Papetura(パペトゥラ) の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【PV】
【感想】
ポーランド産のゲームで、本物の紙によって作られています
タイトル名が『パペトゥラ』となっているけど、主人公パペと相棒チュラからきていると、とある曲名から思うので パペチュラ なのでは?とモヤモヤしています
短編ではあるけれども心に残る作品となりました
グラフィック・音楽について
すべてが紙で作られています
「光」が印象に残っていて、光によって見え方が変わります
たとえば、夕陽のようなライティングだったり「炎」だったり蛍光灯のような真っ白な光と様々です
雰囲気のある音楽です
作曲家の Floex は Amanita Design の曲も手掛けていて、Machinarium や Samorost シリーズ など があります
スポティファイにサウンドトラックがあります
《説明》
パズルアドベンチャーゲームです
≪操作≫
左スティック(方向キー):移動
✕ボタン:(手のマークが出るポイントで)アクション
△ボタン:ヒント → ミニゲームをプレイするとヒントが出る
オプションボタン:ポーズメニュー・操作説明
<チュラ>
右スティック:(手にした入れ物にいる虫を)放つ方向を決める
R1ボタン:入れ物から虫(蛾?)を放つ
≪基本≫
1.マークについて
(1) 手のマーク:アクション
(2) 手のマークと矢印:矢印側に押す
(3) ハシゴマーク:ハシゴを使う
(4) ドアマーク:ドアを開けて部屋に入る
(5) 吹き出しマーク:会話
2.ヒントを見るにはミニゲームをクリアする必要がある
すべての水色の虫を食べると見ることができる
ゲーム内容について
主人公のパペが道中出会った黒猫のような生き物チュラと出会いました
彼らが、紙の世界を燃やし尽くそうとしている黒色の生物から世界を守るために冒険に出るお話です
パペが花の牢に囚われているところから始まります
どうして囚われているのかわからないけど、黒色の生物が覗きに来たところから、彼に囚われたのかと思っています
言語による説明はありません
吹き出しによるアニメーションのみです
彼らの動き など と合わせて状況を理解していきます
この黒色の生物が、あちこち彷徨き回って火をつける描写を見せたことで、紙の世界を燃やし尽くそうとしているのでは?と思います
紙の世界に火は天敵です
ポイント アンド クリック アドベンチャーゲーム です
マークが出たところにアクションすることで攻略していきます
また、物(?)を投げることも攻略に必要です
序盤で四角形の生き物(ワイズバグー)が大活躍するとは夢にも思っていませんでした
キャラクターが複数の場所で活躍するのは、この手のゲームではあまりないかと思います
キャラクターよりアイテムの方が別の場所でも使用するイメージがあります
このワイズバグーを押したときに主人公パペが反動で後ろに倒れるのが何とも言えないです
なんとなく老人っぽく見えるからかもだけど意外と貧弱です
途中でかけがえのない友、多分黒猫のような紙の生き物チュラに出会います。咥えられているけど
その後、かわいい生き物がペタンと落ちているのを見つけました
パペはチュラを抱っこしながら冒険します
よく見るとギターでも弾きそうな感じでチュラを持っています
この子は何でも飲み込み吐き出します
この性質を利用しアイテムの保管庫として活躍します
チュラと出会う前にパペが入れ物から蛾を発射していたけど、その入れ物を飲み込んでしまったのでチュラが代わりに物を発射するようになりました
チュラが飲み込んだことで蛾から幼虫のようなボールっぽい物に変化しました
他にも、釣竿になったりボートのオールになったり大活躍します
オールマイティーに活躍するけど「生物」として扱われないです。すっごくかわいい「生物」なのに
もし詰まってもヒント機能があります
ミニゲームをクリアすると見ることができるので詰まることがありません
探索できる範囲が広くはないし、その中でできることが限られているので詰まることはないと思います
その他・まとめ
短編で、正確な時間を計っていないけれど約2~3時間でクリアしました
やり込み要素も2周目もなく、タイトル画面に戻って最初からとなります
実際に紙で作られた手作りの世界を冒険するのは楽しいです
昔のゲームでいうと粘土で作られた クレイマン・クレイマン だったり、様々な事物で作られた Lumino City のような作品があります
後は、紙の世界といえば Tearaway です
手作りの作品をプレイしたい人にはピッタリかと思います
お勧めです
【評価】
○:紙で作られた手作りのグラフィック
○:音楽
○:言語はないが想像しやすい物語
○:程よい難しさ、ヒント
×:(欲を言えば)もう少しボリュームがあってほしい