宣言通りの日本号。
(全体:総長321.5cm)
(79.2cmの長さの刃を納める鞘)
(刃に彫られた倶利伽羅龍)
(柄には蝶と桐の紋)
ほうほう。あなたが私がお初に本物をお目にかかる刀剣男士ですね。(感化されすぎ)
審美眼皆無の私が見てもこれは正三位の位を与えられてもおかしくない見事さだと思いました(正三位の意味は知らないけど!)
同じ正三位の位を持つものたち・・・阿蘇 惟忠(蛍丸の持ち主)、毛利 隆元、松平 定信、島津 義弘、黒田 長政、上杉 景勝、細川 忠興、蜂須賀 斉裕、長宗我部 元親、横井 小楠、山本 五十六などなど。刀剣たちの持ち主の側の位じゃあないですか。日本号は昔っから擬人化されていたというの。
へし切長谷部の展示は終了していましたが、長谷部と並ぶ黒田家の家宝『国宝 日光一文字』の展示期間に突入しておりました。日光一文字の展示は3/4まで。こちらももうすぐ終了ですね。
はばきの桐紋が見事。これもいずれ刀剣男士として顕現するんだろうな・・・(期待)
鞘は行方不明とのことで、お目にかかることはありませんでしたが、現存していた時はへし切長谷部の鞘とお揃いだったとかなんだとか。
日光一文字には鞘がない代わりに刀箱があった。こちらも国宝。(葡萄文蒔絵刀箱)

セットでの企画だったからか長谷部はクリアファイルでお目にかかれました。
裏は日光一文字の写真になっているので刀の違いを比較しやすい上に、期間限定での販売と言われたら買う以外に何か選択肢はありますかね?日本人でわさもんの私には、それ以外の選択はちょっと浮かばないかなぁ・・・
(全景:左が日本号、右が日光一文字)
我が西郷家は父がまるで古墳時代から生きていたかのようにやたら歴史に詳しいので、こういったレポをするといつも父に報告し、該当する時代についての教えを乞うのですが、さすがに刀剣の名前だけ言われてもわからぬだろうと高をくくって
私「ねぇ~パパ~ン。私今日日本号見てきたのぉ~ん」
と、帰宅してすぐ前触れなく話題をぶっこんだところ
父「おー日本号かー!酒は呑め呑め呑むならば♪ひのもといちのこの槍を♪ってな。
黒田の家臣・・・誰だったっけ?母里?が福島 正則が酒を勧めるのに対抗して呑み取ったんだよな。確かあの槍、3m以上なかったか?あれを操れる奴は大したもんだし、刀ではほぼほぼ対抗できんだろう。武器では槍が一番強いと思うね、俺は」
私「(武器まで知ってんのかよ・・・でもまぁまぁ黒田節は有名だろうし)
日光一文字も見てきたのぉ~ん」
父「日光・・・あぁ北条のやつだな。日光二荒山に奉納されていたのを早雲が欲しがってもらったやつな、確か。小田原攻めの時に官兵衛が交渉役として派遣されて、いい具合に話を進めたからその見返りにもらってたぞ」
私「ねぇ?友だちなの?母里さんも北条さんも官兵衛さんもパパの友だちなの?
でもね、へし切長谷部は見れなかった・・・・・・」
父「へし切?あぁ、あれ織田のだろ?ここ(刀)のな、銘を入れるところ、織田があげたものだから本来は織田の名前が入るんだ。でも黒田が自分で『黒田筑前守』と入れてんだよな。よほど浮かれてたんだな~」
軍師官兵衛を観ていれば三振りとも話に出てくるの?
全部そらで答えていました。
あまりに父がすらすら答えてくれたものだから、つい
私「私、長谷部が好きなの」
父「すき」(会話が強制終了)
父「長谷部って、どこのどいつだ?」
私「・・・・・・。(急に恥ずかしくなる)
とうらぶ・・・・・・」
父「とうらぶ」
私「刀剣乱舞」
父「とうけんらんぶ」
会話の流れが分断されたことにより、長谷部という単語が様々な拡がりを見せカオスな空気になった時、母の助け舟が入る。
母「(父に向かって)あなた、まさか刀剣乱舞を知らないつもり?セブンイレブンとコラボレーション商品をやっていたじゃない」
私「え、逆にそっちの記憶が私にはないわ」
父「思い出した」
私「思い出したのか」
ツッコミ相手が増えただけだった。
私「え、ママ・・・とうらぶ好きなの?」
母「何を言ってるの。あなた、私がセブンに通いつめて何年経つか、知ってる?バイトの経験だって、あるんだから」
私「セブン愛か」
完
母の電波化は年々ますます進んでおり、実家に着いてリビングでウトウトしていたら、「ポプテピピック・・・」と呟いていて一気に眠気が吹っ飛びました。なんで知ってんだよ。
話は前後しますが、日本号と日光一文字を見た後に、せっかく天神を通るのだからと一緒に来た友人がアニメイト福岡天神店に連れて行ってくれました。ここには長谷部のパネルが!
・・・当初、メイト内を一周してもパネルが見つからなかったので、もう時期を過ぎてしまったのか・・・長谷部とはことごとくタイミングが合わない・・・と諦めて帰ろうとしていたのですが、友人が店員さんにパネルの場所を聞いてくれたうえ、恐らく一度通ってパネルがないことを確認した場所に案内されてかつあったので、たぶん、店員さんが出してきてくれたんじゃないかと思います・・・恥ずかしいよ・・・!でもありがとう・・・・・・福岡のみんな、ありがとう・・・・・・
ここまできたら熊本店にも行って歌仙兼定と蛍丸のパネルも見たいと思いましたが、弾丸日程だったので寄る時間が取れず。そう!私は決してととととうらぶのために九州に戻ってきたのではないのだぞ!!←
本ブログでもあまり触れていない個人的な調べもののために帰熊していたのですが、それがまたも横井 小楠との関わりが深かったのです。
そんな小楠チルドレンの話を、後日まとめますね。