映画「不死身ラヴァーズ」at シネプレックス幸手 | PRYCE16写真日記

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映画「不死身ラヴァーズ」を観に、シネプレックス幸手までチャリで訪れた。車で行こうか迷ったが、最近また体重が増えてきてしまったので、頑張った。近年酷使が激しかったせいか、ペダルを踏むたびにスポークを叩くような音がしてとても不快だったのだが、チェーンに油をさしたら一発で直った。そのせいかどうか往路はまったく疲労する事無く、鼻歌気分であっという間に到着した。これなら25kmあるてっぱくまでもチャリで行けるのではないか?

 

 

ナビを使わず天測航法で走ったので多少道に迷ったものの、片道20km弱、1時間10分程。これで車(P様)で来るのに対して往復で300円位の節約になった。「ポイ活」をしていると、こういうたぐいの僅かの節約が極めて大きな値に見えてしまう(300円のポイントを得るには30000円も買物をしなければならない)。ポイ活の真の意義は、こういった節約や無駄に対する関心が高まる事にあるのではないかと思った。

 

 

いつもながら映画館のこの暗くて長い廊下はワクワクする。

 

 

SCREEN7、最後列ど真ん中。観客数5人、男子はボクだけ。
 

 

 

◎あらすじ(公式サイトより引用)

長谷部りのは、幼い頃に”運命の相手”甲野じゅんに出逢い、忘れられないでいた。 中学生になったりのは、遂にじゅんと再会する。 後輩で陸上選手の彼に「好き」と想いをぶつけ続け、やっと両思いになった。でも、その瞬間、彼は消えてしまった。まるでこの世の中に存在しなかったように、誰もじゅんのことを覚えていないという。だけど、高校の軽音楽部の先輩として、車椅子に乗った男性として、バイト先の店主として、甲野じゅんは別人になって何度も彼女の前に現れた。その度に、りのは恋に落ち、全力で想いを伝えていく。どこまでもまっすぐなりのの「好き」が起こす奇跡の結末とは――。

 

 

 

感想(ネタバレあり?!)

 

例によってまったく下調べせずに鑑賞。

 

まずいきなり感じたのは、湘南日向岡住宅が見えたかと思ったら石油貨物列車が映り、ココは何処状態に。ロケ探マニアの血が騒ぐ。更には海も山も登場する。(度々登場する駅は上野原駅)
 

前半はまるでSFのよう。主人公りのが恋焦がれるじゅんが現れたり消えたりするばかりか、毎回設定が異なるという、不思議ワールドを通り越して謎ワールドで、いつまでたっても話が理解出来ない。しかしりのの突っ走りっ振りだけはとにかく伝わってくる。その演技というか、存在感がなかなか良い。少々歯切れの悪い言い方なのは、要所要所に台本を読んでいる感が感じられたからなのであるが、基本的には非常に素敵な役者さんだと感じた。

 

対する後半はじゅんが消える事はないものの、別の問題に双方を苦悩させる。ココでもりのの猪突猛進さは健在。日常でこんなテンションなヒトがいたら明らかに不自然ではあるが、そこはスピード感あふれる展開という事で良いのではないか。逆に普通のスピード感で演じてしまうとじれったくて退屈なものとなってしまう。残念ながらそういう作品は多々ある。

 

原作では触れられなかった前半の不思議現象に対する「種明かし」が、当作品では行われていた。判るような判らないような内容ではあったが、少なくともSFやファンタジーではないという事だけは判った。これがあるかないかでとらえ方がまったく異なってしまう為、結構重要だ。


ラストは美しいものの、意味が分からず要説明な箇所が複数ある(病床、老人)のだが、それを深く考えたり追及しないのが粋なのかもしれない。

 

まあまあ面白かった。しかし主演の見上愛に対して経歴等を調べようという気が起きないのだが、これはネガティブな事ではなく、それ程りの役がハマっていたという事のように思えた。

 

 

後半にお珠ちゃんが学友役として登場(写真は公式サイトより引用)。このカラオケーシーンのお珠ちゃんは、ラジオ終わりに時々上がるはっちゃけた動画のようなテンションだ。銀プチメガネもインテリさを醸し出しているが、これも実は「素」なのではないか。

 

 

映画館全貌…と思ったら、フィットネスクラブがかなりを占めてしまっていた。

 

 

映画の帰路。ものすごい向かい風で悪戦苦闘。時速10-12km位しか出ない。それでも10km以上休まず漕いだが、関宿滑空場で見物も兼ねて休憩。無線を聴くと16ノット位の完全向かい風。逆走したら記録的な最高速度が出そうだが、ギア比の関係で頭打ちになりそうだ。
 

 

最後のフライト迄見た後、機材の撤収作業まで見物する。曳航機用の燃料タンクを搭載したトレーラーが引かれてゆく。しかしこれのようなものはジェットスキーやレース用オートバイを運ぶ光景を街中でもよく見かける事も多々あり、さほど面白くもない。
 

 

先程のパジェロが格納庫前に。もう1機の曳航機パイパーカブが格納庫から引き出されている。内部には別のカブの他に主翼が数枚収容されている。翼もまた消耗部品なのだろう。

 

 

当滑空場名物の曳航機の土手渡り。

 

 

先程と同じパジェロが機体の乗った台座を牽引する。

 

 

先程、及び凧揚げの時に散々見物したロバンがほんの目の前を行く。

 

 

主翼の先端と土手との隙間はほんの10~20cm程。翼端上反角が付いていて良かった…というより、これ位の隙間が空くように台座の高さを設定したのだろう。

 

 

そして一般道を横断。比較的交通量が多く、また大抵の車がぶっ飛ばしてくる為、前後に誘導員がつき、場合によっては車を停める。

 

 

帰宅後、すでにへろへろになっているにも関わらず、散歩に出かける。そして今日も懲りずに鉄道写真の練習に励む。上り列車は順光になるのは良いのだが、反射光の直撃を受けてしまう。

 

 

反射が無くなったのは日没した訳ではなく場所が変わった為だろう。まあまあよく引き付けられたが、あまり近いと1/250でもブレてくる。カメラの振り方が悪かった訳ではない…と思う。

 

 

撮影地に癒しの生物を発見。

 

 58.90 16.0