ハゲタカ
このブログ見ている人で、
ハゲタカ見たひとはなかなかいないとは思いますが…。
なかなか書くことがないので、つなぎのブログって考えてもらっていいっす。
ドラマ版は好きでした。
が、後半になるにつれて突飛な内容になっていって、
最後はがっかりしたのも事実でした。
今、NHKのドラマからとしては珍しく映画になってるのですが、
映画版をみてひとつわかりました。
ハゲタカの異名を持つ主人公を演じた大森南朋と、
肺癌の手術を乗り越えてドラマ版を演じていた柴田恭平。
この2人がいるシーンはとても緊張感がありました。
逆にいうと、2人がどちらともいない場面はとても退屈に感じました。
それだけ演技がすばらしい、ってことだと思います。
大森南朋は他の作品をほとんど見たことがありませんが、
このファンドマネージャー鷲津役は見事な当たり役だと思います。
ドラマ見てから原作も読みましたが、読んでるときに頭に浮かんでいたのは
彼の鷲津政彦でしたからね。
柴田恭平は、あぶない刑事を見ていたころがとても懐かしいですが…、
「笑いも涙も取れる」俳優だと思っていますが、
そんな人が、全力で、力を込めて演っているのが伝わってくる姿でした。
この2人が画面に映っているときは、見るべきものがあって、
2人がいないときは何か退屈で。
そういう感想を持ちました。
(ひとつだけ、物語での重要な役を演じた玉山鉄二の最後のシーンはとてもよかったです。)
ちなみにテレビで放映されるのを待ってもよかったのですが、
メンズデーで安かったので、つい観にいってしまいました。
300席の劇場に、観客がたった3人!!!
しかも2人は(おっちゃんでした)、一番後ろのほうで観ていたので、ぼくは中央で一人。
豪勢な上映会でした。
ターミネーター4
映画館でバイトしていたころ、「M山にーやん」という先輩がいました。
年齢的にもけっこう上の人で、もともとそんなに話すことはなかったのですが、
あるときぼくがチケット売り場に異動になってから、ちょくちょく話すようになりました。
「M山にーやん」はぼくとは比べられないくらい映画が好きで、
見ている本数も多いみたいでした。
で、あるとき聞きました。
たしか、「閉ざされた森」という映画が公開されていたころだったと思います。
「今までで一番おもしろかった映画はなんですか?」
出てきた答えは、「ターミネーター1」でした。
あの、追われている感、ドキドキ感は最高だと。
他の映画を見ても、あの緊張感はやっぱりおもしろいと。
ぼくは「ターミネーター2」の方が好きだったのですが、
「M山にーやん」に言われて、確かにターミネーターのおもしろさは、
映像のすごさよりも、映像全体に広がる緊張感だったことに気付きました。
その解説があって以来、ぼくのなかでT1はT2よりも上に変わりました。
ターミネーターシリーズは自分にとって特別です。
あの液体金属の映像も、未来からきたという発想も、
ストーリーも、「M山にーやん」の解説も、
当時のぼくにはすごく斬新でした。
そんなターミネーターシリーズの最新作を観て来ました。
前作のターミネーター3は、自分の中でなかったことになっています。
(見てない人がいたら、見る必要はまったくありません!)
今回は、だいじょうぶです。
初めて見る人に難しすぎるほどマニアックでもなく、
シリーズファンの期待にも応えるような内容も盛り込んであります。
シリーズの世界観を活かしながら、ほどよい娯楽大作になっているという感じでしょうか?
個人的に「ダークナイト」以来、主演のクリスチャン・ベイルがけっこう好きなので、
彼のストイックなジョン・コナー像(主人公)も好きでした。
ジョン・コナーが、機械のスカイネットに抵抗する人類軍のリーダーになるまでに、実は機械の存在がけっこう関わっていた?、みたいな逆説的な内容も好きです。
このT4から、新たな3部作が始まるそうで、
この作品では、終わって振り返ってみると、ほとんど何も解決していませんでした。
でも、それで退屈することもなく、次への期待を十分持たせてくれる映画でした。
T4にも、T1やT2にあった追いかけられている感、ドキドキ感は
ところどころで感じました。
だから、今回は満足です。
冒頭の話しを思い出しながら、たぶんどこかの映画館で観たであろう「M山にーやん」は、どんな感想を持ったのだろう、と思いました。
本当につまらないことであっても
「本当につまらないことであっても、
自分にはそれを面白いものに変えるだけの力があると信じる」
いい一言だなあ。
昔から好きな俳優さんの言葉でした。
<映画『鈍獣』の主演・浅野忠信がテレビドラマに出演しない理由とは? より>
浅野: 本当に嫌なことなら辞めるしかないと思います。僕は俳優を好きで選んで始めたわけです。そこに選ぶだけの理由があって、面白さがあるはずなんですよ。自分がやりたくて始めたのだから、チャレンジし続けるべきだと思います。あと、本当につまらないことであっても、自分にはそれを面白いものに変えるだけの力があると信じれば、結構やる気が出てくると思うんです。気持ちの持ちようと言うか。
僕は100あるうちの90が辛そうで嫌だなと思う役であっても、残りの10に面白そうだなと感じられるところがあれば、その役を引き受けたりします。つまり、それにトライしてみる価値があるって事なんです。10の部分を見つけた直感に自分の信用を置くというのは、結構重要だと思いますけどね。
それと、これまで出演してきた映画でも印象に残っているのは、辛かったものが多いんです。辛いと言っても振り返ってみれば、楽しかったことにしか思えないんですけどね。後々、いい経験になるので、そう考えるとやっぱり辛いと思うことこそ、楽しさを探しながらやるべきだと思います。
(――映画俳優をやっていて、嫌なことや報われないこと、制限されることもあると思います。それでも1つのことをずっと続けられるのはなぜでしょうか?、と問われた答え)
いいこと言うなあ。
思い出に残っているのは、辛いことのほうが多いですよね。
もうちょっと突っ走ってみます。

