Glitch Hero(グリッチヒーロー)の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【PV】
【感想】
Didactoons は子ども向けの教育ゲームを開発しているデベロッパーです
たとえば Mathland(PS4・Switch・XboxONE・PC・スマホ) があります
このゲームも同じだけど大人がプレイしても楽しむことができました
まず初めに難易度(かんたん・ふつう・むずかしい)を選びます
難易度を分類している内容が独特で年齢によって区分されています
かんたん : 6~ 9才
ふつう :10~12才
むずかしい:12才以上
『むずかしい』でプレイしました
アクションRPG + コード入力 で、難易度はコード入力で変化すると思います
グラフィック・音楽について
キャラクターの造形が大きいので見やすくなっています
時々アニメーションがあります。よくできています
突然アニメによるイベントが始まるので少しだけビックリします
主人公を操作しないでいると、そのまま遊び出します
オブジェを調べるときに持ち上げてフリフリします
主人公が手に取らずオブジェだけ動きます
ガベージコレクターは明るいけど、基本的には雰囲気があり良曲です
《説明》
教育アドベンチャーゲーム です
≪操作≫
左スティック:移動
R1ボタン:ダッシュ → 空中を飛び越すことができる(グリッチダッシュブロック入手後)
L1ボタン:グリッチボルトとグリッチトラップの切り替え(グリッチトラップブロック入手後)
◯ボタン:調べる
□ボタン:サイバーブロウを振る
□ボタン(長押し)→ □ボタン(放す):サイバースピン(入手後)
△ボタン(長押し)+ 左スティック → △ボタン(放す):グリッチボルト(入手後)
オプションボタン:ポーズメニュー
≪基本≫
1.初期ハートは三個で攻撃を受けるとハートを一個失う
(1) 敵を倒したり草を刈るとハートが出ることがある
(2) ライフハートのかけらを入手すると最大ライフが一つ増える
2.ガベージコレクターでは、ビットを消費してサイバーブロウ・ダッシュ・グリッチボルト・グリッチトラップをアップグレードできる
(1) アップグレードは各項目ごとに五つある
ビット:100 → 200 → 300 → 400 → 400
(2) ビット(赤色の0と1)は草を刈ったり敵を倒すと落とす
a.0と1の個数でカウントされるので、0を取っても「ない」という意味ではない
b.宝箱の中身もビット
(a) 宝箱を攻撃すると中身が出る
(b) 宝箱が消えるまで攻撃すること
3.モニターに錠前が写っているオブジェ→攻撃するとギミックが作動する
4.赤色の格子で覆われたキューブ 攻撃すると転送装置となる
5.スキルやアイテムについて
(1) グリッチダッシュブロック
a.クロッコイド_045(森。ガベージコレクターの前のエリア)にハグルマ渡すとくれる
b.隙間を通れるようになる
(2) グリッチボルト
a.サイバーブロウを構えて左スティックで方向を決めて弾を撃つ
b.左スティックを使わないときは主人公の向いている方向に撃つ
c.弾はコードエネルギー(画面左上の三つの緑色の四角)を消費する
(a) 一発撃つとコア(四角)が空になる
(b) オートで緑色のゲージが溜まりマックスになると補充完了
d.プログランドのコアを入手するとコードエネルギーの最大数がアップ
(2) サイバースピン
a.サイバーブロウを構えて光ってから□ボタンを放すとクルクルスピンする
(a) スピン中は左スティックで移動できる
(b) スピン中にオブジェを破壊できる
(4) スーパーパワーブロック
a.ブロックの方に移動するとブロックを押すことができる
(5) グリッチトラップブロック
a.地雷のようなトラップを発射し、着弾してしばらくすると爆発する
b.グリッチボルトと切り替えて使用する
6.コード入力をする場面がある
(1) ブロックを選んで入力し、スタートボタンを押すとブロック順に行動する
a.ブロックついか(◯ボタン)を選ぶ
b.左側にブロックが表示される
c.ブロックを選ぶ
(2) ブロックの種類
a.足跡マークブロック:向いている方に一ブロック進む
b.左・右矢印ブロック:その方向に向きを変える
c.サイバーブロウブロック:ハンマーを振って邪魔な物を除去する。たとえば草
d.ループブロック(一番目の大時計):指示を繰り返す
(a) ループブロックを当てはめると、何のコードをループさせるかを決める
たとえば、A → B → C をループさせると、そのコードを繰り返す
(b) ループブロックにカーソルを合わせるとループする回数を選ぶことができる。1~9回
e.グリッチボルトブロック(二番目の大時計):グリッチボルトを使って遠くのスイッチや敵に当てる
f.グリッチダッシュブロック(三番目の大時計):隙間を飛び越える
g.ジョウケンブロック(オカシの世界。パインロリポップ工場):条件によって行動させる
(a) 条件をL1ボタン・R1ボタンで選択し、決めた条件で行動するブロックを選ぶ
h.カンスウブロック(オンガクの世界。タイコの寺):指示を繰り返す
(a) カンスウブロックをはめると上に指示を入力する枠が出る
そこにコードを入力する
(b) ジョウケンブロックを枠に入力することが多い
(3) ブロック右上の数字はブロックが実行できる回数(ブロックの数)
(4) サイバーブロウブロック・グリッチボルトブロックで敵を攻撃すると一撃で倒す
7.やられたときにリスポーンを選ぶとその部屋か前の部屋からリスタートとなる
このとき体力が全回復している
ゲーム内容について
主人公エイダ(PSストアの説明文では『アダ』になっているけど英語では Ada だと思う)が父アウグスト・セレンディピアの働いている研究所にやって来ました
しかし、父と知らない二人は眠っていて目覚めません
そこでエイダは勝手に仮想現実の世界に入ります
仮想現実の世界に入ると、両耳が逆さまなウサギのオメガがタタタッと走ってきました
ここで出会ったオメガとは長い付き合いとなります
オメガには『ヨソモノ_ガール』と呼ばれ、エイダは『おちびバニー』と言い返す程仲良しになります
チュートリアルはコマンドブロックについて学びます
初めに基本となるコマンドブロック…移動と時計回り・反時計回りに向きを変えるブロックを学び、物語が進むと新しいブロックが追加されます
このゲームはソースコードを作成することを通してコーディングについて学ぶゲームです
ブロックを配置することでソースコードを作成します
作成した後は再生ボタンをクリックして目的通りの動きができたか確かめます
成功したら次へ進み、失敗したらブロックの配置を見直し成功するまで繰り返します
難易度設定が年齢別になっているのは、ここの部分に要因がありそうです
実際にプレイしているとすんなり理解でき、抽象的なものを具体的なもの(ブロック)で表現(ブロックの通りに行動するのを一つずつ見せてくれる)していて、うまくゲームに落とし込んでいる印象を受けました
難易度が年齢によって区分されているので子ども向けかと思っていたけど、おそらくはコマンドを入力するパズルの難易度が変わるかと思います
戦闘は移動と攻撃のみで、グリッチダッシュブロックを入手するまでは回避ができません
敵は赤色に光った後に攻撃してくるのでわかりやすくなっています
ごり押しはしないで、グリッチダッシュブロックを入手するまでは赤く光ったら移動して避けた方がいいです
各エリアにはダンジョンがあります
部屋によってパズル部屋、戦闘部屋、トラップ部屋 のように分かれています
戦闘部屋は部屋の出入口が封鎖され敵を全滅させるまで出られない部屋のことです
敵の増援が転送装置から出てきます
転送装置から出てくる敵の数も決まっているようです
特に難しくはありません
また、各エリアの最後はボス戦です
こちらも難しくはないです
パズル部屋はギミックを作動させるためにパズルを解いていきます
パズルによっては特定のダンジョンにしか出てこないものがあります
たとえば、ダンジョン 三番目の大時計 ではシンメトリーになるよう床のスイッチを踏むパズル部屋があります
このパズルは三番目の大時計にしかありません
これらの部屋は他のゲームにおいて定番かと思うけど、このゲームオリジナルとしてコード入力してギミックを解除する部屋があります
コード入力部屋は連続していることが多く、一つの部屋に一個のコードを入力して隣の部屋で新たなコードを入力する、というのを繰り返します
ダンジョンによって新しいブロックが追加されることがあります
たとえば、ダンジョン 一番目の大時計 ではループブロックです
ループブロックについて学ぶことができます
エリアはコールドスリープされた人の世界になっていて三つあります
各エリアにはダンジョンが三つあり、それらすべてをクリアすると、そのエリアの人物がコールドスリープから目覚めます
それぞれのエリアは、その人物の個性から形作られています
たとえば、最初の仮想現実である『キソクの世界』は規則正しいの「規則」だと思います
最初は『キソク』が何を表すか謎でした
ウサギと時計から、しばらくは『不思議の国のアリス』をモチーフにした世界と思っていました
その他・まとめ
パーフェクトに近いけど少しだけローカライズが変なことがあります。プレイに支障はありません
ゲームを通してコーディングを学べます
視覚的にわかりやすく表現しているので、そこまで難しくはありません
ゲーム全体として程よい長さです
クリアした後にタイトルメニューから始めるとクリア後の世界から始まります
しかし、追加要素はないので、やることはほぼありません
お勧めです
【評価】
○:物語
○:コーディングを楽しく学べる
×:クリアするとやることがなくなる