ジブリ看板ではなくなって久しいいつもの映画館へとやって来た。
「怪物」「明日を綴る写真館」「スマホを落としただけなのに 最終章 ファイナル ハッキング ゲーム」に続く4度目の鑑賞となるScreen3。
同一サイズと思われるSCREEN4も含め、この場所がベストポジション(ピンボケだが)。
◎あらすじ(映画.COMより引用)
順風満帆な俳優人生を歩んできた南条弘は、最近では芸術映画でも数々の映画賞を獲得しているが、心の内ではアクション映画への出演を望んでいた。そんな中、若い頃からの腐れ縁である俳優仲間の尾崎誠がバイク事故を起こし、南条は同世代の俳優としてメディアからコメントを求められる。尾崎を諫める発言は世間から思いがけない注目を集め、ひとり歩きした論調は南条のマネージャーや家族も巻き込みながら、本来の意図とは異なる形で拡大解釈されていく。これからも車やバイクでのアクションを演じたい南条だったが、周囲からは免許返納を期待され、人生最大のピンチに陥ってしまう。
◎感想等(ネタバレあり!!!)
前作「免許がない」で苦労の末に運転免許を取得した南条弘。それから32年が経過し、免許返納が視野に入る年代となった南条の苦悩を描く。前作は東宝、今作は東映の製作という事で、オープニングには両社のプロダクションロゴが表示される。
劇中映画として登場する「ハーレーライダー」は40年以上前に撮られたとの事なので、早速辻褄が合わない。自動二輪の免許は持っていたのかもしれないが、その割には前作での車の扱いはあまりにもぎこちない。免許に纏わる別々の話であり、所々にオマージュが入っているという程度に考えておいた方が良さそうだ。なので前作を観ていなくてもまったく影響はないが、「ハンコ押してくれよぉ!」といった所では笑う事が出来ない。10人程の観客の中で笑ったのはボクだけだった。ボールペンカチカチのヒトも前作では因縁の間柄だが、年齢や転職内容的にはちょっと無理がある。
前半は前作同様コメディー色満開で、南条が怒っても恰好つけても嘆いても全てが笑いになる。スマホ画面を見せられた際にハヅキルーペを着用するシーンもウィットに富んでいる。
ところが途中からはお笑い要素がぱたりと消え、任侠やトラック野郎といった東映色の強いものとなり、更には室井慎次二部作のようなヒューマンドラマへと変わる。前作のようなテイストを期待していると拍子抜けする所も室井慎次二部作と同様。「死期迫る盟友と、無き妻との約束を胸に秘め巡る感動のロードムービー」だと思って観ると、前半のドタバタシーンで頭に?マークを沢山つけながら観る事になり、それはそれで面白いかも知れない。
スナックしずえのママが、あまちゃんに登場する鈴鹿ひろ美とそっくりのテンションだった。なのでてっきり薬師丸ひろ子だと思っていたのが、ほくろ(と体形)を見て南野陽子だと判った。いつも通り事前情報は一切見ずに臨んだのだが、やはりこういう楽しみ方が出来る。テレビで頻繁に流れる見所紹介番組を後で見たが、面白シーンの多くが紹介されており、ネタバレもいい所。あれを見た後映画館に行ってもちっとも面白くないだろう。
↓公式ツィッターより拝借(リンクを貼っている)
南条の愛車として登場したフェラーリ328GTSも本作の魅力の一つ。近年のフェラーリは驚く程巨大で高額だが、この車までの8気筒車は横幅は森君と同じ1730mmしかない。この位のサイズの車両が現実的な所。それが最安値では300万位で買えたのだから夢のある時代だった。免許返納宣言をし、西野七瀬扮するマネージャ川奈が運転する事になるのだが、その状況、及びその運転姿が秀逸!更にはエンディングでの車の行く末がまた素敵だった。もし南条の車がフェラーリ328でなかったらこの映画の感想はもう少し変わっていたかもしれない。
まあ面白かった。室井慎次二部作は期待値との差が大きすぎて残念だったが、次作はまた元の路線に戻るようで何より…と思いつつ、なるべく予告は見ないように努めた。
前作の学科試験会場シーンのロケに参加した事があったので感慨深かった。映らなかったし名前も出なかっが、一緒に行った事務所のヒトはビジュアルを買われ、舘さんのすぐ隣となった。画面にもチラチラと写っているし、プログラムにはばっちり2ショット顔が載っていた。
◎オマケ。南条弘の新旧免許証
↑免許がない(1994年) ↓免許返納?!(2026年)
前作では南条の本名である南すすむ名義となっている。誕生日は前作では舘ひろしと同じ3月31日だが2歳サバを読んでおり、新作では5歳と何故か更に5か月サバを読んでいる。また新作では原付と大型自動二輪が追加されている。18歳になる数日前に原付免許を取得した模様。免許番号及び住所は変更ナシだが、昭和47年に原付を取ったのなら、免許番号の左4桁は3072となる筈である。田園調布本町5丁目に91番地はないが、5丁目自体は70m四方程の狭い区域である。ココに一体何があるのだろう。なお田園調布本町は実に58丁目まで存在する。
56.90 15.1








