくりして

また意味不明の日本語を話すだろうな。

二度美味しいことを期待しよう。







セゾンカードのポイントが溜まって、

TOHOシネマズの映画券と交換し、妹の希望で

「ブラックスワン」を先週金曜日、観に行った。

2時間位の短い映画だ。

お母さんとの関係が怖い。

娘を12歳の子供のままに扱い、

娘に夢を託してる一方、支配したい=自分より

成功してほしくないのが本音な感じ。

「白鳥の湖」の主役に抜擢された彼女は

喜びも束の間、プレッシャーに圧殺されそうな日々。

母との関係、バレエダンサーのストイックな日常が、

彼女のダメージを加速させていく。

白鳥はイメージ通り繊細で美しいが、

黒鳥の官能的魅力を出せない。

監督に誘惑されても、軽い猥談すら乗れない。

自分を解き放とうとするのに、母が大きな壁になる。

ライバルとレズビアンな関係(妄想)や

知らないうちに繰り返す自傷行為。

あまり書くといけないので、ここまで。

‥にしても、終わった直後は「後味わる」。

が、1日経つと「でも上手いな色んな意味で」と思い返す。

あのシーンはああいう意味かな、、とか勝手に考えてる。

ポートマンはいらいらするくらい、びくびくちゃんなのに、

あの黒鳥を踊ってる時は別物。

最後の言葉は、彼女が求めた「美」そのものか。

久しぶりに面白い映画だった。

ブログを更新出来る人を尊敬する。

3日坊主宜しく、すっかりご無沙汰だ。


さて、ダンナサンとは毎日SKYPEで会話する。

これがなければ、彼との今はないだろう。

最近ではiPhoneのSkypeも快適だ。


インドは何でも時間がかかる。

帰国の目的のひとつである交渉事。

約束の時間にこない、

一度決めたことを平気で反古にする。

そういうとインドを侮辱するようだが、

そうした現実と格闘している。


日本は礼儀正しい。

時間は守るし、資料は整える。

要は、きちっとしてて当たり前だ。

国民性や文化の違いとはそういうものだろう。

自分に直接ふりかからなければ、

へー、そうなんだ、だったが、自分たちの

生活に関係するとかなり響く。

しかし、人生忙しい。感傷に浸る暇もなく、

連日フル回転で過ごした4月。

そして5月1日は両親と一泊の鬼怒川旅行へ。

母はリューマチや、転倒がもとで5年前から

手足が不自由だ。ゆっくり歩く、痛みを我慢しながら。

それでも温泉が好きで毎月でも行くのに、地震で

4カ月のご無沙汰。

じゃあ、行こうかということで出発。

お風呂に入り、食事をして、昔話に花を咲かせ、

TVを見ながら眠りにつく。

あっという間なのに、とても喜んでた。

そんな話を彼にすると、

「それ、家でもできるよね」と。

確かに(笑)ライン下りするわけでも、ワールドスクエア

行くわけでも、日光に足を伸ばすわけでもない。

足がもたないので、長居はできないのだ。

だからビジネストリップ宜しくの短時間だが、

母が嬉しければ、家族は嬉しい。

せめてもと、東武スペーシアは往復個室を予約し、

お食事は好きなものを食べてもらう。

だから「家じゃできないのよ」と。

「そっか、必ず僕も鬼怒川に連れてって」

もちろん(笑)

鬼怒川は優しい町だ。

はじめて来たときは「ばあさんになってからこよっと」と

思ったほどなーんにもない。山と鬼怒太と鬼怒川だけだ。

なのに、また来たくなる。

すれてない眩しい笑顔の若い人が沢山働いている。

きっとインド人もくせになるはず。

豊かな日本の美しい山河と優しい笑顔に。