私はこれまで、中高浪人生の指導がほとんどでしたので、幼児教育や小学校教育のことについては、全く分かりません。
そこで、ちゃこ様のブログなどを読んで勉強しているのですが、逆に幼児教育は難しいし、大変だなぁと感じます。
講師って、多くは専門教科の勉強,指導をしてりゃいいので、複雑さはありません。
でも幼児教育って、色々な分野のことを勉強して、実践して、修正して、洗練していかなければなりません。
多くの場合はお父さんは関わらないでしょうから、お母さんが最低でも勉強家で,かつエネルギーの全てを子供のために注ぐようなパワーの持ち主でなくてはならないと思います。
自分の人生で経験したことなんてごくわずかのことでしかないので、自身の価値観にとらわれず、先入観を持たず、どんな分野でも勉強が必要なはずです。
しかしお母さんも人間ですので、自分のための時間がほしいはず。全エネルギーを子供のためにというのもなかなか難しいと思います。
講師は成績を伸ばしたりすると、自身の指導の力によるものだと思いがちです。
ですが、所詮我々は、その子の母親が育んできた能力に乗っかっているにすぎないことを 忘れてはいけないと、お母様方の記事を読んでいると思います。
記事では、和田さんの書籍の内容が端的に紹介されています。
簡単に言うと、「小学校のうちに母親がやるべきこと」というテーマでしょうかね。
その中で、「中学受験でお母さんが燃え尽きないように」という項目があります。
>中学受験でありがちなのは、親があまりにも必死になり、それに応じて子どもも頑張りすぎてしまって、中学受験でエネルギーを使い果たしてしまうというケースです。
>私自身も、そして私の母親もそういう失敗をした一人です。
>失敗した者の立場からいうと、「ここさえ通り抜ければ、後は楽ができる」と親子ともども思いすぎてしまったことにやはり原因があると思います。
中学受験をゴールと考えられている方は結構多いなぁと思います。
というか、学校が何とかしてくれる,つまりは、進学校=どんな子でも賢くしてくれる学校 と捉えられている方は多いのではないでしょうか。
だとしたら、それは大いなる誤解です。
学校はあくまで、「これについてこれたら、君たちいい大学にいけるよ。」という基準を与える場でしかありません。
進学校はむしろ、進学実績が命ですので、ついていけない子や,やる気のない子には興味がないというのが本音のはずです。
表面的に補習を行ったりはするかもしれませんが、多くの場合は、その子達のために時間を割くということはまずありません。
とりあえず優秀な子を片っ端から集めて、進学実績を出してくれそうな子にあたりをつけて、その子たちの能力を最大限に伸ばしていくのが基本です。
数多くのご家庭と接してきて感じるのは、優秀な子のお母様の多くは、学校に任せきりにせず、常に適切な管理をされているということです。
具体的に何を行っているかを把握し,子供の顔色を見て、押し引きを繰り返しています。
本当にこれで正しいのかと自問自答される日々のはずです。
色々な考え方があるので、そこまでして優秀であることが正しいかどうかは、また別の話です。
1つ言えることは、何もしなくとも、大きな志を持って,毎日机に向かい,日々全力で努力し、お母さんに不安を与えない毎日を過ごしてくれる子供。そういったものは、幻想だと思います。
よほどのきっかけや奇跡がない限り、実現しえないのではないでしょうか。
それこそ、適切な管理を継続し、押し引きを繰り返し、習慣になった先に訪れるものだと思います。
日本では20をこえれば法律上大人扱いですが、現実は大学生ですらまだまだ未熟な子供です。
社会で経験を積んでようやく、ようやく精神的に大人になれる人がほとんどだと思います。
ですので、中高生なんてまだまだ不完全で当たり前です。
親の管理がなければ、スマホやゲームといったものにのめり込むのが普通で、勉強も宿題だけやって,定期テスト1週間前に詰め込んでおしまい。
高3にようやく受験生としての自覚が芽生え、勉強量が増えたり,怠ける習慣が抜けずイマイチ増えなかったり。
これが人としての自然な流れだと思います。
もしそれ以上を望むのであれば、任せるでもない,ガチガチでもない,適切な管理が必要だと思います。
当然、不安で,常に悩み,しんどい日々が続くでしょうけど、その状況すら自分の役割と思えるような器量が必要なのかもしれませんね。
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チロくんは、今日もおもしろ画像を提供してくれます。
何と豪快な寝相なんでしょうか。
チロくんは熟睡することが多くて、熟睡すると滅多なことでは起きません。
対して、ツグちゃんはほとんど熟睡することはありません。
近づいて少し物音がしただけで起きてしまいます。
野良猫時代の名残でしょう。外は怖い世界ですから。