今週は3本の新作が北米ストアに並んだね。先にPVを貼っていくよ。
VR Apocalypse
Gun Club VR
Beats Fever
うん、「VR Apocalypse」は戦車に乗って戦うシューティングみたいだね。「Gun Club VR」は普通のガンシューティング。「Beats Fever」は音ゲー。今回は「Beats Fever」だけを購入したから感想を書いていくよ。
しかし、最近VR音ゲーが沢山リリースされるね。個人的には「AIR TONE」「Starship Disco」の2強だから、そこに新たな一本として本作が加わると嬉しいね。
というわけで、早速いってみよ~
概要
購入先:国内ストア
ジャンル:音ゲー
言語:日本語非対応(トロフィーのみ日本語対応)
コントローラー:Move専用
視点:常時一人称視点
移動方式:移動なし
メインメニュー
ゲームを起動するとメーカーロゴが表示されるんだけど、画質が悪くていきなりテンションが下がる。それはメインメニューでも変わらず、あまりのボケボケさに一旦HMDを外して眼鏡を拭く始末(笑) VRの画質問題にはまだまだ悩まされるね。
(プレイヤーの手にはサイリウムが握られている。これでノートを叩く)
(画質が悪い。全体的にボケボケでテンションが下がる)
このゲームはメインメニューがそのまま曲選択の画面になっていて、他はスコア確認があるだけ。潔いといえばそうだけど、「AIR TONE」と比較すると淡白な感じもする。
因みに、楽曲の数は40曲だね。VR音ゲーとしては相当多い方だと思う。
(ジャケットが表示されるのも定番だね。サイリウムでタッチして曲を選択する)
(プロフィール画面にはプレイした楽曲のランクやスコアが表示される)
ちょっと変わった音ゲー
うん、とりあえず一曲プレイしてみよう。曲ごとに難易度が表示されているから、まずは星1の曲をチョイス。
(星1の曲は一曲だけ。大半が星4の曲だった)
曲を選択するとステージチェンジ。近未来的な都市が背景になっていて、プレイヤーの前には透明な壁と細かいグリッドが表示されている。
背景はネオンやサーチライトが印象的な一方で、やっぱ画質の悪さが気になる。上手く作れば凄い映像になりそうなんだけど、現状そこまで凄みを感じない。これは残念。
(日本語の看板もチラホラ。薄くグリッドが表示されているのがわかるね)
そうこうしていると、曲がスタート。ステージの奥からノートが飛んでくるから、それを叩いて音を出していく。
プレイしていてすぐに気付くのは、ノートが着弾(?)する位置のバラバラさ。普通の音ゲーは、ノートが決まったレーン上を飛んでくるんだけど、「Beats Fever」はそうじゃない。イメージとしてはガンシューティングの敵の遠距離攻撃に近い感じで、視界のいたるところにノートが飛んでくる。
(決まったポイントだけではなく、色んな場所にノートが飛んでくる)
加えて、ヒットの判定もちょっと変わっている。普通の音ゲーはノートにタッチするタイミングが重要になるんだけど、「Beats Fever」はタイミングではなく位置。
目の前のグリッドにノートが着弾する位置が表示されていて、その中心に触れることでパーフェクト、外枠に触れることでグレイト、触れていないとミス。
つまり、タイミングが合っていなくてもいいから、着弾ポイントの中心にタッチすればOK
(着弾ポイントにこういうターゲットが表示される。この中心に触れて着弾を待つ)
ん~、タイミングが関係ないとなると、音ゲーの定義からは外れる気もするね。実際にプレイすると、一音一音に対応して身体を動かしているというより、パントマイムの"壁"をやっているような動きになるのよ。点で動くのではなく線で動いてる感じ。
(まぁ、こんなもんか。最初の曲はBランクでした)
感想
そんなこんなで色んな曲をプレイしてみるんだけど…
とにかく肩が疲れる。
「AIR TONE」はレーンが下に設置されていて、腕の疲労が少なくなるように考えられている。ところが、このゲームは頭の高さにもガンガンノートが飛んでくるから、終始腕を上げっぱなしにしないといけない。
そして何より一曲が長いのよね。基本ループだし、今の半分の長さで十分。
(これは肩の高さだね。とにかく腕を上げっぱなしだから疲れる)
あと、やっぱノートが着弾する位置はある程度決まっていた方がいい。背景やエフェクトの関係もあって、どこからノートが飛んでくるかが把握しづらいし、気を配る範囲が広過ぎて疲労も増す。
俺はよく無責任に「新しいことをやれ!!」って言うけど、ベーシックな部分を崩すとこんな風になっちゃうんだね。
(隣接したノートの連なりが多いんだけど、たまに遠いところに飛んでくるのよね)
全4つの背景はどれもシチュエーションがいいね。コンボが繋がると色が変わったり、エフェクトが発生したり、映像的にはまぁまぁ頑張ってるんじゃないかな? 画質さえ良ければもっとインパクトが増したかも。
因みに、音ゲーではお馴染みの長いノートも出てくるね。これって本当に必要なのかな~?
(背景は都市を描いたものが多いね。若干「テトリスエフェクト」っぽい)
(ド定番の長いノート。俺には存在価値がわからない)
そうだ!! 楽曲についても書かないと駄目だね。トランス系を中心にしつつも、ロック寄りのものやワールドミュージック的なものも用意されていて、バリエーションはそれなりに広いと思う。
ただ、ボーカル入りの楽曲がないのは残念だね。音ゲーの場合"歌もの"の方が楽しい。
(難易度は星1でも星5でもあまり変わらない気がする。大体Aランクだった)
個人的な満足度:星2★★
そもそも音ゲーなのか?という疑問があるね。リズムを意識せずに、飛んでくるノートを延々とタッチするゲームって感じ。
ん~、上手くアレンジすれば新しいゲームになる可能性はある。ただ、現状では芯のないビミョーな内容だね。
まだ半分の楽曲しかプレイしてないんだけど、ここから先なにか新しい発見があるとは思えないから、満足度は星2で決定。
一応トロフィーが日本語に対応しているから国内ストアにも並ぶかもしれないけど、これを買うなら「AIR TONE」を買った方がいいと思うね。イマイチ。
というわけで、「AIR TONE」がお薦めです!!(笑)