今日は「BLIND」の感想を書いていきたいんだけど…
ゴメン。またまた言語の壁問題に阻まれてイマイチ進行が捗ってないのよね。1時間ぐらい同じ場所で止まってた(笑) まぁ、序盤の印象って事で…
このソフトは2~3ヶ月前に情報が入ってきたのかな? 何度もPVが紹介されていたから存在は知っていた。
そうね~、映像を見て連想するのは「Stifled」かな…? 暗闇に白い線で描かれた世界が浮かび上がっている。雰囲気はホラーっぽい。
んで、特に期待するわけでもなくプレイし始めたらさ、これが中々いいのよ。驚いた。
というわけで、第一印象をまとめていくよ。それじゃあいってみよ~
概要
購入先:北米ストア
ジャンル:アドベンチャー
言語:日本語非対応
コントローラー:デュアルショック&Move対応
視点:常時1人称視点
移動方式:自由移動
掴みはOK
ゲームを起動するとメーカーロゴが表示される。ロゴが地面に落ちると同時に砂埃みたいなものが舞い上がる演出付きなんだけど、これが完全な白黒の映像で、かなり面白い映像になっているのよ。カラーではこの感じは出ないと思う。
(白黒世界でのエフェクトも面白いね。これは期待出来そうだ)
続けてメインメニューとなる3つの扉がある部屋に移動。
ここでまず驚いたのが、白黒の世界が幻想的でとても美しい。「ヒアゼイライ」とも全く違う不思議な雰囲気。これはインパクトがあるな~
(今回はMoveでプレイ。デュアルショックにも対応してるよ)
とここで、いきなり「BLIND」の最大の特徴といえるシステムが明らかになる。
音に反応して世界が浮かび上がる。
うん、予想通り「Stifled」に似ているゲームだ。もしかしたら同じメーカーが開発しているかもしれない(「Stifled」は中国の学生チームだから違うかな…?)
(手元にあるダーツを的に投げると…)
(周囲が一定時間明るくなる。音量に応じて明るい時間も変化する)
続けて、3つの扉に近付いてみる。ここで一つ不満に思ったのは、Move使用時のボタン割り当てだね。左Moveの△で前進、×で後退、右Moveの□で左方向転換、△で右方向転換。
うん、左手と右手に違う操作を割り当てるのは極力避けるべき。こんがらがるのよね。
さらに言うなら、メニュー画面でのカーソルの動かし方が最悪。説明を見ても意味がわからない。もしかしたらデュアルショックでプレイした方がいいかもね。
(操作には癖がある。3時間ぐらいプレイしたけど、最後まで慣れなかった)
3つの扉にはそれぞれ【ニューゲーム】【コンティニュー】【オプション】が割り当てられている。今回【オプション】はいじらずに【ニューゲーム】でプレイ開始。
すると、版画を立体にしたような超面白いストーリーパートが始まる。これは平面の絵にレイヤーを付けて表示したものだね。個人的にはこのストーリーパートだけで、ゲームの株が上がりまくり。素晴らしい映像です。
(こういうのにグッとくるのよね。やっぱVRは映像だわ)
因みにストーリーなんだけど、主人公の女性が男の子(息子か弟)と車でどこかに向かっている途中、謎の人物が現れて二人を拉致してしまうって感じだね。
こんなゲーム
謎の人物に拉致された主人公が目を覚ますと、真っ暗な世界が広がっている。早速手探りで手に取れそうなものを探して音を出すと、狭い部屋が浮かび上がる。
しかし、こう真っ暗だとやっぱちょっと怖いよね(笑)
因みに、ホラー要素はないみたいだね。単に暗いだけ。
(タンスやベッドが置かれている小さな部屋。色んなモノを掴んで落とす)
部屋には扉があって、隣の部屋から微かに光が漏れているのが確認出来る。おそるおそる部屋に足を踏み入れると、そこには蓄音機が置かれていて、二人を拉致したと思われる男の声が聴こえる。
どうやら、主人公は男の子を探すためにこの屋敷の中を探索するみたいだね。王道のアドベンチャーゲームだ。
(蓄音機から小さい音が流れているから世界が微かに見える)
(デスクの引き出しを開けて鍵を手に入れる。アドベンチャーといえばこれだね)
次の部屋では謎解きの難易度が若干上がって、いよいよアドベンチャーゲームっぽくなってきた。
謎解きは、流れている音楽を聴いてそれを再現したり、ボールを動かす迷路をプレイしたり、これまた王道なんだけど、いかんせん世界が暗いもんで頻繁に音を出す必要がある。
こういうちょっとした工夫でゲーム性を高めているのは好感が持てるね。やっぱオリジナリティーって大事。
(音楽を聴いて5つのボタンを正しい順序で押す。まずは肩慣らしだね)
超美しい白黒映像
部屋を脱出して廊下を進むと、屋敷のメインロビーと思わしき広いスペースに。ここは白黒映像のメリットが最大限に活かされた空間で、柱の模様や階段の手すりが光り輝きながら浮かび上がって超綺麗。
(これは是非体験して欲しい。イルミネーションのような美しい白黒世界)
とここで、二人を拉致したと思われる人物がついに姿を現す。軍服のようなものを着ていて、顔は…どういう風に説明すればいいんだろう? ポリゴンを繋ぎ合わせた感じ? 異形としか言いようがないね。怖い。
このシーンでもう一つ面白いと感じたのは、視界に直接黒帯が入ってシネスコ風の映像になる演出だね。これはストーリーパートで使うと効果大だろうね。中々面白い発明だよ。
(面白い映像だね。工夫次第でこんなにインパクトのある画が作れる)
ここで「BLIND」の最重要アイテムになる"ステッキ"を手に入れる。これを握って床や壁を叩けば、いつでもいくらでも音を出す事が可能。
ただ、あんまり調子にのってバンバンやっていると、ゲームオーバーになってしまうみたい。何故ゲームオーバーになるかは不明(笑) 英語で説明はされていたかもしれない。
(これでもう物を落とす必要はない。でも叩きすぎると…)
(明らかに死にかけてるね。連続で使うのは避けた方が良さげ)
言語の壁
そんなこんなで屋敷の探索を続行。屋敷自体はけっこう広くて、部屋もかなり多い。もしかしたら全クリにはけっこう時間が掛かるかもしれない。
そしてここで一つ大きな問題が浮上。
言語の壁問題。
時計の針を動かすパズルがあるんだけど、これを解くにはテープレコーダーの音声を聴き取る必要があるのよ。もちろん英語で意味不明。
(英語わかんないッス。ここで1時間悩んでいた)
一応、時計のチャイムが6回鳴るテープがあったから、時計を6時に合わせて同じ回数チャイムを鳴らしてみるも、反応はなし。
うん、不本意だけど、これは攻略動画を確認しよう。YouTubeでそれらしき動画を探して確認すると…
動画の人もわからないっぽい(笑)
結局動画の人はスマホで攻略法を探してたよ(笑) なんだかね…
(この手のゲームは自力でクリアしたいのよね。まぁ、仕方ない)
その後、さらなる難所が現れる。ジュークボックスに9×9の英数字の組み合わせを入力するんだけど、見た瞬間に「解ける気がしねぇ…」って思ったよ。
ただここはね、総当たりで全ての組み合わせを試したよ(笑) ちょっと時間は掛かったものの、どうにか突破。
(81通り。中間ぐらいで正解が見つかって良かった)
ジュークボックスのパズルを解くと、二人の男女の幻影が現れて、ストーリーパートが始まる。この幻影も面白くってさ、オーラが揺らいでいるような不思議な映像なのよ。手で触るとフワーッって消えたりする。
その後、さらにいくつかのパズルを解いて、音楽室らしき部屋に到着するところまでは進めた。
因みに、攻略に直接関わってくるかはわからないんだけど、時々黒いダイヤが落ちているね。もしかしたらこれによってストーリーが分岐するかもしれない。
(やっぱスクショでは伝わらないな~。人物が"モヤ"みたいになっている)
(ドクロが散乱するベビーベッド。主人公のトラウマ話か?)
(幻想的で超好きな映像世界。ゲーム性もいいね)
現時点での感想まとめ
かなりいいと思う。
美しい映像、落ち着いたゲーム性、高いオリジナリティー。ステッキを振って音を出すのも女王様になった気分で楽しい(笑)
操作に癖があったり、英語がわからなかったり、いくつか問題を感じる点もあるけど、それを吹き飛ばすぐらい良い点が突出している作品だね。「Stifled」よりずっと好き。
個人的にはこういう作品こそ評価されて欲しいと思うね。面白いゲームとは何か?をしっかり考えて作られている。
というわけで、かなりお勧めな一本です!! 経過は今後のプレイ日記で。