
最近、他のブロガーさんの書かれた旅行記にも興味を持つようになり、いろいろなところにお邪魔しているのですが、記事の写真を見させていただいているうちに、ふと思ったことがありました。
あれ、みんな、旅行中、空、晴れてるの?
いやね、写真のちょうど背景となる空が真っ青だとやっぱり映えていいよなぁ・・・と思いましてですね。
私もね、夕空が綺麗な写真は撮れることがあるんですよ。宇和島の空とかね、綺麗でしたでしょ?(爆)
ただ、この頃外出すると雨に降られることが多く、京都旅の写真も見返してみれば不穏な空の色だし、過日の愛媛旅も快晴だったのは初日だけで、2日目は降ったり止んだり、3日目の内子は本降りでした。どっちもそういや台風の去った直後の旅でしたわ。
4日目松山のこの写真とか、
白い部分もあるけど空青くていいじゃん!って一瞬思われるかもしれませんが、実は青い部分の方が雲ですからね・・・・・・それ以前に、どう見ても不穏な空ですしね。
青ければいいってもんじゃないですよね。
いや、「どんな色の君も素敵だよ」って言ってあげたい気持ちは山々なんですけど、近年は「遅れてきた世紀末」と名づけたいくらいに自然から全力で日本は愛されているような気がして・・・
最近は実家や地元の友人とやりとりばかりしていますよ。台風も今年は15年ぶりくらいに熊本に直撃していますし、大分&愛媛で震度5強なんてこれまでなかったのが今年に入って2回も来ていますから、こちらからは「台風大丈夫!?地震大丈夫!?噴火大丈夫!?」と連絡し、向こうからは「地震大丈夫!?大雨大丈夫!?竜巻大丈夫!?」と来ます。大丈夫、竜巻の起こる地域に住んでいないから!(爆)
一通り過ぎたと思ったら、今度はチリ地震の影響で列島に津波到達とか・・・これを自然のヤンデレ行為とポジティブに捉えるのがまた日本人の得意技ですよね。
津波注意報を見ている時など、基本内海しか持たない熊本の(天草は例外で注意報・警報が出る時はありますが)、こういった影響が少ないところに内陸県っぽさを感じます。だから維新に出遅れたのかな・・・と思うことも。北は福岡・佐賀があるので、日本海側の海防はそちらが担っていたし、それより阿蘇山の機嫌の方が重要だったし。ただ、今回の安保法案とも重なりそうですが、そういう土地柄があるので意識的に外を見るようにしないと熊本は今後も維新同様に置いていかれるかもしれないな、と思いました。結局は県がものを言うんだなー、と安倍さん見てて思いますし。
べ、別に今週のちえいず見てて斉彬さんのネットワークに九州で熊本だけが含まれていなかったことが悲しかったからじゃないんだからねっ!(爆)
あ、次回は細川親子だ、見なきゃ。
と、長すぎる前振りに無理やり熊本と幕末を結びつけたところで、本題です!
いやね、愛媛旅から戻ってきて、いつも通り本屋でふらふらしていたら、こんな本を見つけまして。
『新選組颯爽録』 門井慶喜 (光文社)
(帯)
「生真面目な能吏 尾形俊太郎」
即買いしました。最近、こんな自分がすごくキモチワルイです。
ああっ逃げないでっ尾形さんもさることながら、他のラインナップも面白そうでしょ!?
安富さんと村山さんも、尾形さん同様にネタとしては十分なのに何故取り上げられないのか個人的には不思議だったので、この人選は納得でした。
〈以下ちょっぴりネタバレあり(全文黒字の部分)〉
恒例通り、尾形さんに関してのみ触れさせていただきますと、司馬 遼太郎先生の短編集『新選組血風録』内に『鴨川銭取橋』ってお話がありますよね。あの山崎さんが、尾形さんに置き換わった感じです。つまり、武田が尾形さんにこっぴどくしてやられる訳で・・・・・・なんなんでしょうかね、実際どうだったのかはわかりませんけど、尾形さんにしろ山崎さんにしろ武田に対する半端ない悪意がありますね。やな奴→よし、死んでもらおう!的な。
ちょっと待て、武田があなたたちに一体何をしたというんだ・・・・・・
それとこの帯、「生真面目な能吏 尾形俊太郎」とありますが、几帳面ではあるけれど一体どこが真面目なんだよとツッコまざるを得ませんでした。作者も絶対楽しんで書いてますしね。
全体的に滑稽話ではありますけど、「ペンは剣より強し」という文官にのみ当てはまるやり方で勧善懲悪風に書かれていて、爽快ながら怖っ・・・と思う部分がありました。
そして、も一冊。
『吉田松陰 大和燦々』 秋山香乃 (NHK出版)
もはやお気に入り作家さんの一人となっている秋山先生。
こちらはサイン本。ウフフ!
この本にはほぼ全編にわたって宮部さんが出ているという、まさに
私得
な本。
松陰先生の東北旅行をメインに書いており、仙人(松陰)、赤入道(宮部)、柳陰の怪物(江幡 五郎)トリオの友情話のようなものです。若干ミステリーがかってる。私の大好物なジャンルです。
象山先生の出番も多く、息子の恪二郎くんもちょこちょこ出てくるところに後のことを想像させますね。
そして、そして!この本には佐々さんが出てくるんですよー
三言しか喋ってませんけどね!
山口・和歌山・長野・秋田の地方紙に連載されていた小説らしいですが、熊本がまたぼっちだよ!
おい!くまにち!今からでも遅くはない、連載を依頼するんだ!!(遅いよ!)
秋山先生の描く人物は誰も魅力的なんですけど、宮部さんもまた魅力的で、あらぁ、九州男児の鑑ですな。理屈の部分は松陰に任せて、ピンチになると身を挺して守る武闘派とか・・・
あ、あとね、宮部さんは全編にわたって熊本弁で話すんですけど、文字だけ追うとなんかかわいいな、と思いました。武闘派な部分と話し方のかわいさのギャップがまたね・・・
熊本弁も博多弁と似てなくもないので、たま~にかわいいと言われることがあるのですが、「ばっ!?」と某CMの勉強していたハイジに驚くクララ
みたいな反応をついしてしまいます。
でも「~たいね」とか「~とよ」とか、確かにかわいい、かもしれない。文字だけ読めば。
実際は「だんだん
」が「だんだん!!
」になるくらい口調が勇ましいので、そんなことはまぁ~、ないですな。「なんしよっと?
」も実際は「な~んしよっとやあ~ん!?
」てな感じですけんな。まず怖がられますね。
だからきっとこの宮部さんも本当は違うのだ・・・・・・(爆)
うふふ、着実に二人が前面に出てくる話が増えてきている
特に尾形さんのキャラクターづけが、作者によってまだかなり大きいですけど(いや、これからもそうかもしれませんし全然アリですけど)、現在のところ若干優勢に感じるのは「冷酷といえるほどの頭脳と対極といえるような隙のある性格、しかしその要領の悪さが結果的に功を奏す驚くべき幸運の持ち主」かな。なにそれ最強。
まぁ、あの新選組を文官で生き残ることを考えると、そうなるのかもしれないですけどね。まだまだ謎の多い人です。
あ、そういえば自分の小説が全然進んでない・・・ま、いいか・・・・・・
あ、次回は細川親子だ、見なきゃ。
と、長すぎる前振りに無理やり熊本と幕末を結びつけたところで、本題です!
いやね、愛媛旅から戻ってきて、いつも通り本屋でふらふらしていたら、こんな本を見つけまして。
『新選組颯爽録』 門井慶喜 (光文社)
(帯)
「生真面目な能吏 尾形俊太郎」
即買いしました。最近、こんな自分がすごくキモチワルイです。
ああっ逃げないでっ尾形さんもさることながら、他のラインナップも面白そうでしょ!?
安富さんと村山さんも、尾形さん同様にネタとしては十分なのに何故取り上げられないのか個人的には不思議だったので、この人選は納得でした。
〈以下ちょっぴりネタバレあり(全文黒字の部分)〉
恒例通り、尾形さんに関してのみ触れさせていただきますと、司馬 遼太郎先生の短編集『新選組血風録』内に『鴨川銭取橋』ってお話がありますよね。あの山崎さんが、尾形さんに置き換わった感じです。つまり、武田が尾形さんにこっぴどくしてやられる訳で・・・・・・なんなんでしょうかね、実際どうだったのかはわかりませんけど、尾形さんにしろ山崎さんにしろ武田に対する半端ない悪意がありますね。やな奴→よし、死んでもらおう!的な。
ちょっと待て、武田があなたたちに一体何をしたというんだ・・・・・・
それとこの帯、「生真面目な能吏 尾形俊太郎」とありますが、几帳面ではあるけれど一体どこが真面目なんだよとツッコまざるを得ませんでした。作者も絶対楽しんで書いてますしね。
全体的に滑稽話ではありますけど、「ペンは剣より強し」という文官にのみ当てはまるやり方で勧善懲悪風に書かれていて、爽快ながら怖っ・・・と思う部分がありました。
そして、も一冊。
『吉田松陰 大和燦々』 秋山香乃 (NHK出版)
もはやお気に入り作家さんの一人となっている秋山先生。
こちらはサイン本。ウフフ!

この本にはほぼ全編にわたって宮部さんが出ているという、まさに


松陰先生の東北旅行をメインに書いており、仙人(松陰)、赤入道(宮部)、柳陰の怪物(江幡 五郎)トリオの友情話のようなものです。若干ミステリーがかってる。私の大好物なジャンルです。
象山先生の出番も多く、息子の恪二郎くんもちょこちょこ出てくるところに後のことを想像させますね。
そして、そして!この本には佐々さんが出てくるんですよー

山口・和歌山・長野・秋田の地方紙に連載されていた小説らしいですが、熊本がまたぼっちだよ!
おい!くまにち!今からでも遅くはない、連載を依頼するんだ!!(遅いよ!)
秋山先生の描く人物は誰も魅力的なんですけど、宮部さんもまた魅力的で、あらぁ、九州男児の鑑ですな。理屈の部分は松陰に任せて、ピンチになると身を挺して守る武闘派とか・・・

あ、あとね、宮部さんは全編にわたって熊本弁で話すんですけど、文字だけ追うとなんかかわいいな、と思いました。武闘派な部分と話し方のかわいさのギャップがまたね・・・
熊本弁も博多弁と似てなくもないので、たま~にかわいいと言われることがあるのですが、「ばっ!?」と某CMの勉強していたハイジに驚くクララ

でも「~たいね」とか「~とよ」とか、確かにかわいい、かもしれない。文字だけ読めば。
実際は「だんだん




だからきっとこの宮部さんも本当は違うのだ・・・・・・(爆)
うふふ、着実に二人が前面に出てくる話が増えてきている

特に尾形さんのキャラクターづけが、作者によってまだかなり大きいですけど(いや、これからもそうかもしれませんし全然アリですけど)、現在のところ若干優勢に感じるのは「冷酷といえるほどの頭脳と対極といえるような隙のある性格、しかしその要領の悪さが結果的に功を奏す驚くべき幸運の持ち主」かな。なにそれ最強。
まぁ、あの新選組を文官で生き残ることを考えると、そうなるのかもしれないですけどね。まだまだ謎の多い人です。
あ、そういえば自分の小説が全然進んでない・・・ま、いいか・・・・・・