北米ストアに3本新作がきたね。3本とも買ってプレイしたから感想を書いていくよ。

 

先ず1本目は「パッセンジャーズ」だね。因みに、この「パッセンジャーズ」の感想はネタバレありで書いていくよ。というのも、PSストアでもゲームではなくアプリとして扱われている作品だし、正直そこまで内容があるソフトだとは思えない。

 

一応、簡単なゲーム性みたいなものはあるんだけど大したものではないし、鑑賞系ソフトとしても…

 

とにかく、自分で体験してみたいという人とはここでお別れです。さいなら。

 

 

概要

 

購入先:北米ストア

ジャンル:アドベンチャー(若干のパズル要素あり)

言語:英語のみ 日本語非対応

コントローラー:デュアルショック&Moveコントローラー

プレイ時間:1時間前後(エンディングまでプレイ)

視点:常時一人称

移動方式:ワープ移動(一部自由移動あり)&カクカク方向転換

 

 

 

--第一印象------------------------------

 

 

 

購入前にPVを確認。どうもSF世界で宇宙船の中を探索するゲームみたいだけど…、詳細は一切不明だね。とりあえず買ってプレイ開始。


ゲーム(一応ゲームとして扱う)は、地球と思われる星が窓越しに映る宇宙船内部からスタート。後方を見ると、ベッドやテーブルなんかも確認出来る。

 

手元には「Korix」を思い出すハンドコントローラーが存在していて、このコントローラーをトラッキングによって実際に動かしてゲーム内のオブジェクトに触れる感じだね。

 

因みに、途中まではデュアルショックでプレイしていたんだけど、操作性にかなり難があったから途中からMoveに変更。やっぱりこの手の操作はMoveに限る。

 

んで、真っ先に感じるのは画質が宜しくない。「アンアーシングマーズ」レベル?とにかく、世界観を楽しむにはかなり厳しい画質。一応、ソニー・ピクチャーズが関わっているみたいだけど…

 

ソニー・ピクチャーズは他にもPSVRソフトに関わってなかったっけ?なんかそれも画質がイマイチだった記憶があるんだけど。まぁ、勘違いの可能性は大いにある。

 

とりあえずもう少しゲームを進めてみることに。

 

(う~ん、殺風景というか、面白みがない画だね)

 

(グラフィックの雰囲気は「ローディングヒューマン」辺りに近いかな)

 

 

 

 

--探索(?)開始!!---------------------------

 

 

部屋にあったレバーを引くと、謎のフロアへワープ。映像の雰囲気からして、主人公はカプセルの中から出てきたところらしい。

 

すると目の前に投影型ディスプレイが現れて、謎の女がこちらになにか喋りかけてくる。英語だからもちろん意味はわからない。

 

そんな事より個人的に不安になったのが、『タイムマシン事件』のあのシチュエーションにそっくりなこと(笑)四角い投影型ディスプレイに実写の女の演説。いつエラーでソフトが落ちるんじゃないかとずっとドキドキしていたよ。結果大丈夫だったけどね。

 

(「タイムマシン」の悪夢が脳裏を過る)

 

んで、その後プレイヤーに移動の自由が与えられる。イベントそっちのけでフロアを探索。このフロアの雰囲気は「アッセンブリー」を思い出したね。冷たくて無機質ないかにもSF的な世界観。

 

周囲には無数のカプセルが置かれていて、多種多用なな人種や性別の人が眠っている。これまた気味の悪い風景だよ。

 

あれ?この前公開された映画の『パッセンジャー』となんか関連がある作品?タイトルも「パッセンジャーズ」だし…。後日調べてみる予定。

 

(一見良さ気でしょ?でも、画質がイマイチなのよね)

 

(作り込みは…悪くないかな?ややコピペ感はあるけれど)

 

(気持ち悪いね。こういうカプセルが数え切れないほど並んでいる)


移動は前述した通りワープ移動&カクカク方向転換。あとは、ゲーム内コントローラーをドライバーやバーナーにチェンジして簡単なパズルを解いたりもするね。パズルに関して言えば、

「アンアーシングマーズ」の最後のやつみたいな全く頭を使う必要のないタイプだね。ただ物をはめ込んだりネジを回すだけ。

 

その後、ホログラムで太陽系の惑星の映像が現れたりもするんだけど、これも今となってはそこまで驚く映像ではないかな。

 

(コントローラーは電話にもなる。ディスプレイの映像が動かないのにはガッカリ)

 

(火を繋いでゴールに導くパズル。猿でも出来る)

 

(ホログラムの惑星が浮いている。PSVRソフトでは最早定番の映像だね)

 

 

 

 

--本領発揮?JAZZバーでマティーニを-------------

 

 

うん、正直ここまでの印象はあまり良くないよ。色々と微妙。

 

ただ、プレイ開始から20分ぐらい経ったところでようやく面白い映像が現れた。

 

(一転してムーディーな世界へ)

 

初期ビバップ調のBGMが流れるバーのようなフロアに到着。直前までが無機質な世界だった事もあって、この絵変わりはかなり効果的。

 

フロアにはバーカウンターとベストを着た店員。グランドピアノも用意されていて、かなりテンションが上がってしまった。

 

(ライトアップされたステージにグランドピアノ)

 

(メニュー表も用意されている。ハードボイルドにマティーニで決める)

 

(店員は実はアンドロイド。映画の『トータル・リコール』を思わせる世界)

 

うん、ここは文句なしに素晴らしい。個人的にはこのフロアだけで元が取れたと言っても過言じゃないね。

 

 

 

--目からウロコ?Moveでの自由移動---------------

 

 

続けて、プールのあるフロアに到着。ここで再度簡単なパズルが用意されているんだけど、それを解くとフロア全体が無重力状態になるらしく、プールの水が巨大な塊になってこっちに襲ってくる。因みに、ここで初のゲームオーバーになりました。まぁ、直前からすぐリトライ出来るからいいんだけどさ。

 

(プレイヤーを襲う水の塊。ここは映像的にもかなり面白いね)

 

(水の塊に取り込まれた様子。VRで溺死体験が出来るとはいい時代になったもんだ)

 

んで、ここから移動の方式がワープ移動から自由移動に。どうも無重力空間をコントローラーの空圧(?)を使って移動している模様。

 

ただ、そんな事より関心したのはMoveを使って自由移動をする時の操作方法。Mボタン長押しで前進。Moveを左右に動かす事で移動方向の決定

 

うん、ただこれだけの事なんだけど、Moveでの自由移動の方法としてはベストだと思う。カクカク方向転換と組み合わせれば、なんの問題もなく自由移動が出来る。「ローディングヒューマン」の絶望的な自由移動とは全く違うね。こりゃ、他のMove使用ソフトもガンガンこの操作法を取り入れて自由移動をさせるべきだね。

 

 

 

--地球へ--------------------------------

 

 

そんなこんなでゲームもいよいよ佳境。主人公は宇宙服を身にまとい船外へ。因みに、宇宙服装着後の視界の変化とかは一切なし。つくづく痒いところに手が届かないな~と思ってしまう(一応呼吸音は追加される)。

 

宇宙船の外はかなりカッコイイ映像。上を見上げると巨大な船体の一部が見えるんだけど、中々いい感じじゃないかな?

 

その後、ラストの仕上げとなる簡単なミニゲームをクリアして、ゲームはエンディングへ。特に詰まる場所はなくて、一時間ぐらいでクリア(?)出来たかな。

 

 

(宇宙服というか、アーマードスーツっぽい?)

 

(巨大な船体のグラは悪くない。宇宙空間をバックに映えている)

 

(冒頭と同じカットでエンディングへ)

 

 

 

--満足度:星2★★--------------------------

 

うん、まぁこんなもんだろうね。クリア後にもう一度起動してみたけれど、チャプター毎の再生機能とかもなし。ササッと一回体験してお終いである事を前提で作られたコンテンツなんだろうね。

 

個人的に良かった点は、JAZZバーに尽きるね。あとは、プールの水が襲ってくる演出とMoveでの自由移動。

 

それ以外は、総じて微妙だったかな(笑)画質も厳しかったし、日本語にローカライズされていても感想に変化はなかったはず。

 

評価は迷ったけれど、星3に近い星2にした。もう少しパズル部分に面白みがあれば星3だった可能性も…

 

…ないか(笑)やっぱ色々と足りない。

 

まぁ、値段も安かったし、こんなもんでしょ。「ファーポイント」や「スタートレック」との比較が出来ると思えば大いにアリなんじゃないかな。