Discolored(ディスカラード)の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【感想】
Discolored はPS4(PS5でもプレイできる)、Discolored 2 はPS5のみと PlayStation の機種によってプレイできるできないかが決まります
Switch は両方ともプレイできます
ゲームとしては、Discolored がプロローグ的な位置づけで、Discolored 2 が本編のように思います
このため本作だけでは不明なことが多すぎます
グラフィック・音楽について
ゲームのほとんどが色のない世界で、状況に応じて色を取り戻します
白黒写真の中を探索しているかのような気分です
ギターとピアノによるタイトルメニュー画面の音楽
ゲームが始まると軽快なジャズが流れています
モノクロの世界では音楽はないけど、色を取り戻すと音楽が流れ始めます
緑色はエモーショナルな曲です
ダイナーの2階で聞こえます
そこから新しい色を取り戻すと音楽が鳴るエリアが増えていきます
殺風景な景色が色を取り戻していくにつれ音楽も取り戻します
一度音楽を取り戻すと色が消えても曲が途絶えることはありません
曲は場面に応じ変化します
《説明》
パズルアドベンチャーゲーム です
≪操作≫
左スティック:移動
右スティック:カメラ
L1ボタン・R1ボタン(長押し):ダッシュ
◯ボタン:インタラクト
✕ボタン:キャンセル、戻る
□ボタン:インベントリ
左スティック(方向キー):アイテムの選択
◯ボタン:(アイテムを)画面に出す
オプションボタン:ポーズメニュー
≪基本≫
1.中央のドットが△マークになったポイントをインタラクトすると拡大する
(1) その画面で△マークになったポイントをインタラクトする
a.アイテムを取ることもある
(2) 戻る矢印マークが出たポイントでインタラクトすると元の画面に戻る
a.戻る矢印マークを右スティックで動かすことができる
2.インベントリについて
(1) 画面上部に入手したアイテムがある
(2) アイテムを組み合わせることができる
a.アイテムを選択した後に別のアイテムを選んで◯ボタンを押すと組み合わせる
(3) ビュワーはインベントリで手に取る
a.□ボタンでインベントリを閉じる
b.ビュワーが光ったポイントで◯ボタンを押す
(4) インベントリでアイテムを選んでインベントリ欄を閉じたときにアイテムが画面上に残っているときは、どこかで使用する
a.画面上にアイテムが残っているときに白羽くが出たポイントで使用することができる
3.緑のプリズム・青のプリズム・赤のプリズムを、同じ色のついた三角形の窪み(下のSS)にはめることでプリズンと同じ色を取り戻す
(1) 色を取り戻すことで今まで見えなかった物が見えるようになる
ゲーム内容について
初めに動作を、自由に動き回るかポイント アンド クリック から選びます
これは設定メニューで変更できるようです
自由に動き回るモードを選びました
エレベーターのドアが開いたところから始まります
目の前には暖色の暖かみのある色をベースにした部屋が見えます
奥のテレビには、このゲームの世界地図が映っていて右下の大陸に色がついていました
途中で目のマークが映ります
窓から見える景色はシンプルです
部屋に入って左の机の上には開封された三角形が描かれた封筒とその中身が置いてありました
写真3枚と穴の開いたカードです
写真はアメリカにありそうなダイナーだと思います
手に入れた穴の開いたカードを調べると、テレビには目のマークだけが映し出されカウントダウンしてました
そしてゼロになると不思議なことに部屋の色が消えました
窓の外はオレンジ色が見えるのに部屋の色が消えました
しかし、奥の部屋の扉には色はありました
トランク(上のSS:左に置いてある)の中には ビュワー(Viewer)が入っていて、穴の開いたカードと組み合わせることができました
その『ビュワー(穴の開いた写真)』を使ってモノクロの写真を覗くと写真の世界に入ってしまいました
ここから本格的にゲームが始まります
謎を解いて色を取り戻し、元の世界に戻るための方法を探ります
どこかにある緑のプリズム・青のプリズム・赤のプリズムを、同じ色のついた三角形の窪み(下のSS)にはめることで対応する色を取り戻します
色を取り戻すとできることが増えたり新しくアイテムを入手することができることがあります
しかし、色を取り戻すことでできなくなることもあります
そのためプリズムをはめたり外したりしながら謎を解いていきます
超現実主義(シュルレアリスム)のような世界観で、現実ではありえないことが起こります
謎解きも現実ではやらないようなことをして解いていくことになります
さりげないことでも見逃さないようにした方がいいです
意味不明なことが書いてあっても超現実主義の前では常識となり得るからです
謎解きは詰まる程の難しさではありません
超現実主義の謎解きの中には面白いものがありました
とある場所で手に入れたアイテム(?)をどこで使うか迷いました
「使う」ことを考えたことがない「アイテム」だからです
観察することで使用する場所がわかりました
現実ではありえないけど
舞台となるダイナーは狭いので迷子になることがありません
外に出て遠くに行こうとしても反対側にテレポートしてしまいます
閉じられた世界に閉じ込められているようで、写真の世界がすべてなのだと思います
セーブはオートセーブ以外にオプションボタンからもセーブできます
普通に手動セーブを活用していました
その他・まとめ
ローカライズは微妙なことがあります
『新しいゲームを開始しますか?』の選択肢が、『はい』と『番号』になっています
「いいえ」が『番号』になっているのは原語の『No』 を No.1の No と解釈して翻訳したかと思います
どうしてまどろっこしいことをしたのかは不明だけど悪い意味で斬新です
インタラクトを終了した後に少しだけ操作を受け付けない時間が発生します
インタラクトしてアイテムを取るときも同様です
最初はバグったかと思いました
超現実主義を題材にした世界と謎解きはユニークで、常識が通用しない謎解きは面白かったです
物語はよくわかりません
主人公がエレベーターに乗ってやって来た部屋がどこで目的が何かとかは一切不明です
というのも、このゲームはプロローグ的な位置づけだと思うからです
続きがある終わり方をしているからです
Discolored 2 は未プレイだけど本編だと思います
このため、このゲームだけでは物語を理解できません
単純に謎解きゲームだけを楽しむものとなっています
お勧めです
【評価】
○:色を取り戻すことで世界と音楽が追加されるところ
○:超現実主義を題材にした世界と謎解き
×:常識が通用しない謎解きがあるので気がつかなければ悩む原因となる
×:ヒントはない