映画「怪物」鑑賞 | PRYCE16写真日記

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このブログも今やすっかり凸凹凸凹ブログに?(笑)

近所の映画館。ついこの間も来た場所だが、この場所目当てで訪れるのは初めてだ。

 

 

本日の上映演目はこれら。

 

 

例によって10程の大小スクリーンが並ぶ。

 

 

今日の演目はスクリーン3で上映されるこんな演目。

 

 

◎STORY
大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子供たち。それは、よくある子供同士のケンカに見えた。しかし、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した―。

 

↑こういったあらすじをいちいち考えなくても、公式で用意されているのがありがたい。ますます文章力が落ちてしまいそうだが。

 

 

 

※ネタバレ注意!!!

 

 

息子思いのお母さんがおかしな先生達に詰め寄るといった話が、ある瞬間から一転し、クレーマーな父兄への対応に翻弄する先生達の苦悩の話へと変貌する様に驚いた。かつて新選組と維新志士との戦いをそれぞれの側から描いた2本立ての舞台を観た時同様、「どちらが正義なのか?」が判らなくなるようなというののと同じ展開だった。

その中で「先生」は板挟みの被害者なように思えたのだが、先生が謝っているシーンもあり、一度観た位では正直よく判らなかった。皆が「怪物」の要素を持っているのだろう。

タイムラインが目まぐるしく行き来する構成に、まるでパズルのような精巧さを感じたが、やはり一度観ただけでは全てを把握出来なかった。これも何度か観たりDVDを入手した上で香盤表的なものを作成し、完全把握し、関心したい所だ。

 

 

 

当映画、実は鉄道要素がかなり高い。EH200の牽引する石油貨物列車が出て来たのに非常に親近感を覚えたが、そんなのは序章。中央本線旧線の瀬沢トンネルや立場川橋梁が使用されており、その間にある地平区間に、この2人の秘密の遊び場である「廃車体」がある。確か廃線跡にステンレス製の廃車体が置いてある場所があったが、映画に使用されたのは残念ながらセットであり、撮影終了後に解体されたとの事(しばらく残して置けばイイのに…)。トンネル内や鉄橋上は立ち入り禁止だが、その間の区間には入れるようなので、近日諏訪を訪問してみたい所だ。幸か不幸か詳細なロケ地マップが公開されており、他の地点も訪れるのは容易だ。ロケ地探索マニアとしては少々物足りないが、まあ仕方がない。

 

 

 

今迄映画を観に行くという習慣はなかったのだが、気が付けば映画が常時割引になるような歳になっている事に気づいた。これからは(お珠ちゃんに勧められなくても)ちょくちょく観に行ってみようか!

 

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