【感想】 Chained Echoes | 遙か宇宙の彼方へ

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のんびりと更新していく予定です

 Chained Echoes(チェインズ エコーズ) の感想(レビュー)です

 かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です

 見るときに注意してください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


---------キ-------リ-------ト-------リ---------

 

【PV】

 

 

 

【感想】

 

csheaoihnceed1

 

 最初に配信されたときは日本語にローカライズされていなかったけど、後から日本語に対応するというのを知っていたので購入して待っていました

 そうして待っている間に日本語に対応されました

 すっかり忘れていて気づいたら2024年になっていました

 

 

 タイトル名は『彼方の残響』という意味で、ゲーム内でよく出てきます

 宗教的な位置付けかと思うけど、個人的にはお気に入りの言い回しです

 

 

 最初は日本語になっていません

 

 Options → Game Language がEnglish になっているので左スティックを左に動かすと日本語があります

 ◯ボタンを押してセーブすると完了です

 

 

 グラフィック・音楽について

 

 ドット絵が細かいです

 

 

 スタッフクレジットは透明感のある癒される歌です

 その後、ベルの音から始まる音楽が流れキックスターターの出資者が映し出されます

 ゲーム中に流れた音楽がドンドン流れるのでサントラを聞いてる気分になれます

 それだけものすごく長いしスキップもできません

 

 

 《説明》

 

 RPGです

 

 

≪操作≫

 

csheaoihnceed 2

 

 左スティック:移動

 

 R2ボタン:クエストログ

 L2ボタン:報酬ボード(解放時)

 

 ✕ボタン:使う・話す・確認する

 ◯ボタン:キャンセル

 △ボタン:メニュー

 □ボタン:地図

 

 タッチパネル:飛行機を呼び出す(使用可能時のみ)

 

 オプションボタン:ポーズ

 

<戦闘>

 

 R1ボタン:キャラクター交代(バトル)

 L1ボタン:逃走(バトル)

 R2ボタン:必殺技(バトル)

 

<スカイアーマー>

 

 L1ボタン:スカイアーマーの降機・(上げたときに)下降

 R1ボタン:スカイアーマーを呼び出す・(呼び出した後に)上げる

 

 

≪基本≫

 

 1.戦闘について

 

 (1) ターン制で順番は画面右上に表示

 (2) オーバードライブ

 

    a.オーバードライブメーターが画面左上に表示されている

 

    (a) 白色のカーソルが現在のポイント

    (b) 黒色のカーソルがアクションすることで到達するポイント

 

    b.カーソルが緑色に到達するとオーバードライブになる

 

    (a) パーティが受けるダメージの減少、与えるダメージの増加

    (b) 消費TPが半分

 

    c.カーソルが赤色に到達するとオーバーヒートになる

 

    (a) 敵から大ダメージを受ける可能性がある

 

    d.オーバードライブメーターの下げ方

 

    (a) 黄色のスキルを使用:ランダム。黄色にならないこともある

    (b) キャラクター交代

    (c) 防御アクションの使用

    (d) 必殺技

 

 (3) 必殺技

 

    a.必殺技メーター(画面右下のゲージ)は戦闘中に徐々に溜まっていき、メーターが満タンになったら使用できる

    b.ボス戦のときは自動的に満タンになった状態から始まる

 

 (4) 戦闘終了すると報酬を得る

 

    a.トレードアイテム → 売却用・新しいトレードを解放する

    b.素材 → 武器のアップグレード

    c.スキルポイント → スキルのアップグレード

    d.クランポイント → クランショップの様々な特典に使用

 

 (5) シンボルエンカウントで敵を倒すと復活しない

 (6) 戦闘が終了するとHP・TPが全回復する

 

 2.レベルアップしないけど、スキルを習得することで強化していく

 

csheaoihnceed 8

 

 (1) スキルにはアクションスキル・パッシブスキル・ステータスブースターの三種類あり、スキルを一定数習得することで新しく習得できるスキルをアンロックしていく

 (2) グリモワールの欠片を入手するとスキルを習得できる

 (3) レオナールの英雄像に聖水を捧げ祈ると特別な空間に転送され、そこで戦闘となり勝利するとクラスエンブレムを手に入れる

 

 3.武器・防具を強化することができる

 

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 (1) 強化するには素材とクラン(お金)が必要

 (2) 強化は二回まで行うことができる

 (3) 強化すると攻撃力 など パラメーターが上昇する

 (4) 強化するとクリスタルをセットするスロットの数が一個増える

 

    a.二個(初期)→ 三個(強化一回目)→ 四個(強化二回目)

 

 4.クリスタルを武器・防具にセットできる

 

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 (1) クリスタルを採取するとランダムな能力が三個出てきて、その中から一個を選ぶ

    これを三回行う

 

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    a.数字はⅠ~Ⅲまで

 

 (2) 同じ能力のクリスタルを合成して強化できる

 

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    a.クリスタルはⅠ~ⅩまでありⅩが最大

 

    (a) 合成するとき、二つのクリスタルの数の合計となる

 

       例:クリスタルⅢ + クリスタルⅢ = クリスタルⅥ

 

    b.クリスタルの能力はⅢ・Ⅴ・Ⅹで変わる

    c.クリスタルのスロット数は一~三個ある

 

    (a) 同じスロット数で合成するとスロット数は同じになる

    (b) 違うスロット数で合成するとスロット数は変わる

 

 5.商人でトレードアイテムを売却することでトレード品をアンロックし、入手するためのアイテムとお金があれば交換できる

 

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 ゲーム内容について

 

 過去のJRPGに影響を受けているのが感じられます

 

 まずは、オープニング。これは クロノトリガー を思い出させてくれます

 しかし、この後驚きます

 また、レベルアップしないこととボスを倒すとグリモワールの欠片(スターで表現されている)を獲得するのは クロノクロス のようです

 

 次に、パーティーメンバーがバラバラになって行動することがあります

 これは ファイナルファンタジー 6 のようです

 後半になってサブクエストをプレイすることで新たに加入する仲間がいるのも似ています(ファイナルファンタジー 6 では、崩壊後の世界で新たに加入できる仲間がいる)

 

 スカイアーマーに乗り込んで戦うのが ゼノギアス に似ています

 

csheaoihnceed 3

 

 世界観でもあるけど伏せときます

 

 過去の作品に影響を受けているけど、そのままというわけではなくオリジナリティーに満ちています

 

 ちなみに、プロローグでクロノトリガーとは違う展開を見せるけど、この時点で私の心を鷲掴みしました

 

 

 登場人物の掘り下げがしっかりしています

 

 個性豊かなパーティーメンバーの過去がそれぞれ描かれています

 

 アマリアはカッコ書きで心の声が出てきます

 本音では結構優しい人物なんだとわかり、とあるイベントは心に残ります

 

 ビクターがどうしてグレンの側にいるのかが後半になるとわかるけど、よくできています

 自分では思っても見ない理由で、ビクターがアール人というのがきちんと反映されているのに感心しました

 こちらも強く心に残りました

 

 キリアが ファイナルファンタジー タクティクス の ディリータ のようだと物語を進めていくにつれ思っていたけど、それも変わっていきます

 ラムザとディリータの関係よりもグレンとキリアの関係は深かったです

 

 

 町や建物を探索するときに親切設定になっています

 

 1.開けることができる扉には緑色の三角形マークがさりげなく付いている

 2.話すことができる人には …マーク が付いている

 

 

 RPGだけどレベルアップしません

 強化はスキル、武器・防具、そしてクリスタルのセットで行います

 

 まずスキルは戦闘終了後にSP(スキルポイント)を獲得し、スキルに蓄積されます

 

csheaoihnceed 12

 

 そして、スキルゲージがマックスまで溜まるとレベルアップし、スキルが強化されたり消費TPが減少します

 他にも獲得したSPでレベルアップできます

 

 スキルレベルは3がマックスです

 

 ボスを倒すとグリモワールの欠片を獲得し、それを消費して新しいスキルを習得することができます

 セットできるスキルの数が決まっているので、スキルの数が増えると、どのスキルをセットするか考えることになります

 

 

 次に、武具を強化することができます

 素材とお金を消費して最大++まで強化できます

 

 強化するとHP・TP など がアップします

 また、武具を強化することでクリスタルをセットするスロットが 2(初期)→ 3(+)→ 4(++)と増えます

 

 フィールドに落ちている素材の場所は決まっています

 何が手に入るかは、フィールドによって手に入る素材が決まっていて、その中からランダムに選ばれます

 素材は別の場所から戻ってくると復活しています。ただ、同じアイテムが手に入るとは限りません

 

 

 3番目にクリスタルを武具にセットすることでステータスアップや能力強化 など ができます

 

 クリスタルを採取すると、一つのクリスタルにつきランダムな能力3個が選ばれ、その中から1個を選びます

 それを繰り返し3個入手できます

 

 また、クリスタルも合成で強化できます

 

 ただし、強化できる数がクリスタルによって決まっています

 クリスタルによってスロット数が1~3あり、スロット数が多ければ武具にセットするときに圧迫します

 純度は合成できる数を表しゼロになると合成できなくなります

 名前の隣のローマ数字はランクを表し1~3まであり、ランク3以上で武具にセットでき、ランク3・5・10で能力がアップします

 

 

 スカイアーマーと飛空挺を入手してから行ける範囲が広がります

 飛空挺で全体マップを飛んでキラッと光っているポイントに着陸して探索します

 

 拠点(ハーミット島)にクランメンバーを集めることができ、それによって拠点が賑やかになり施設が増えたりできることが増えます

 たとえば、現在いるエリアの宝箱の残り数がわかるようになります

 クランが発展していくことで、拠点で武具やクリスタルの強化ができるようになったので、強化はここでしました

 

 この頃になると武具の強化に必要な素材集めに苦労するようになります

 今までなんとなく強化していたことが仇になってしまいました

 

 また、新たに仲間になるキャラクターが登場するけど出番はあまりありません

 初期メンバー中心のパーティー構成になってしまっているし、武具の強化も優先的に行っているからです

 そして、慢性的な素材不足なので

 

 ただ、トムケだけは時折メンバーに入れていました

 

 トムケはファイナルファンタジーでいう青魔法を使うキャラで FF9 の クイナ のように敵を食べて能力をラーニングします

 缶詰にできる敵を弱らせてからトムケに食べさせて(スキル『未知との邂逅』)覚えさせます

 

 ラーニングした能力はスキルポイントで習得します

 習得するまでに一手間かかるキャラです

 

 ラーニングするだけのためにパーティーメンバーに入れていました

 

 

 クリスタルをセットするのと外すのがめんどいです

 セットするときは1個ずつ、外すときは一括しかできません

 反対の方が便利で、具体的にはクリスタルをセットするときは複数のクリスタルを一度に選べたり、外すときは外すクリスタルを選べたりした方が楽です

 

 また、新しい武具を入手したら鍛えてからクリスタルをセットすることになるけど、装備しているクリスタルを新しい武具に移し替えることができたら楽です 

 

 

 一度行ったところでも、まだ行っていない場所があります

 スカイアーマーでしか行けないエリアや物語上進めなかったエリア、そして、サブクエストで行けるようになったエリアもあります

 

 全体マップから知らないエリアに行けることもあります

 

 スカイアーマーを自由に乗りこなせるようになった後は今まで訪れたことがあるエリアとかクリスタルやトレードアイテムに必要なアイテム集めで使用していました

 戦闘も楽だと思っていたら、スカイアーマーすら破壊してしまう強力な敵が現れて焦りました

 ボスでもなく雑魚敵に沈められるとは思いもしませんでした

 

 

 スタッフクレジットが終了すると最後の戦闘前エリアから始まります

 ここでセーブするとクリア済みのデータでセーブされます

 また、スキルポイントを2ポイント獲得しています


 

 その他・まとめ

 

 ローカライズは問題ないです

 細かいことで一回だけレニーが「おれ」と言いました

 

 

 パーティーメンバーの掘り下げがうまく、世界観もよくできています

 これらによって物語に厚みが出ています

 

 

 戦闘が難しめなのは海外産のJRPGっぽいと思うけど長期戦に陥りやすいです

 敵の防御力が高いからで、めんどく感じます

 

 

 物語としてはひとまず完結しているけれども第一部と捉えることもできそうです

 ただそのときは登場人物が変わりそうな気がします

 

 

 お勧めです

 

 

【評価】

 

 ○:ドット絵によるグラフィック、音楽
 ○:物語、パーティーメンバーそれぞれの掘り下げがよくできている

 ○:探索
 ×:敵が堅く長期戦に陥りやすい
 ×:仲間全員を使用する機会がない