May‘s Mysteries：The Secret of Dragonville（メイズ ミステリーズ：ザ シークレット オブ ドラゴンヴィル） の感想（レビュー）です
かなりのネタバレを含む感想（レビュー）です
見るときに注意してください
－－－－－－－－－キ－－－－－－－リ－－－－－－－ト－－－－－－－リ－－－－－－－－－
【感想】
タイトル名が文字数オーバーなのでサブタイトルは省略しました
日本語に訳すと『メイのミステリー：ドラゴンヴィルの秘密』 です
元々は２０１１年にＤＳ、翌年にＰＣで配信されたゲームのリマスター版となります
多分ＤＳ版は日本で配信されていないと思います
リマスター版は現家庭用ゲーム機とＰＣで配信されているだけではなくスマホでも配信されています
パブリッシャー Ｋｌａｂａｔｅｒ が同日にたくさんゲームを配信しています。２回行われ、このゲームは２回目の方です
簡単に説明すると『レイトン教授』に似たゲームです
ローカライズされていないので翻訳する必要があるけど、パズルによっては翻訳しなくてもわかる、もしくは知っているものがあります
ボリュームがあるけど、システムについて気になる点がありパズルに集中できませんでした
グラフィック・音楽について
イベントムービーのサイズはスマホを横画面で見たような感じとなっています
実際のスマホよりは大きいけど昔のブラウン管テレビのサイズよりはかなり小さいです
元がＤＳで配信されているゲームだから、このサイズだと思っています
ちなみに、ムービーのみフルボイスです
雰囲気がある音楽で、魔法学校とかで聞こえそうです
チャプター制になっていて、チャプターによって音楽が変わります
パズルのときはチャプター関係なく一緒です
ただし、パズルの種類によって決まっていて、たとえば、物探しパズルは少し怪しげです
音楽はどれも良曲です
《説明》
パズルアドベンチャーゲームです
≪操作≫
左スティック：カーソルの移動
✕ボタン：決定
◯ボタン：スキップ
Ｌ１ボタン・Ｒ１ボタン：（掴んだ物を）回転
≪基本≫
１．画面左側の Ｃｏｍｐａｓｓ をクリックすると画面に矢印が表示される
（１） 矢印をクリックすると、その方向に移動したりパズルが見つかることがある
２．人物をクリックすることで会話する。矢印はない
（１） 会話はノベルゲームのように進行する
ａ．文章を進めるにはカーソルを枠内に移動して✕ボタンを押す
ｂ．スキップは◯ボタン。こちらはカーソルの位置は関係ない
３．画面左側の Ｍａｐ をクリックすると全体マップを見ることができる
４．画面左側の Ｉｎｖｅｎｔｏｒｙ をクリックすると別画面となる
以下の五つの項目がある
（１） Ｑｕｅｓｔ
（２） Ｉｔｅｍｓ → 手に入れたアイテムをチェック
（３） Ｂｏｎｕｓ Ｐｕｚｚｌｅｓ → 本編でパズルを解いたときにキューブを貰うことがある。これがボーナスパズル。少しずつ増えていく
（４） Ｓｔｏｒｙ Ｐｕｚｚｅｌｓ → 本編でクリアしたパズル
（５） Ｓｔａｔｉｓｔｉｃ → ＨＩＮＴ ＰＯＩＮＴＳ・ＰＵＺＺＬＥＳ ＳＯＬＶＥＤ・ＴＩＭＥ ＰＬＡＹＥＤ・ＴＯＴＡＬ ＳＣＯＲＥ のチェック
５．パズルについて
（１） パズルにはキーボードを使って入力する問題や正解をクリックする問題 など 様々な種類がある
（２） ヒントを見ないで一回で正解すると３０点獲得する
しかし、ヒントを見たり間違えると減点される
ａ．一回間違えるごとに５点減点される
ｂ．Ｅｘｉｔ や Ｒｅｓｅｔ で減点されるか不明
（３） 画面左側の項目について
ａ．Ｅｘｉｔ
ｂ．Ｒｅｓｅｔ
ｃ．Ｓｋｉｐ
ｄ．Ｈｉｎｔｓ
ｅ．Ｓｕｂｍｉｔ：解いたときに押す
ｆ．Ｉｎｆｏ：もう一度問題文を見る
ゲーム内容について
気球で旅をしている主人公メイ（Ｍａｙ）と弟のテリー（Ｔｅｒｒｙ）
嵐の夜に事故が起こり不時着してしまいました
弟は忽然と消えていてメイ（Ｍａｙ）が一人取り残されていました
弟を探すためにドラゴンヴィルの街を探索する、という物語です
似たようなゲームを挙げるなら『レイトン教授』が該当します
レイトン教授は人に話しかけるとナゾを出題されます
それを解くと物語が進みます
このゲームでも同様です
ドラゴンヴィルの住民に話しかけることで問題を出され、それを解くことで物語が進みます
また、レイトン教授では、ポイント アンド クリック アドベンチャーゲーム のように怪しいポイントタッチすることで、ヒントメダルや隠されたナゾを見つけることができました
このゲームでは怪しいポイントや次のエリアへ行くところに矢印が表示されています
矢印をクリックするだけでよくて、矢印以外の場所をクリックしても何も起こりません
唯一の例外は人物です
人物をクリックすることで会話シーンとなります
レイトン教授のように、ヒントメダルや隠されたナゾはありません
ヒントメダル がないけど、問題を解いている間は、いつでもヒントを見ることができます。ただし、ポイントが減少します
また、隠されたナゾはボーナスパズルとして特定の問題をクリアすると獲得します
つまり、物語の進行によって増えていきます
レイトン教授と違って、結末は結構エグいです
サブタイトル『ドラゴンヴィルの秘密』はとてもブラックな秘密でした
レイトン教授ではあり得ない結末です
ただ、目的を果たすという意味に絞れば納得がいく結末で、目的以外は一切考慮にいれていないのかもしれません
レイトン教授とは違い主人公と弟はまだ子どもだから
パズル問題の傾向はレイトン教授とは違います
まず、答えを入力する問題は少ないです
これは日本語にローカライズされていないからよかったです
翻訳するだけなら問題ないけれども、英語を知らないと困る「謎掛け」が多いと詰まる可能性があるからです
ただ、答えを入力するのがめんどいです
タッチ操作が前提なので、キーパッドをコントローラーで操作してポチポチ入力するのは煩わしいです
問題によっては入力する箇所が多くてめんどいと思ったことがあります
日本語にローカライズされていないので翻訳する必要があります
今だったら、たとえば、 Ｇｏｏｇｌｅ翻訳（アプリ）を起動してカメラをタップしてから問題を撮影すると即翻訳してくれます
だから、ゲームにもよるけれども、このゲームの場合はローカライズなしで苦労することがありませんでした
たまにアプリが怪しい翻訳をすることがあるので、その翻訳から問題を理解する問題が発生することがあるけど…
ただ、大きな問題があります
それは、チュートリアルを間違えているせいで、その通りにプレイするとクリアできないことがあります
パズルの中に音ゲーがあります
音ゲーは以下の通りにプレイします
前奏 → メロディーＡ（手本）→ メロディーＡ（プレイヤー）→ メロディーＢ（手本）→ メロディーＢ（プレイヤー）→ …
最後まで終わるともう一回最初から始まります
そして、二回目が終わると終了です
正確にボタンを押すと得点が入り、間違えると減点です
１００点以上獲得するとクリアとなります
この音ゲーの操作説明が間違っています
チュートリアルでは以下の通りとなっています
長い音：◯ボタン（長押し）
短い音：✕ボタン
しかし、正しくは以下の操作です
長い音：✕ボタン（長押し）
短い音：✕ボタン
第２問目に初めての音ゲーがあり、こちらはスムーズにクリアできました
しかし、第１８問目の音ゲーがいつまで経ってもクリアできず、めんどくなってスキップしようと思ったけどスキップもできず意味不明でした
第１８問目でクリアできない理由が✕ボタンを押す機会が少ないことです
何回やっても６０点ぐらいしか取ることができませんでした
よく見ると✕ボタンを押したときにしか得点が入っていないことに気がつきました
そこで試しに◯ボタンの部分も✕ボタン（長押し）でプレイしたらあっさりクリアしました
まさかのチュートリアルが間違っていることを知りガッカリしました
結局、クリアしたときの点数が大幅に低くなっていたのを見て一気にやる気をなくし、それ以降スコアを気にするのを止めました。序盤なのに…
この音ゲーだけど得点が減点されるのは✕ボタンを押すのを間違えたときだけです
だから、押すべきところで押さなくても減点されません
これを利用すれば、１００点以上になったら何もボタンを押さずに見守ることでクリアできます
音ゲーを検証した結果、攻略法まで見つけてしまいました
ただ、この音ゲー１００点でクリアできるけど２００点越えや３００点越えをしてしまいます
結構アバウトです
物探しパズルがそれなりにあります
英単語の物を探します
そこまで難しいわけではなく、間違った物をクリックしてもペナルティがないので英単語を知らなくても何とかなります
わりと別のアイテムに重なっていることが多いです
ただ、端っこにあるときは見づらいです
数が少ないけど お絵かきロジック（イラストロジック、ピクロス）は左下の四角形をクリックしたら✕マークに変わります
もし間違えて四角形を置いたときは✕で上書きしてからもう一度クリックしたら消えます
わざわざ✕で上書きしなくても四角形をクリックしたら消えるようにした方が早いのでは？と思います
また、長押しで列や行を一気に埋めることができません
これもタッチ操作前提のシステムになっているからだと思います
枠にも気になる点があり、上のＳＳは９×９だけど問題には記されていません
枠を見て数字が書いてあるか書いてないかで判断するしかありません
専用の枠を用意した方がいいと思います
こういうところが雑です
その他・まとめ
オートセーブだと思うけど適当すぎて戸惑うことがありました
チャプター３からチャプター４になって数問解いてから一旦止め、別の日に再開したらチャプター３から始まりました
ストーリーパズルをチェックしてみるとチャプター３の問題はすべてあるけど、再開した後の問題は解いていないことになっていました
そこで、もう一度解き直してチャプター４になり、またクリアした問題をもう一度解くというめんどいことを強いられました
それから、チャプター４の問題を数問解いてから一旦止めて別の日に再開したらチャプター３から始まりました
問題を解いたらセーブした方がいいのでは？と思います
他の場所でも同じことがあったのでやる気をなくします
チュートリアルの間違いもそうだけど、パズルを解くためのシステム周りが悪いです
ローカライズされていないことは大したことではありません
リマスター版だったらもう少し調整した方がよかったのでは？と思います
オリジナルがＤＳだからだと思うけどコントローラーでプレイするのはめんどいです
ＯＰＴＩＯＮＳ（設定）は ＶＯＬＵＭＥ のみでオフにすると無音となるだけです
それ以外が重要だと思うけど…
他にも、パズルの問題を一問解いたらセーブするとかパズルゲームとして自分の中では「当然」と思っていたことが搭載されていないので戸惑ってしまいました
パズルのボリュームがあるので暇潰しにプレイしたいならいいのかもしれません
【評価】
○：音楽
○：矢印によって行き先がわかりやすい
○：数多くのパズル
×：音ゲーのチュートリアルが間違っている
×：オートセーブの問題
×：タッチ操作前提のシステム