今日は「アイアンマンVR」の感想を書いていくよ。当初は2月の発売予定だったのかな? 延期が重なって今日ようやくリリースとなった一本だね。有名アメコミのVRゲーム化ということもあって、SIEもかなり気合を入れて宣伝しているみたい。

 

おそらく多くの人達が既に体験版をプレイしているだろうし、その印象についても語ったから、余計な前置きはいらないね。パパっと感想に移るよ。

 

「マーベル アイアンマン VR 体験版」感想

 

 

今回は"デジタルデラックスエディション"という、バージョンを買ってみた。ゲーム内で使えるスーツやテーマが特典として付いてくる。

 

ただ、よほどのアイアンマンファン以外は、通常版でいいかもね。一人称のゲームだからスーツが変わっても映像に変化がないし、特典のスーツがあまりカッコよくない(笑)

 

まぁ、アイアンマン自体がダサいデザインだから今更感があるんだけど、せっかく高い金を払ってるんだから、もう少しゲームが楽しくなる特典が欲しかったね。

 

うん、こんな感じかな。とりあえず4時間ぐらいプレイしたから、感想を語っていきます。いってみよ~

 

 

  マーベル アイアンマンVR

 

  概要

 

購入先:国内ストア

ジャンル:アクションゲーム

言語:日本語字幕&吹替対応

コントローラー:Move専用

視点:常時一人称

移動方式:360度自由(ポイントワープ)移動&スムーズ(カクカク)方向転換

 

 

  体験版との重複部分

 

メインメニューは基本的に体験版と同じだね。難易度は一番簡単な"見習い"でゲームをスタート。

 

冒頭のチュートリアルも体験版と一緒。UIだけが表示されているヘルメットが溶けるように世界が広がっていく演出はやっぱりカッコいいね。

 

(この演出がけっこう好き。UIの位置は…若干中央に近づいた?)

 

んで、ここからが体験版に無かった部分だね。ホームとなる空間をポイントワープ移動で行き来しながら、会話イベントを進めていく。

 

ホームの映像は…、SIEのゲームっぽいかな? 陰の表現がいまいちで、全体が同じ明るさに感じてしまう。VRゲームでは物理演算を用いた光と陰の表現は必要不可欠だと思う。

 

(こんな感じ。移動は「バットマン アーカム VR」と同じポイントワープ方式)

 

ストーリーテリングも「ライアン・マークス リベンジミッション」とかと同じような感じ。キャラクターがカメラに向かって喋りかけてくる。

 

一応選択肢は存在するものの、主人公がベラベラ喋るもんだから、主人公=プレイヤーという感覚はほとんどない。まぁ、俺はそこにほとんど興味がないから別にいいんだけどね。

 

ストーリーは…、兵器を開発していた主人公がヒロイン"ペッパー"との出会いで考えを改めるみたいな流れかな? 映画版ってどんな話だったっけ? 覚えてないから比較ができない。

 

(スリットからのぞく太ももがエロい。ギャルゲーにすれば良かったのに)

 

(ホームにはいくつかのインタラクティブアイテムがある。これはスマートグラス)

 

ホームでのストーリーパートを終えると、再び体験版に収録されている墜落する飛行機のミッションが始まる。まぁ、戦闘パートだね。

 

相変わらず飛行のコントロールは難しくて、飛んでいて全然気持ちよくない。方向転換がボタンだからスムーズなカーブができないし、上下の垂直移動が難しい。それに加えて、攻撃も手で行うからね。

 

ん~、HMDに操作の一部を割り当てて、プレイヤーへの負荷をもう少し減らすべきだったと思う。「Eagle Flight」みたいに出来なかったのかな~?

 

(戦績によってポイントが与えられる。これを消費してスーツをカスタマイズする)

 

 

  スーツカスタマイズ

 

次のチャプターでは照明の落ちたホームから始まるんだけど、さっきまでの明るいホームと同じ空間とは思えないほどリアルで驚いた。やっぱ光源と陰が実在感を生むんだね。

 

(スクショでは伝わらない。でも、こういう映像こそがVRでは凄い)

 

ここではある程度行動の自由が与えられるから、ホームを移動して設備を見て回ることができる。

 

トレーニングマシン、ポーションタイプのドリンクバー、食べ物の入った冷蔵庫、トロフィールーム、いくつかの設備が用意されていて、それぞれにインタラクティブ要素が仕込まれているんだけど、どれもありきたりなものだね。まぁ、何も無いよりはいいでしょ。

 

(ありきたりなミニゲーム。もうこういうものではテンションが上がらない)

 

ホームの中央では、アイアンマンスーツのカスタマイズが可能。ミッションクリア後に貰えるポイントでパーツを購入して、メインウェポン、サブウェポン、アーマー、動力、ブースターの変更が可能。

 

ここでポイントなのは、強化ではなくカスタマイズという点だね。各部位に装備できるパーツは一つのみだから、強くなるというよりは性能が変わるという感じ。サブウェポンなんかは実戦で試して一番使いやすいものを選べばいいと思うね。

 

(スーツのデザインは全部で15種類あるみたい。今回はオールドタイプをチョイス)

 

(サブウェポンは6種類。左右で別のものを装備できるけど、統一した方が良さげ)

 

とここで、サブウェポンをテストが始まるんですが…

 

操作がさらに複雑に(泣)

 

サブウェポンへの切り替えは手首を下に曲げるんだけど、手首なんて飛ぶためにガンガン曲げるからね。常にメインとサブが切り替わり続けている状態。

 

加えて、"グラウンドバウンド"というロケットパンチを地面に向かって放つ、新しい攻撃方法が追加される。これがまた扱いづらくてさ…

 

なんにせよ、操作が複雑過ぎる。「Raw Data」のプロデューサーが3年前に語っていた「難解な操作を要求しても慣れる前に止めてしまう」という旨の発言を開発者達はもっと重く受け止めるべき。

 

(地面に向けてロケットパンチ。ここは目線でカーソルを動かす)

 

(手首を曲げてサブウェポンに切り替え。手首なんて飛ぶ時に曲げるわ)

 

 

  圧巻の巨大空中空母

 

続くミッションは香港でのゴースト戦。ゴーストはこのゲームのストーリーを牽引する宿敵だね。

 

戦闘パートに移る前に、ホログラムの地球儀が現れるんだけど、これは映像的に素晴らしいね。「FORM」とかに出てきそうなオブジェクト。

 

(この地球儀のグラフィックが素晴らしい。エフェクティブな映像はいいな~)

 

香港でのバトルは敵の殲滅以外にも、機雷を探して破壊したり、ホラー的なアドベンチャー要素が挟まれたり、内容がちょっと込み入ってくる。こういう遊びのバリエーションは必要だろうね。ゲームとしてここからが本番という感じもする。

 

映像的には…、戦闘がドタバタし過ぎていてちゃんと見ている余裕がない(笑) 新しく覚えたビームは派手でいいと思う。

 

(この時期に香港が舞台とは…、100万ドルの夜景が泣いている)

 

(オンライン会議も仮想ディスプレイでやればこんな感じだろうね)

 

続くミッション5は…、かなりインパクトがあったね。巨大な空中空母の周りで戦うんだけど、この空母がめちゃくちゃカッコいいんだわ。「EVE: Valkyrie」あたりを思い出す。

 

映像に関してもう少し言うなら、戦闘中に現れるゴーストのホログラムが不気味でいい感じ。「アイアンマンVR」は音声も日本語に対応しているから、戦闘中に様々な情報を詰め込んでも混乱する事がない。日本語完全対応って重要なんだな~

 

(思わず声を上げてしまったね。スケールの大きい巨大空中空母)

 

(戦闘中にも会話が展開されるのはいいね。字幕だけだと厳しいのよね)

 

 

  現時点での感想まとめ

 

体験版から大きく印象が変わるような部分は今の所無いね。面白い映像もあるし、日本語吹替にも対応しているから、進行もスムーズ。

 

ただ、ゲームとしての面白さには疑問を抱くね。操作が複雑だし、ドタバタ敵と戦うのがしんどい。ストーリーテリングの方法にも新しさを感じない。

 

まぁ、これから盛り上がっていくだろうから、もう少しプレイしないと何とも言えないね。明日以降も遊んでいくよ。