2023年度の帝塚山学園の進学実績が、ホームページに出ております。
現役にしぼって、東大、京大、医学部 の合格者数と割合
そして、すべての国公立の合計合格者数、割合を出してみました。
国公立医学部の人数が毎年伸びています。
2020年は現役4人しかいなかったのが、わずか3年後には4倍以上になっていますね。
医学部志向が高まり、学校内で対策もうたれてきているようです。
帝塚山は、奈良の学園前駅の目の前にあります。
関西の人しか知らない学校だとは思いますが、奈良で３番手と言われる中高一貫校です。
帝塚山中学、高校を運営しているのが、学校法人「帝塚山学園」です。
帝塚山学園の方であって、大阪にある帝塚山学院の方ではないので注意。
学園前駅の名前の由来が、帝塚山学園の前だからだと思われます。
日本では珍しい、男子校でも女子校でも共学でもない、男女併学の学校です。
すなわち、男子も女子もいるものの、
男子だけのクラス、女子だけのクラスに分かれており、
基本的に男女共に授業を受けることはありません。
ですが、とうとう2027年から、高校の方は共学化するそうです。
つまり、男女を混ぜたクラスが出来上がります。
生徒に聞くと、併学である現在も、
高２高３と学年が上がるにつれて、男女を混ぜて行う授業も多いそうで、
高３にもなると、クラス全員で授業を受けるのは体育くらいだと言っていました。
つまり、今はかなり非効率な状態になってしまっているようですね。
帝塚山は、コースが色々あり、
男子は、スーパー理系選抜クラス，英数クラスの２つ。
女子は、スーパー選抜クラス，英数クラス，特進コースの３つ
があります。
当然、偏差値は異なり、かなりの差があります。
みんなの学校情報によると、B入試の女子英数Sは偏差値63、B女子特進は偏差値53です。
現役で難関大学の実績を出すのは主に、スーパー選抜の子達だと思われます。
成績が良ければ、学年の切り替わりに２回だったか3回だったかは忘れましたが、コースが上がれるチャンスがあります。
学校のタイプとしては、自由型と面倒見型の中間といった感じです。
拘束時間は中高一貫校としては平均的、宿題の量も平均的だと思います。
強制的にやらせる雰囲気はありませんが、補習やフォローもそれなりにあります。
春休み、夏休みなどは、セミナーという名の授業があります。
セミナーでは、これまで学習した内容の復習や、入試問題などを扱うようです。
一応選択制ですが、先生によっては受けるようにプレッシャーをかけてくることはあるようです。
数学は、高３の１学期中間テストまでに、数Ⅲまでが終わるイメージです。
コースによって定期テスト難易度は変わります。
スーパーは難しいこともありますが、他のコースは４STEPのB問題以下のみで構成されているイメージです。
帝塚山小学校の子達は一定の条件を満たせば、帝塚山中学校へ上がれる仕組みとなっています。
ただ 上がり組あるあるとしては、入ったはいいが勉強についていけなくなるパターン。
私立の小学校は特に優秀な子ばかりではありませんし、優秀な子がいても外部を受験します。
なので、その中で上位に入るのは実はそれほど難しくはないのです。
国語が得意で、試験の結果が良く、スーパーに上がってしまう子がいるのですが、こういう子は要注意です。
算数が出来ないと、すぐについていけなくなります。
中学受験を乗り越えてきた子達とは、やはり知識量，勉強体力から全然違います。
上のコースにいけたとしても断って、下のコースから様子を見ていく方が無難です。
そのまま上がるつもりであっても、中学受験の塾に通うか、個別指導で中学内容から先取りしておくとか、何かしらの対策をうっておく方がよいでしょう。
帝塚山はクラブや行事にはあまり力を入れていないイメージです。
音楽系のクラブは忙しいところが多いようですが、大会に出ないのになぜか忙しいという謎の音楽系クラブがあったり、
数学研究部という名のアニメオタクが集まる謎なクラブがあります。
文化祭では、学内で結成したバンドが演奏する場があるようで、生徒のほとんどがバンドやってました。
最近は少し改善されたらしいですが、体育祭がつまらなさすぎて、改善してほしいという署名活動が学校内であったほどだそうです。
競争系の演目がほとんどなく、生徒によるパフォーマンスの演目ばかりだそうです。
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