心理学とカウンセラーの世界 | 植民所在地3丁目

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Alfooでのブログ『誰も知らない植民所在地』の発展系。所在地わかりました。

でも書いてることは変わらない。

ちょっとキャッチーっぽいタイトルのつけ方を爆笑

 

あんまり声高に叫ぶと胡散臭さを増してしまうので、日常では敢えて言わなかったりわざわざ伏せたりと余計な労力を使っているのですが、ひとことで言うと私は「心理学」を背景としたカウンセラーです。

カウンセラー歴は、アメブロ歴より浅いですw 記事を量産しているかたわらで私もいつしか大人になり、社会人へと相成りました。

ただ、心理学の歴としては、中学生のときに図書館でフロイトの精神分析の本に出逢って以降、領域をいくつも跨ぎながら飽きもせず現在に至ります。

 

本職のことほど語るまい・・・何故なら語るといろんな意味できりがなくなってしまうから・・・(あと、結局持論は持論に過ぎずそれを語ることに何か意味はあるのか・・・)と思っていたのですが、SNSなどで心理学について学問から外れたことが並んでいたりすると、まぁ思うことはあったり。

 

 

そう、心理学は学問なんです。数学とか考古学とか言語学とか学問はいろいろあるけど、それらと位置づけはまったく違わない。

 

 

心理“学”ですよ?“学”問を意味する“学”です。

言葉の成り立ちを考えてみてほしい。

 

 

学問は学問に過ぎないのに、SNSではカウンセラーを名乗る人たちが「心理学によると、○○○な人は他人に対して○○○をする。(或いは、○○○がうまくいかないのは幼少期の親との関係が○○○で、親に○○○をされたから。)あなたが悪いのではない。だから、そんな人たちは切ってしまって、自分の人生を歩みましょう。(或いは、○○○をするべき)」とかいうメッセージがやたら出てくる。

 

 

なんばいいよっと!?驚き

 

 

いや、思うのは勝手だけど、心理学はそんなことは言ってない。

というか、あらゆる学問はそんな飛躍したことを言わないでしょう。

これをそうだと言い切れるまでに、いったいどれだけの方位と量のデータを集める必要があると思ってんだ・・・

 

 

それって、あなたの感想ですよね?(ひろゆき風)

 

 

そして、これはじゃあ人との縁の切り方とか、自分の人生の歩み方とか、それを行なうことに伴う心理的な変化やその対処については丸投げ状態なので、無責任極まりないと思っています。

 

 

自身がそう思いたいだけの無責任な言葉を、「心理学がそう言っているから」と責任転嫁するのはやめてもらいたい。

 

 

更に「○○○をするべき」という投げかけは、本人の思考力や主体性を奪う、いわゆる「暗示」や「催眠」「マインドコントロール」に繋がりかねないので、私的には「エセやん・・・」とか思ったり。

 

かくいう私も、別に臨床心理士の資格を持っているわけではないので、十分正規ルートから外れています。そういう意味では、エセやん・・・と思った人たちと大差ないです。

 

ただ、もし“心理カウンセラー”になることや名乗ることを目指したいのであれば、個人的には、精神医学や神経心理学、生理心理学、薬理学、行動心理学、学習心理学、統計学など、より物質的で比較的理系寄りの知識を入れておくことをお勧めしたいなぁと日々思っています。あと、参考となる理論は認知心理学や発達心理学だったり。

臨床心理学には大家がいるので、学問そのものより大家の言うことを崇拝している人も結構いて、私にはあんまり肌に合いませんでした。まぁエセ側は私ですが、エセくささを感じるというか。

 

この業界は本当にるつぼだと思います。そもそも学問そのものが実質人の心を疑うものだし。

心理カウンセラーが心理学という「学問」に興味を持つとも限らないし。一歩間違うと新興宗教のたぐいですしね。

まぁでも、こんな蠱毒のような状況は他の学問や業界、国ではなかなか見られないことだと思いますので、個人的には結構楽しんでいますけどね。エセやん~~!に出会うこともあれば、自分がエセだと思われることもあり。

 

 

ただ、最も面白いと思うのは、他分野出身者で本物だと感じられるカウンセラーに出会うことですニコニコ