10年ほど前、当時勤めていた会社を辞める決心をし、
担当役員の問題を社長にメールしたことがあった。
「私は辞めるから言うけど、あれじゃ困るよと」。
当時システム部門の次長職で、同じ職位の男性がよく
その担当役員に苛められていた。
彼は男気があって、結局苛めもものともせず立ち向かうが、
傍で聞いてて、みーんな暗く、不安になる。1日中のどなり声。
自信のなさを大声で誤魔化し、「説明しろ」というが
何度説明しても理解できない、のに「お前に言ってることわからん」。
要は器でない人だった。
後日、私も転職し、男気くんも転職し、
役員は、出社できない状態になって辞めたそうだ。可哀そうだが、
その方が役員にとっても良かったのかもしれない。わからない。
しかし、ま、一度文章にして出すとこに出したものというのは
ひっこめることができないものだ。
私が社長に出したメールで退職が決定したのは当然のことながら、
役員への糾弾とその行為は消せない。それが正しかろうと、
正しくなかろうと、だ。
ヒトは人を傷つけながら生きている。
この悲しくもシンプルな真実。
少しでも相手のことを思えば、時間をおけば、クールダウンすれば、
と思っても後の祭り。
ここ数日芸能人の方の発言が話題となっている。
その方の個人ブログも読んだ、が、ふーむ繋がりが‥なぞ。
というのが正直なところ。彼が苦しんだのも、苦しんでいるのもわかった。
励ましたくなるような心の叫びだった。
でも、その発言で家族や周囲が困るのも事実。
果たしてその発言は必要だったのだろうか?
内容よりもそうした側面が気になっていた。
そうしたら茂木健一郎さんも関連で発言。
いわゆる炎上になり、相当お疲れの様子が見えた。
可哀そうに。
言葉は残る。誰も見てないと思っても残る。
だからこそ、慎重にせねば。
言ったら後には引けないのだから。