Someday You’ll Return：Director’s Cut（サムデイ ユー ウィル リターン） の感想（レビュー）です
かなりのネタバレを含む感想（レビュー）です
見るときに注意してください
－－－－－－－－－キ－－－－－－－リ－－－－－－－ト－－－－－－－リ－－－－－－－－－
【ＰＶ】
【感想】
ボリュームのあるホラーゲームで『サイレントヒル』のように現実と裏世界を往き来します
非常に面白かったです
最初は英語なので、Ｓｅｔｔｉｎｇｓ → Ｇａｍｅ ｓｅｔｔｉｎｇｓ → Ｌａｎｇｕａｇｅ を日本語にします
その後、ゲームを終了してからもう一度起動すると日本語になります
すぐ日本語にはならないので気をつけてください
グラフィック・音楽について
グラフィックやサウンドに力をいれています
スマホを操作している音がコントローラーのスピーカーから聞こえてきます
山登りは自然の音を聞きながら進みます
鳥の囀りが雰囲気があっていいです
序盤での束の間の楽しみです
場所や進行に合わせて音楽が鳴ります
雰囲気たっぷりで、現在の主人公の心情を代弁したり場所の雰囲気を感じることができる良曲が多いです
スタッフクレジットの音楽はエモいです
《説明》
サイコホラーゲーム です
≪操作≫
左スティック：移動
左スティック（押し込む）・Ｒ２ボタン（長押し）：走る → 一回押せばいい
右スティック：カメラ
右スティック（押し込む）：しゃがむ
Ｌ１ボタン：ライトのオン・オフ → スマートフォンがあれば
Ｌ２ボタン（長押し）→ Ｌ２ボタン（放す）：チャージしたトーテムを地面に刺す（トーテム入手後）
方向キー右：日記
方向キー左：所持品
方向キー下：マップ
✕ボタン：インタラクト
△ボタン：集中（花の匂いを飲んでから）
オプションボタン：ポーズメニュー
＜スマートフォン＞
Ｒ１ボタン：スマートフォンを出す・しまう
右スティック：タッチペンの操作
✕ボタン：クリック
＜アイテム＞
タッチパネル：インベントリ
方向キー：移動
＜日記＞
△ボタン：（他の日記を入手してから）切り替え
≪基本≫
１．調べられるポイントには離れた場所から白いマークが見える
（１） アイテムが必要なポイントには✕ボタンマークの下に？マークのサークルが表示されている
ａ．必要なアイテムを所持しているときは？マークがそのアイテムになっている
（ａ） ？マークのときは必要なアイテムを持っていない
２．所持品には拾ったアイテムが保管される
（１） 右スティックでアイテムを回転
（２） 道具アイコンが付いているアイテムは『改善』できる
ａ．ゲーム内表記の『改善』は翻訳ミスだと思う
３．アイテムのクラフトについて
（１） ツールボックスを手に入れたらツールが増え『改善』でハンマーなどを使用できる
（２） ワールドアイコンは、特別なアイテムで攻略に必要な物に表記される
ａ．他の所持品と組み合わせて完成させる
たとえば、梯子を作るとき（上のＳＳ）
ｂ．基本的に所持品には保管しないので、ワールドアイコンを使用するときは、そのアイテムがある場所で行う
（３） 歯車マークは必要なアイテムを持っていないことを表す
必要なアイテムを持っているときは、そのアイテムのアイコンになる
《クラフトの方法》
１．所持品アイテムを開く
２．ツールマークがあるアイテムを方向キーで選ぶ
３．使用するツールやアイテムをＬ２ボタン・Ｒ２ボタンで選ぶ
（１） 使用できるアイテムがあるときはＬ２ボタンでそのアイテムに切り替わる
４．✕ボタンで選んだアイテムやツールを使用する
５．複数のポイントがあるときは左スティックで変更する
右スティックでアイテムを回転することでポイントが見えることがある
《クラフトの方法：ここまで》
４．薬について
《薬の作り方》
１．植物の採取をする。同じ植物は二つまで採取できる
ａ．『花の匂い』を飲んだ後は『集中』する（△ボタン）ことで植物の位置が色でわかる
（ａ） 時間で消える
（ｂ） 植物と色の関係は本を読むとわかる
２．タッチパネルを押して『薬草』を選ぶ
３．薬のレシピ通りに順番に作る
（１） 方向キー左右で植物を選ぶ
（２） 右スティック左右で植物を鍋に入れる・植物を切るのどちらか選ぶ
ａ．レシピに植物の花・葉・根が必要なときは包丁を選んで切る
（３） 植物を切ると、花・葉・根の三種類が棚に収納される
（４） 左スティックで花・葉・根を選び、右スティックで花・葉・根を鍋に入れる・すり潰すかを選ぶ
ａ．すり潰すと粉になり、それを鍋に入れる
４．行程を終えると、その行程にペケマークがつき緑色になると成功
赤色になったら間違っているのでゴミ箱を選んで最初からやり直すこと
（１） 一度赤色になると、その後の行程を正しく行っても赤色になる
ただ植物を無駄にする作業なので、最初からやり直した方がいい
５．できあがった薬を飲む
《薬の作り方：ここまで》
５．スマートフォンから電話がきたりチャットがくる
（１） ライトとしても使用する。スマホがないときはライトがない
６．チャージしたトーテムを地面に刺すことで黒いもやのあるものを動かす
（１） 固い床に刺すことができず土の地面のような柔らかい場所でないと刺せない
（２） Ｌ２ボタンを長押しした分効果時間が伸びる
（３） オブジェに奇妙な声で鳴く小さな生物が蠢いている
（４） トーテムを突き刺すことで機能を停止させることができる物がある
７．コレクション
（１） 見つけた場所
（２） ギターソング → 道中見つけたギターで弾くことができる
（３） スカウトバッジ
（４） 物語と伝説
（５） 情報板
（６） ＱＲコード
（７） おとぎ話
（８） ラークス
ゲーム内容について
ボリュームのあるホラーゲームです
序章から始まり少女を操作します
どこかの建物にいるのか不明だけど、ちょっとした驚かし要素がありつつ移動します
少女の身に危険があった後に車を運転しているシーンに変わります
ここからダニエルという男に代わります
行方不明になった娘のステラを探しています
基本的にカメラをちょっとだけ操作できる以外は見てるだけです
車から降りると思っている以上に小さい車です
とりあえず奥に向かって歩くと車の上に木の枝が落ちて潰れてしまいます
戻れなくなるというホラーによくありそうな展開です
基本的に以下の順で進行します
１．目的地までマップや手がかりを元に移動する
２．目的地での探索
３．裏世界（『サイレントヒル』でいう）からの脱出を図る
しかし、いつ裏世界に行くのか予測できないし、物語を進めていくと現実と裏世界の境界線が曖昧になっていきます
導線がしっかりしていて感心します
迷子になることが少ないです
目的地に向かうときは、ウォークラリーのように地図を見るところから始めます
特に目的地までのコースの色をチェックします
標識があるときは方角もチェックします。このときも色のチェックをします
移動するときは周囲に色が付いた目印があるのでそれを頼りにします
地図を読むのが苦手でも色のチェックは忘れないようにしてください
ときには問題が与えられて目印を探しながら行くこともあります
謎解きになっているので地図を見た方がいいです
ロッククライミングすることがあります
ロッククライミングする場所には白色のペンキが塗ってあります
出っ張りに右手と左手で交互に掴みながら登っていきます
ルートを考え、どっちの手で掴むか考えることが重要となります
物語が進むにつれロッククライミングすることが多くなります
そして、どっちの手で岩を掴むか考えることが多くなります
適当に登っていると手をクロスしないといけなくなり、そういうことはできないので戻ることになります
また、ダミーの岩も出てくるのでコースを確認してからの方がいいです
制限時間はないので焦る必要がありません
降りるときは一瞬で降りるので楽です
ダニエルは結構潜ることができます
水中を泳ぐことがあるので助かります
こちらは、制限時間があるのでずっと潜っていると溺死します
コントローラーがブルッとするので焦ります
数回溺れてしまいました
クラフトや薬草作りはシンプルながら本格的です
クラフトではツールを使って物作りをします
本格的な作業をわかりやすく落とし込んでいるのは素晴らしいです
最初は取っつきづらそうに思うけど操作がシンプルでルールも簡単です
まずは自分で実際にやらなければ理解できず、やっていく内に楽しくなります
また、暗証番号を入力するとき など もクラフト画面で行います
もう一つ薬の調合もします
レシピは物語に合わせて習得します
第３章から植物を採取して薬を作る行程が増えます
こちらも最初は複雑に思ったけど、実際に調合していくとシンプルでわかりやすいです
道中で植物を採取していった方が楽になります
ただ、同じ植物は二つしか採取できないので調合を失敗していると植物探しすることになります
失敗したと思ったのが、新しい薬のレシピ『悪魔の契約』を手に入れたときに即作って飲んでしまいました
その後チュートリアルがあって、これを飲むといいカルマを消費することがわかりました
マルチエンディングだったらグッドエンディングのフラグを折ったかもしれないと後悔しました
桟橋や木の板を渡るときはフラフラしながら移動し画面がユラユラ揺れるので緊張し少し酔います
木の板を渡っているときにバキッという音が鳴ったらひび割れるので引き返さないと木の板が割れてリトライとなります
チェックポイントによっては結構戻されます
数多くのコレクションがあります
情報板が一番簡単です
ラークスは行き止まりや本筋でない場所で見つかることが多いです
全部で１００個あります
ラークスが何かわからず調べてもわかりませんでした
何かの包み紙（？）かと思うけど
収集要素を集めるには本編には関係ない場所も探索する必要がありそうです
後半になると探索できなくなるので、前半から積極的に寄り道をした方がよさそうです
ステラの日記のページをすべて見つけることができなかったです
道中見落としがあったようです
このため物語を１００％理解できていません
ステラの過去を知ることが重要だからです
娘を探しに訪れた場所で物語が進んでいくと主人公ダニエルの過去も出てきます
ダニエルが深く関わるのに、なぜか記憶を失っているので先が気になります
その他・まとめ
序盤は少しずつ新しいことを学んでいき、それを使っていきます
時間をかけて丁寧に覚えていくように作られていて、ゲームのやり方を習得させる方法がうまいです
その代わり、やり方を覚えるまで時間がかかるかと思います
他のゲームにはあまりないシステムなので焦らずにプレイしていくといいかと思います
クラフトと薬作りがわりと本格的だけどシンプルなシステムなので、最初は取っつきにくいかもしれないけど慣れると楽しくなるかと思います
物語もよくできていて、先が見えないけど徐々に明らかになっていきます
インディーゲームで、ここまでのホラーゲームを開発できるのは凄いです
お勧めです
【評価】
○：グラフィック、音楽
○：物語
○：シンプルだけど本格的なクラフトと薬、マップを見て目的地を探すところ
○：緊張と緩和のバランス → 終盤は緩和が少なくなる
×：一部何をすればいいかわからなくなる、目的地も含めて
×：数は少ないけど逃げるシーンが覚えゲーで、失敗するとリトライ