先日、担当生徒からチェコの大学の医学部に合格したと連絡がきました。
おめでとう!! という言葉を、ブロ友様よりいただいた情報を添えて伝えました。
ただ、私の中で祝福の気持ちよりも、心配の方が大きいのが正直なところです。
生徒のKさんは、大阪の超有名進学校出身で、明るく優しい几帳面な女の子です。
医師になることを夢見て、2浪目の今回、日本の医学部受験に挑みましたが、残念ながら届きませんでした。
きっちりしていますが思考力がとても弱く、見たことのある問題は解けますが、応用がききません。
加えて、要の英語や生物が仕上がっておらず、さすがに数学をそれなりに仕上げてもどうしようもない状況となりました。
一般家庭ということもあり、もう金銭的にも限界とご両親から伝えられたそうです。
一旦はあきらめて薬学部を受験しましたが、しかしどうしてもあきらめられない様子を親御さんが見かねて、もう1浪のチャンスをもらったそうな。
同時にその時期、チェコとハンガリーの医学部という方法を知り合いに聞いて知ったようで、説明会へ。
国境なき医師団など、もともと海外での活動に興味があったKさんは、どんどんそちらの道に興味が傾いたようで。
電話がきてそっちに興味があるって言われたときは驚きました。
最初はリスクなどを伝えていましたが、話を聞いていると、もう心の中では決まっていて、どうやら背中を押してほしい様子。
最終的には、「万一ダメだったしても、得るものは沢山あると思うよ。」と言って、背中を押しました。
ですが海外の医学部は、3分の1が留年、3分の1が退学と言われるほど、留年率,退学率が高いようです。
それだけでも大変ですが、上手く医師免許が向こうの国で取れても、日本で医師の活動はできないようです。
日本で医師の活動をするには、海外で医師免許を取った上で、予備試験というものをクリアする必要があるようで、これがかなり難しいとか。
さらに、その予備試験をクリアした上で、国家試験を受ける必要があり、それをクリアしてようやく日本で医師としての活動ができるわけです。
詳しいわけではありませんが、とても裏道感覚でいけるような内容ではない気がします。
やはりそれ相応の覚悟が必要ではないでしょうか。
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通販で届いた商品を取り出した後の、ダンボールに当然のように入るチロくん。
そして、それをなぜかお行儀よく見つめるツグちゃん。
「私も入りたい・・・。」ということでしょうか。
しかし、チロくんどっしりしてますね。