みなさまお久しぶりです・・・久々のサッカーネタです。
シーズンオフだったり、本業が尋常じゃない立て込み方だったり、
(言い訳です。笑)
なかなか更新できませんでした、申し訳ありません。
まあ数少ない読者の皆様の期待にお応えして、
社員の皆から非難の視線を浴びつつ、お送りします。
W杯イヤーのサッカーもいよいよ始動し、代表戦も行われたので、
さすがにそろそろと更新していこうかと思います。
さて、vsアメリカ代表戦が終わりましたね。
前半日本が押されたものの選手交代と共に次第に盛り返し、
最後は3-2まで追いついて終了しました。
データでは、
ボール支配率で40%:60%、
シュート数で7:29という数字になっています。
まあ完敗といって良いでしょうが、
こちらはまだ始動してフィジカルを追い込んでの1試合目、
いわば「底」にあたる時期なのですから、悲観しすぎることもないでしょう。
苦戦の原因は多くあるでしょうが、
やはりボールをじっくり保持する日本の戦いぶりが、
あのような組織化された、強烈なプレスと相性が悪いことがあるでしょう。
次に、
3-6-1という慣れないフォーメーションと、そこに当てはめられた選手の相性の問題。
さらには、コンディション不良と野球場の芝の問題などが追い討ちをかけた格好ですね。
見ていて興味深かったのが、アメリカの戦いぶりでした。
アメリカといえば記憶に残るのは2000年のシドニー五輪での対戦なのですが、
あの時よりもさらに最終ラインが
「オフサイドルールを利用したFWへの牽制」を多用するようになっていましたね。
日本が久保へフィードを行おうとすると、すっとラインを上げる。
これによって久保はオフサイドポジションになってボールを受けられない。
「久保1トップ」にとって、このやり方は非常に相性が悪い組み合わせでした。
中田選手がいる頃のパルマvsデルネリ監督が率いていたキエーボでも、
同じようなシーンが続いたことがありました。
その試合でも1トップ2シャドーが採用されていたのですが、
どんどん押し上げてくるキエーボの最終ラインにパルマの1トップは孤立し、
まるでペースをつかめなかったことを覚えています。
あのようなやり方に対抗するには
1トップが上手くウェーブの動きをするか、
2列め以降が追い越す動きを徹底しなくてはならないと思うのですが、
アメリカ戦ではその辺も上手く行きませんでしたね・・・
ジーコジャパンで1トップが機能したのは
やはり、ウェーブのように一人で動いてスペースを作り、
使うことのできる柳沢がいたアウェーバーレーン戦が記憶に残っていますね。
あのような動きがこれからもっと必要になります。
ジーコ監督はまだ久保1トップの構想を強く持っているようですから、
その辺は前線の3人で上手く動きを作っていかないといけないでしょう。
プレスに関しては、今回はちょっと苦しかったですね。
シドニー五輪では日本もプレッシングをよく整備したチームで、
お互いにコンパクトを目指してプレスの掛け合いのようになり、
シュート数もほぼ同数の、互角の戦いでしたね。
アメリカはその時の方針のまま、熟成を積んできているわけですが、
日本はちょっと違った道を歩んできた。
前半はその差が、最もよくないカタチで出てしまったように思います。
やはり同じようにプレスに苦しんだウクライナ戦後、
中村選手は、
自分たち中盤がFWまで組み立てなきゃいけない場面が多かった。
後ろとボランチがつないで半分くらいまで押し上げて持ってきてくれればいいのに・・・
中盤の負担が大きかった。
相手は最終ラインがつないだり、サイドバックが持ったり、
ボランチがサイドチェンジをしながら押し上げていたけど。
こっちは中盤の選手がその仕事もしなければいけなかった。・・・
浩二からヒデさんにつないでいる間に駒野がハーフラインのあたりまで来ているとか、
そういう連動した動きが少なすぎる。
だから自分たちも前に上がれない。
結果的にボールを取られて悪循環になる。
最終ラインのパス回しも必要だと思う。
中盤とDFの両方が連動したボール回しが必要になってくる。
今日はレフリーうんぬんを抜きにして、相手のサイドバックとボランチがうまかった。
ダイヤモンド型の中盤をやったけど、結構押し込まれていたから、
取った時に出しどころがなかった。
1人1人の距離が短すぎたと思う。
と語っていました。
これはまったくアメリカ戦でも当てはまることですね。
アメリカも、日本の開始10分のプレスをかわすと、
後はウクライナと同様、DFラインやサイドバック、ボランチがオートマティックにボールを回して、
スピーディーにサイドに展開、日本を苦しめていました。
ハイプレッシャーの中で戦うには、ボールホルダーの回りの選手が連動して動き出し、
パスコースを作る動きが重要になります。
アメリカやウクライナと日本のDF選手のパス能力に大きな差があるわけではありません。
中村選手が言うような、そうした共通理解をチームとして構築できているかどうか、
それがこの差だといえるでしょう。
DFラインやボランチは国内組が多いのですから、
これからさらに話し合いを詰めて、W杯にはこの部分を構築していって欲しいですね。
そんな中でも、
後半出場した阿部、長谷部、巻、佐藤が、フレッシュなプレーを見せ、
アピールしたのはポジティブですね。
阿部は、私は以前から期待しているのですが、
攻撃の第一歩のボランチとしての能力は非常に高いものがあると思います。
そして
長谷部のドリブル。
今回「序列の上の選手」のプレーがピリッとしなかったこともあって、
このアピールがどのような結果につながるか・・・ますます興味深くなってきました。