小学生の娘に・・・
なぜ、赤信号を渡ってはいけないのか!?!
・・・という質問をされ、
ングッと・・・答えに詰まってしまいました。
それは、足立区にある広い道路を
横断しようとしたときのことでした。
片側一車線ずつの広い道路で、
信号がちょうど赤になったのです。
車がほとんど通らない道で、
右を見ても左を見ても視界は良好。
どう考えても、危険など欠片もないのです。
しかし、信号は赤。
当然のことながら、私は立ち止まります。
ところが、です。
娘が、その赤信号を無視して、
渡ろうとしているではありませんか。
回りには、車の影も人の気配もない。
こんなところで
赤信号を待つ必要があろうはずがない。
そう考えるのも・・・よく解ります。
しかし・・・
私は親として、
娘の信号無視を止めない訳にはいかない。
マイルールでもありますし・・・
そこで優しく注意したわけです。
「信号、赤だよ」と。
娘は、とても意外そうに・・・
「ここで信号を渡ってはいけない理由は何?」
と聞いてくるではありませんか。
もちろん・・・
「いけないものは、いけないんだ。そんなことに理由などあるか!」
と、一喝する方法もあるでしょう。
しかし・・・
それでは、あまりにも芸がない。
そこで・・・
娘が「なるほど!」とうなずくような・・・
切り替えしトークを考えたのです・・・が、
・・・出てこない。
仕方なく、私はこう言いました。
「車が見えないから危険ではないという判断を誰かがしたとする。
するとその次には、車は見えているけど、危険な距離ではない
という判断をするようになり、しまいには、
危険な距離だけどぎりぎりセーフみたいなことになってしまうんだよ・・・」と。
娘は、もうちょっと気の利いた答えを期待していたのでしょう。
「ふうーん・・・」と言って、一緒に信号を待ってはくれましたが、
明らかに私の答えに落胆しているようでした。
くやしい。
とてもくやしい。
親父としての見せ場だったのに。
それ以来・・・
私は、赤信号を渡ってはいけない理由を考え続けました。
たとえば・・・
「赤信号を渡らない人は大金持ちになれる」とか・・・
「全ての信号機には隠しカメラが備え付けられていて、
将来受験で落とされる」とか。
まあ、色々考えてみたのですが、全部嘘ばっかりなのです。
・・・あたりまえですよね。
赤信号を渡ってはならない理由など・・・
「ルールだ」ということ以外にはないのですから。
ちょっと、悩んでしまいますよね。
車がまったく見えない道路で、
赤信号は、
本当に渡ってはならないのだろうかと・・・
また、つまらない事を考えてしまいました。