Chants Of Sennaar(チャンツ オブ センナール) の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
【考察】はネタバレだらけの内容になっているので注意してください
未プレイの方は何も見ないでプレイした方が楽しめるかと思います
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【PV】
【感想】
PVを見て興味を持っていたゲームです
その後、体験版が配信されたので少しだけプレイして購入を決定しました
そして予約購入しました
この手のゲームをプレイしたことはほとんどないので楽しみにしていました
バベルの塔をベースにしていて文字を解読していくゲームです
マルチエンディングになっていて、トゥルーエンディングを目指すなら解読から文章の構成に目を向ける必要があります
購入してよかったです
グラフィック・音楽について
階層ごとに主となる色があり、その色から階層の雰囲気を想像できます
たとえば、第二の階層は基本的に抑えられた青系に赤色となっていて冷静さや闘争を連想します
時折塔の外を見ることができる場所があり綺麗です
タイトル画面は音楽はなくチュンチュンと鳥の囀ずりが聞こえます
ゲームを始めるとチェロの音色から始まります
音楽はアクセント的に導入されていることが多く普段は風景の効果音です
場所によって音楽が奏でられることがあります
第一の階層では暖かみのある悠久の時を感じる音楽です
民俗音楽で素朴な感じがします
移動すると床のカツカツという効果音が響きます
音響がいいです
正解するとアクセントのような音楽が盛り上げてくれます
いいサウンドです
《説明》
アドベンチャーゲーム です
≪操作≫
左スティック:移動
R1ボタン:ヒント
✕ボタン:アクション
◯ボタン:キャンセル
□ボタン:インベントリ
オプションボタン:ポーズメニュー
<ノート>
△ボタン:ノート
右スティック上下:(画面右上の文字を)スクロール
右スティック(押し込む):(画面右上の文字を)翻訳
≪基本≫
1.オブジェクトのそばでインタラクト(✕ボタン)すると行動する
2.ノートについて
(1) 見つけた文字はノートに記録される。記録されると画面上部のマークが点滅する
(2) ノート画面で文字の意味がわかったときは左スティックで文字を選んでメモボタン(△ボタン)を押すとキーボードが出る
a.キーボード入力は決定が✕ボタン、キャンセルが◯ボタン
b.入力すると文字の上に入力した語句と確定していないので?マークが出る
(3) キラキラ光っている多面体を調べると、そのポイントでの人物の会話が表示される
3.解読について
(1) 特定のポイントでノートにサラサラ記入しノートが開かれる
(2) 見開きページに絵と空白があり、絵に合う文字を当てはめる
(3) 当てはめた文字がすべて正しいと解読完了となる
a.以後、解読した文字は翻訳されている
(4) 最初のみノートを完成させないと先に進めないが、以後飛ばしてもいい
4.ヒントを使うと、次のエリアへの入り口やインタラクトできるポイントが表示される
5.ステルス要素がある
(1) 隠れることができる場所でインタラクトする(✕ボタン)と隠れる
a.左スティックで壁伝いに移動する
b.白色の影が出た場所に移動する
c.キャンセルボタンを押すと自由移動モードに戻る
(2) 見つかるとマークが 黄色 → 赤色 と変わり赤色になると捕まる
a.逃げているときは隣の部屋のマークが表示されないけど、そこまで辿り着けば隣の部屋に移動できる
6.インベントリに拾ったアイテムが収められる
(1) 左スティックでアイテムを回すことができる
(2) アイテムを使うには以下の順で操作を行う
a.オブジェクトを選択(✕ボタン)
b.所持品にアイテムを選ぶ
c.インタラクトボタンを押す(✕ボタン)
7.ターミナルについて
(1) 初めてターミナルがある部屋に入ると特別な音が鳴る
(2) ターミナル画面について
a.中央:トゥルーエンディングへの進捗状況の確認
b.左:他のモニターへ転送する
c.右:翻訳
(a) 別の階層の人々との会話を翻訳する
(b) 転送ポイントでターミナルのマークの上に丸があるところが翻訳するポイント
(c) 翻訳に成功すると点が点が結ばれ塔に変化が訪れる
8.マルチエンディング
ゲーム内容について
棺が光って暗転したら主人公が近くに立っていました
主人公が何者なのかわからないまま、黄色が印象的な建物を探索します
この黄色がベースとなっていて、まるで太陽のような暖かみを感じながら探索していきます
この色彩は階層によって違い、それぞれ特色があります
3Dだけどカメラは主人公の移動に合わせて自動的に変わります
別の部屋に行く入り口の近くに行くと✕ボタンが表記されるのでわかりにくいことはありません
また、このことで壁とかに引っかかったとしても✕ボタンを押すことで回避できます
✕ボタンを押さなくても入り口がわかっていれば自ら移動して行くこともできます
ゲームを進めていくとやることが以下の順で変化します
1.文字の解読(メイン)
2.翻訳作業(トゥルーエンディング)
3.文章作成(トゥルーエンディング)
まず、メインとなるのが文字を解読することです
解読は特定の場所や進行状況 など に応じて本の見開きページにサラサラと絵が描かれます
その絵に当てはまる文字を選び、見開きページの絵と文字がすべて一致したら正解です
解読するためには様々なものを資料にして解読作業をします
たとえば、
1.人々との会話、そのときの行動も含む
2.周囲の壁画やメモ など
3.他の階層との文字の比較
これらに無駄がなく、最初は意味不明でも後からわかったり役に立つことがあります
たとえば、よくわからないカードゲームをすることで三番目の見開きのページの解読ができました
解読するときは範囲を狭く限定してしまうと後から混乱するかもしれません
たとえば「挨拶」を「こんにちは」のように具体的に解読するよりも「挨拶」のように広い意味で捉えるといいです
解読に成功すると、以後正しい語句で翻訳してくれるので、状況に応じて自動的に意味の通る文章にしてくれます
たとえば、「挨拶」の場合は「こんにちは」だったり「やあ」だったりと状況に応じて適切に翻訳してくれます
だから極端に狭い意味で解読しなくても問題ありません
階層によって住んでいる住民の役職が異なり文字も違います
一部だけど別の階層との「比較」をして解読します
階層Aと階層Bで同じ意味の文字を書いたときに、それぞれの文字を比較することで推測していきます
たとえば、日本語で書いている文章があり、最初の階層は英語、二番目の階層がフランス語だとします
このとき日本語の「私」が英語では何か、フランス語では何かを比較しながら考えていくということです
各階層の文字を解読していくと特徴があることを知り面白くなります
解読だけをするゲームではなくパズルを解いたりステルス要素があります
また軽いアクション要素もあります
たとえば最初の階層ではスライドパズルがあります
最初にはしごをどこへ運べばいいかわからなかったです
そのせいで手順が多くなってしまいました
ステルス要素はわりとあります
最初の階層がチュートリアルのようなもので、二番目の階層はステルスで移動する場面が多いです
途中までステルス移動が基本となります
このことが解読に変化を与えます
最初の階層とは違い相手と話すことができないので、彼らの会話と行動を見て文字を推測していきます
彼らの会話はオート進行します
同じ状況を繰り返しているので一度きりということはありません
親切です
二番目の階層の後半部分は会話ができるようになります
今まで解読した文字を元にイベントをこなしていきます
この展開の仕方がよかったです
前半で解読したことが活きる展開になっています
ステルスで苦労した分、後半救われました
ちなみに、リトライが早いのは嬉しいです
三番目の階層では一気に文字が追加され意味がわからずでした
他の階層の文字と比較することがあるけど、最初は混乱しました
この階層の解読はアリの歩みぐらい時間がかかりました
会話の内容はわからないけれど小馬鹿にされている雰囲気だけは感じました
解読に時間がかかった理由は前半で見落としがあったからです
アイテムの使い道がわからず放っておいたのが仇となりました
もし、前半で使っていたらもう少しスムーズに解読できていたと思います
ちなみに、解読が遅くなった理由は他にもあるけど攻略になるので秘密にしときます
この階層での見落としから、新たな文字は知った順序に記録され、解読するページは訪れた順番に記入されることを知りました
ミニゲームで、もぐらたたきとフラッピーバードをプレイできます
チュートリアルはありません、というか店員の言葉がわかっていないので画面を見て判断しました
三番目の階層から四番目の階層に行くには謎解きをしなければなりません
一応コンパスの使い方について説明すると、コンパスの赤色の部分が北を指しています
北に針を合わせようと動かすのではなく、今指している方角が北です
そこから東西南北を当てはめていきます
三番目の階層は全部の文字を見つけていません
謎解き中に見つかるかと思ったけどありませんでした
しかし戻るのは億劫だったので後回しにしました
四番目の階層は一気に文字が増えます
三番目の階層がかわいくなる程の文字の増え方です
こちらも謎解きがメインとなります
謎解きをするために解読しなければならず、解読したら謎解きを考えました
あちこち行ったり来たりしながら悩みました
化学式を見つけることと数字の法則を理解するのに時間がかかりました
五番目の階層の解読作業は今までとは違います
他の階層の文字との「比較」によって解読していきます
その過程で三番目の階層の文字が全部ではないけど追加されました
マルチエンディングです
バッドエンディングとトゥルーエンディングの二つです
バッドエンディングを見るには解読作業を終えた後に塔の頂上に向かえばいいです
塔の頂上に登るときに警告されるけど、この警告を無視して進めばバッドエンディングとなります
トゥルーエンディングの条件は以下の二点です
1.ターミナルで翻訳を行うこと
2.すべての機械を停止させること
ターミナルの翻訳は塔のマップ画面に移動してターミナルマークの上に○印がある場所で行います
文字の解読作業から始まり、やがて文章の構成もわかるようになります
その上で翻訳を通して文章を作っていきます
徐々に知識が蓄えられ少しずつステップアップしていくのが楽しいです
翻訳を通して各階層の住民のことをより知ることができます
翻訳に成功すると各階層の住民同士で交流するようになりモノレールが来ます
モノレールに乗ることで、一気に交流している階層間を行き来できるようになります
また、各階層に変化が起こるので探索してみるといいかと思います
トロフィーに関係します
そして、もう一つの条件は機械のある場所を探す必要があります
機械の近くでビーコン(接続する鍵)が反応するので音をよく聞いた方がいいです
機械の前で見張りをするロボットがいて、停止するごとに別の場所で一機ずつ増えます
他とは違い見つかると即ゲームオーバーなのでステルスで移動します
ちなみに、この過程を行っている最中に三番目の階層で取り逃した文字を見つけ、すべての解読作業が終了しました
行っていない場所にあり、その先に目的地がありました
その先でモニターを見て、その様子を文章にすることで扉が開きます
翻訳からさらに一歩進んで文章を作成することになります
今までの集大成です
これらをすべて達成するとトゥルーエンディングの条件を達成するけど、ここから先が長いです
終わりではなく、さらに奇妙で不思議な光景が続くので混乱するかと思います
注意した方がいいのは一度トゥルーエンディングを見るとバッドエンディングを見ることができなくなります
バッドエンディング → トゥルーエンディング の順で見た方がいいです
バッドエンディングのスタッフクレジットは、最初に悲しげな音楽が流れた後に雷が轟き雨が降っている音をずっと聞くことになります
トゥルーエンディングのスタッフクレジットはずっと音楽が流れ途中で途切れません
女性ボーカルによる音楽です
その他・まとめ
バベルの塔をモチーフにしていることで、言語がバラバラになった住民の文字を解読していくゲームかと思っていました
しかし奥が深く、文字を解読するところから始めて、次に翻訳を通して文章の構成を知ることとなり、各階層の文字の特色を理解することとなります
文字の解読だけではなく文章の構成にまで目を向けていくことでより深く楽しめると思います
悩んだりしながら周囲の状況と照らし合わせて解読していくのはプレイしていて面白かったです
そして、ただの解読作業に留まらずパズル・ミニゲーム・ステルスと様々なジャンルを適度に盛り込んでいるので解読作業の息抜きにピッタリでした
とはいえ、ステルス部分はアクション要素なので人によっては大変かもしれません
しかし、トゥルーエンディングまで見ると今までの苦労が報われやりきってよかったと思います
今までのプレイを経てのトゥルーエンディングなので感動するかと思います
お勧めです
【評価】
○:階層ごとに特徴的な色彩、グラフィック、音楽
○:文字の解読作業
○:文字の解読から翻訳作業にステップアップするところ
×:ステルス要素 → この部分は人を選ぶ可能性がある
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【考察】+【文章の構成】
〖記載方法について〗
文章の構成について、S(主語)、V(動詞)、O(目的語)を使用します
Oは目的語だけど、ここでは主語と動詞以外という意味で使用します
たとえば、「私たちは海に行く」の文について考えると、主語は『私たち』、動詞は『行く』となるので、文章の構成はSOVとなります
次に、複数形・否定形について記載します
最後に特徴的なことを記載します
文字や文章の構成から軽く考察しています
[各階層の文章の構成]
《第一の階層:教徒》
<文章の構成>
「私たちは海に行く」→『私、私、行く、海』 SVO
<複数形>
複数形の文字が存在しないため、複数形にする文字を続けて書くことで複数形にしている
そのため『私たち』なら「私、私」と続けて記載することで複数形とする
教徒のみの特徴
<否定形>
『(否定)、否定するもの』という構成
<その他>
第一の階層の文字は他の階層と比べると専門性に乏しいので推測する必要がある
現在のテクノロジーを教徒の文字で置き換えることを考えるといい
また、複数形を表す文字が存在しないのが特徴
文字の構造を見ると部首がある
たとえば、扉・鍵・薬瓶・楽器・壺・レンズの左側は『( 』となっている
楽器は、左側が( + 『音楽』の文字(右側) の構造となっていて、左側に特別な意味があると推測される
これらは事物であり人が作った物と考えると左側の意味は「人の手によって作られた物」に使われる部首だと思う
他にも『庭園』の中の部分と『壺』の右側は同じで、この文字は『植物』である
これは庭園では「壺に植物を植えて育てている」ところからきていると推測できる
だから、壺は植物を育てるために作られた物であり、文字の構成は、壺 = 人の手によって作られた物(左側) + 植物(右側)となる
ちなみに『庭園』のような施設には「○○がまえ」のような部首がある
教徒は庶民であり、生活に必要で身近な物をベースに文字が作られている
《第二の階層:兵士》
<文章の構成>
「私たちは海に行く」→ 『(複数)、私、行く、海』 SVO
<複数形>
『(複数)、複数のもの』という構成
この構成は兵士のみ。兵士の特徴と言える
<否定形>
『(否定)、否定するもの』
<その他>
兵士は教徒が第二の階層へ行けないように門を閉ざしている
その理由は教徒を『悪魔』だと思っているからです
『教徒』にあたる文字がないのは兵士にとって彼らが『悪魔』だからです
兵士の壁画を見ていて推察すると、元々『悪魔』に当たる文字が『教徒』だったと思います
兵士にとってもっとも重要な『任務』を遂行するのに邪魔なのが『音楽』です
彼らにとって任務を放棄することは堕落に他なりません
だから兵士は堕落の象徴である『音楽』、そして楽器を作って演奏する『教徒』を『悪魔』と見なし扉を閉じたのだと思います
以後、『教徒』の文字が『悪魔』と変わりました
時代を経て文字の意味が変わることがあります
しかし、この頑固な兵士を変えるきっかけとなるのが『音楽』というところが皮肉にもユニークなところです
《第三の階層:吟遊民》
<文章の構成>
「私たちは海に行く」→ 『海、私、(複数)、行く』 OSV
文章の構造を理解しにくいのは目的語が最初だからです
吟遊民のみの特徴
<複数形>
『複数のもの、(複数)』で日本語と同じ
<否定形>
『(否定)、否定するもの』
<その他>
文章の構成が唯一違い、目的語が主語より先にくるのが特徴
これが文字を解読するのに時間がかかる理由になるかもしれない
他の階層との比較をすることが理解の第一歩です
また、存在動詞(~である)があるのも特徴で感情豊かです
小馬鹿にする文字があるのも特徴です
吟遊民にとって一番重要な『美しさ』が文字に反映されています
使命や規律に追われ疑問を持った兵士の中には昔のように音楽を楽しみたいと思う人がいたかと思います
教徒への道が閉ざされた兵士は上の階層へ向かうしかありませんでした
そんな兵士は、ここで自由を得ます
そして再び音楽を楽しむことができるようになりました
兵士と吟遊民は規律と自由という相反する存在だけど、やはり『音楽』が雪融けのきっかけを与えています
《第四の階層:錬金術師》
<文章の構成>
「私たちは海に行く」→ 『私、(複数)、行く、海』 SVO
<複数形>
『複数のもの、(複数)』で吟遊民と同じ
<否定形>
『(否定)、否定するもの』
<その他>
専門用語が増え、数字が登場するのが特徴です
そのため数え方があり、『(数字)、物』が基本で、複数あるときは『(数字)、物、(複数)』です
複数の場合の数え方は『(複数)』が英語の『s(es)』がつくイメージです
ユニークなのが錬金術師の文字に存在動詞(~である)がないことです
このことによって、『私は錬金術師で、あなたは吟遊民です』という文章が、「私、錬金術師、あなた、吟遊民」と原始人が喋っているような口調となります
科学技術が発展していて、それに伴い言語も発達しているかと思っていたら専門用語以外に興味がないという印象を受けます
文字は細くて丸みがあってかわいいです
錬金術師にとって『変化』が重要で、今よりよくなるためにはどうすればいいのかを研究しています
彼らはモンスターを救いたいと思っています
このモンスターは兵士の言う『悪魔』でもなければ他の階層の住民が言う『悪魔』でもありません
モンスターの正体は『孤独の民』で主人公を執拗に追いかけ回した人です
兵士の協力でモンスターの捕獲に成功します
錬金術師はモンスターを人に戻すための研究を続けているようです
《第五の階層:孤独の民》
<文章の構成>
「私たちは海に行く」→ 『私、行く、海』 SVO
<複数形>
元々複数形の文字があり、たとえば、『私』と『私たち』のように単数形と複数形の文字が存在している
<否定形>
『(否定)、否定するもの』
否定形はすべて共通です
<その他>
文字が漢字のようになっていて、たとえば漢字の「話」は「言+舌」という構造
孤独の民の文字の構造は、『私』の文字 +『たち』の文字 =『私たち』となっています
つまり、文字の足し算で作られています
このため『たち』を使う場面がなくなり形骸化しています
時代によって使われなくなった文字は消滅する過程にあるのがわかります
また、命令形があるのが特徴で、英語のように動詞が先にきます
錬金術師より科学が発展した階層はディストピアのような世界になっていました
機械によって支配された孤独の民は塔の終わりを嘆き『孤独』を望みました
機械に接続されたことによって映像やゲームをプレイするだけの、ただ生かされているような状態に陥っています
科学の発展によってよりよい社会を夢見たが機械の暴走によって夢が破れてしまいます
結果として他の階層と交流することを拒絶し、ただ滅亡を待つだけの存在となってしまったのが『孤独の民』です
彼らにとってもっとも重要な『孤独』は自ら望んだものではなく彼らが生きるために仕方なく選んだものです
教徒にとって一番重要な『神』がいる地には、塔の滅亡を望む『孤独の民』がいます
これも皮肉です