それでは、ABC予想がどういうものかを見ていきましょう!
たし算と、かけ算と、公約数と、素因数分解を知っていれば理解できます。
例えば、a=1、b=8、c=9という3つの数を考えましょう!
このとき、a+b=cが成り立ってますね?
かつ、1 と 8 は、1以外の公約数をもちませんね?
この2つの条件がABC予想の大前提です。
次に、それぞれ素因数分解します。
a=1
b=23
c=32
になりますね?
次に、これらを全部かけ算すると
abc=23×32
になります。
そして、これを直接計算するのではなく、3乗や2乗は無視して、素因数だけのかけ算を行います。
2×3=6
このように、素因数だけのかけ算を行ったものを、rad(abc)と書きます!
つまり今は、rad(abc)=6 です。
c=9でしたから
c>rad(abc)が成り立ちますね?
このように、c>rad(abc)が成り立つのが、実は大変珍しいケースなのです!
ほとんどの場合は、c<rad(abc)になってしまうのです。
例えば、上の値をちょっとだけ変えた
a=1、b=7、c=8
a=1、b=6、c=7
a=1、b=5、c=6
とかは全部、c<rad(abc) です。
てなわけで、ABC予想というのは
c>rad(abc)となる a 、b、cは、有限個しかないんじゃないか?
という風に予想したものなんですね~。
正確には
「a,b,cを自然数、aとbは互いに素、c=a+bとする。
任意のε>0に対して、c>rad(abc)1+εを満たすa,b,cは有限個しかない。」
という予想になります。
小学生でも理解できる内容でしたね!?
いかがでしたか!? みなさん!
はっ!? 誰もいない!
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