【感想】 アノダイン 2:ダストへの帰還 | 遙か宇宙の彼方へ

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のんびりと更新していく予定です

 Anodyne 2(アノダイン 2)の感想(レビュー)です

 かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です

 見るときに注意してください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


---------キ-------リ-------ト-------リ---------

 

【PV】

 

 

 

【感想】

 

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 配信日に購入したゲームです

 

 アノダインの2作品目ですが前作をプレイしていなくても問題がないとゲームを始めてすぐに説明があります

 

 プレイしてみると個性が強い作品で、強烈なインパクトを残した作品でした

 完璧に物語を理解していないけどユニークな作品です

 

 

 グラフィック・音楽について

 

 3Dの世界と2Dの世界があります

 3Dの世界はプレイステーション1のようなグラフィックになっています

 

 2Dの世界は場所によってグラフィックが変わります

 綺麗だったり荒かったり様々です

 場所によって書体が変わることもあります

 

 

 音楽はヘッドフォンで聞いた方がいいです

 2D画面で右上に音楽のイコライザがあります

 

 シンセサイザによる音楽です

 

 スポティファイにサントラがあります

 

 

 《説明》

 

 アクションアドベンチャーゲームです

 

 

≪操作≫

 

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 左スティック:移動

 

 右スティック:カメラ

 R2ボタン・L2ボタン:ズームイン・ズームアウト

 

 〇ボタン:ジャンプ

 〇ボタン:(ジャンプ中に)ダブルジャンプ

 〇ボタン(長押し):(ジャンプ中に)ゆっくりと落ちる

 

 □ボタン:アクション(話す、取る)

 △ボタン:スパークを放つ → ゲージが出るのでマックスになるまで押し続ける

 

 オプションボタン:メニュー

 

<2D>

 

 △ボタン(長押し):物を吸い込む

 △ボタン:(物を吸い込んだら)吸った物を撃ち出す

 

 ✕ボタン:ナノスパーク(ネクサスでタイムから話を聞く)→ スパークと同じ効果。敵に攻撃する

 

<ライドスケール>

 

 R1ボタン:ライドスケールに切り替える

 

 〇ボタン(長押し):加速

 ×ボタン(長押し):バック

 △ボタン:速度を一定に保つ

 

 

≪基本≫

 

 1.3D世界

 

 (1) セーブポイントは卵の形をしていて輪がある物

 

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 (2) 卵を開けると強化パッチやカードが手に入る

 

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     a.ナノスケール(2D状態。体内に入ったとき)状態のときのノヴァの最大体力値を増加する

     b.高いところや隠された場所にある

 

 (3) オレンジ色の物体はスパークで壊せる

 

     a.ゲージがマックスになるまでスパークする

 

 (4) 途中からフィールドのあちこちにメタコイン(下のSS:左にある丸っこい物)が置いてある

 

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     a.オプションボタン → メタクリーン で買い物ができる

 

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     b.設定資料っぽい話を聞くことができる

 

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 2.センター・サンクチュアリ

 

 (1) プリズム補強装置

 

     a.集めたカード四枚を挿入してダストプリズムの容量をアップグレードする

 

     (a) 50ユニット分アップグレードする

 

 (2) ダストドロップポイント

 

     a.ノヴァが集めたナノダストを吸収する

 

     (a) 吸収できる量はダストプリズムの容量まで。それ以上集めているときはノヴァが所持する

 

     b.青き渓谷にもいる

 

 3.ダストに汚染されたニューザランドとその住人の身体に入りダスト(モクモクしている)を吸い込む

   そしてダストクリスタルを吸収すると汚染が除去される

 

 (1) 方法

 

     a.キャラクターにスパークを放つとバーが出るのでマックスになるまで連打する

 

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     b.次元ダイブスター(センターシティ セノーテから)

 

     (a) クリスタルによる妨害に遭うのでゴール地点まで敵の攻撃をシールドで防ぐ。オート移動

 

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         左スティック上:黄色

         左スティック右:赤色

         左スティック下:緑色

         左スティック左:青色

         操作しない:黒色(青き渓谷から)

 

     (b) 一定のパターンがあり、色よりもクリスタルの地面に矢印が出ているのでそれを目安にした方がいい

     (c) 失敗すると押し戻される

 

     c.2D世界へ

 

 4.2D世界について

 

 (1) 床にあるCのパネルはセーブポイント。踏むとセーブされ体力を全回復する

 

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 (2) 画面左の赤色のブロックが体力を表す。ダメージを受けると一つ減る

 

     a.赤色のダイヤで回復する

 

 (3) 岩はヒント など の文章が記載してある

 

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 (4) 宝箱に鍵がある。青き渓谷からカードが手に入る

 

     a.鍵はフライパンのような形をしていてフワフワ飛んでいて後をついてくる

     b.鍵は鍵穴に使用する

 

 (5) 煙は吸い込むと左のゲージが溜まる

 (6) 目的を果たすか、ボスを倒し巨大なダストクリスタルを吸収するとカードが手に入る

 

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 (7) 敵を吸い込んでブロックにぶつけて倒す

 

 5.マルチエンディングで二種類ある

 6.クリアしてから続きをプレイすると 青き渓谷中央 から始まる

 

 (1) メタクリーンに、Whimsical_002.wav(メタコイン3)、株主総会:サンドB(10)、セノーテの石(10)、渓谷の谷(10)、サンドの石(10)、ネクサスの石(10)が追加

 

 

 ゲーム内容について

 

 初めに開発者からの手紙から始まります

 その後ゲームが始まります

 

 主人公はミクロレベルまで縮む能力があるノヴァという名で卵から生まれた女の子です

 保護者としてパリセードとCシジンの2人がいます

 

 よくわからない設定だけど最後までよくわからなかったです

 後半になるとジャンルすらわからなくなります

 

 女の子ということにも衝撃を受けました

 男の子だと思っていました

 

 

 システムも独特です

 

 3Dと2Dの世界があり、3D世界がニューゼーランドで2D世界がナノスケール状態になってキャラクターの体内に入ったときです

 他にもノベルパートがあります

 

 体内に入れるキャラクターのときはノベルパートが挟まり、そのキャラクターの2D世界をクリアしてもそのキャラクターの回想がノベルパートであります

 

 3D世界のときに始まるノベルパートではカメラを動かすことができたけど、どこでもできるかは不明です

 特に意味はないけど

 

 

 最初はチュートリアルを兼ねて卵の中を探索してグランディロックの種を集めて脱出することになります

 チュートリアルで3D世界と2D世界の基本的なことを学びます

 

 しかし、後々このチュートリアルが曲者だったことを知ります

 物語はよく理解できていないけど、このチュートリアルをプレイさせられたことが怖いです

 

 

 ノヴァはナノクリーナーとしてナノダストによって苦しんでいる人の掃除するために体内に入って浄化します

 そして、ダストクリスタルを吸い込むとカードが手に入ります

 

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 このカードを4枚集めるとプリズム補強装置でダストプリズムを補修することができます

 

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 そして吸収したナノダストを収めていきます

 

 こうすることで新しいエリアに行くことができるようになります

 

 でも、この繰り返しで進行せず途中から奇妙な展開となります

 ただでさえ奇妙な物語なのに、さらに奇妙な展開を迎えていきます

 それは果実を食べた獣の体内に入ってからです

 

 ここからノヴァが喋れるようになります

 

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 今まではノヴァが喋ることがありませんでした

 喋らないタイプの主人公によるゲームと思っていたのに、その設定を崩してきました。奇妙なやり方で

 

 喋ることや食べることという人として当たり前の行為ができるようになり、センターシティから逃げてきた人々との生活を送ります

 他のゲームだったら普通のことだけど、このゲームの場合は今までの設定をぶち壊してくるので驚きます

 

 でも、ここでは「死」について理解する大切なパートでもあります

 もしかしたら「人とは何か?」をテーマにした作品なのかもしれません

 

 

 ニューザランドに戻った後はすべてのエリアに行くことができます。喋ることもできなくなります

 また、パリセードの代わりにCビジョンがやって来ます

 

 3Dエリアのあちこちにメタコインがあり、それを集めるとメタクリーンで買い物ができます

 

 ここからはさらに世界観をぶち壊してきます

 体内の世界とは思えない世界が出てきます

 

 現代のマンションが舞台で横視点になっています

 

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 住民から希望の服装を聞いて洋服選びをしていくことになります

 

 はたまたクォータービューによるマンションが舞台になることがあります

 

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 スマホやPCがあり、もはやゲームの世界ではなく現実の世界です

 職場と家の往復の日々を過ごしているという現実における普段の日常です

 ノベルパートとアクションパート(移動したり調べたりする)を繰り返します

 

 マンションの外にはガーゴイル像が飾ってあります

 

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 トワイライトゾーンのとある物語を思い浮かべました

 

 毎朝、掃除機の音で目覚めます。これはナノクリーナーを予感させます

 でも主人公はノヴァなので、この掃除機は誰が使用しているのか不明です

 

 クォータービューで描かれたマンションはループ迷路になっていて迷いやすいです

 おそらく掲示板にある方が正解かと思います

 

 このパートはホラーです

 途中で、この後の展開を見るかどうか決めることができます

 窓を選ぶと見ない、ドアなら見るだと思います

 

 見るを選んだのでおぞましい事件を見てしまいました

 そして、逃げることになります

 ループ迷路のマンションなので迷いやすいです

 今度は砂利の後を追うのが正解だと思います

 

 捕まるとゲームオーバーになります

 真っ赤な画面となり、◯ボタンを押さないとそのままです

 

 この追って来るものは、どこからやって来るかわかりません

 

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 後ろから追ってくることがあれば、出口から現れたり、中央から飛び降りてくることもあります

 特に、中央から飛び降りたときに接触して死ぬことがありました

 

 クォータービューでの操作の悪さと運ゲーによるコンボで難しくなっています

 

 

 現代風の世界しかないのかと思いきやRPGの世界がありました

 

 雰囲気は王道です

 

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 ドット絵でピコピコ音が昔懐かしいRPGの「雰囲気」を思わせます

 

 清浄の剣・帰属の胸当て・正当化の盾・没頭のブーツを集めるために筏に乗って世界を旅します

 

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 ナノクリーナーを活かして攻略し、目的を果たした後にボス戦があります

 

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 変わったシステムで、やはりナノクリーナーを活用しています

 盾を吸って吐き出すと敵の攻撃を防ぎます。敵が攻撃してくるときに吐くといいです

 剣を吸ってボスに向かって吐き出して攻撃します

 ハートを取ると体力を回復します

 

 このパートのBGMはクラシック音楽です

 

 グリーンスリーヴスによる幻想曲(レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ)

 組曲『展覧会の絵』より「古い城」(ムソルグスキー)

 交響詩『四季』より春 第1楽章(ヴィヴァルディ)

 

 

 マルチエンディングで二種類あります

 

 分岐するためには、ウォルガリに会ってもう一度ズットダスト村に行くことです。ノヴァが喋ることができた場所です

 そのためにはアイテムが必要なので探す必要があります

 

 その後、以下の二通りに分岐します

 

 アノダインをもたらす(トロフィー『鎮痛剤』)には、すべてのカードを集めてダストをマックスまで注入する

 センターに立ち向かう(トロフィー『対立』)には、青い渓谷中央のダストプリズムの蓋に向かう

 

 

 まず、アノダインをもたらす方はカード集めをするために探索することになります

 ただ、エピローグが不気味です。無音になるしデカデカと終わりと表示されます

 雰囲気としてはバッドエンディングです

 

 

 センターに立ち向かうを選び、ダストプリズムに向かうと話すことができます

 このとき、決意の程を訪ねる選択肢が出ます。8回も

 ニーア レプリカント のDエンド以上に念を押されます

 

 こちらの方はダンジョンがありラスボス戦もあります

 またズットダスト村以来初めてニューゼーランドでノヴァが喋ります

 

 スタッフクレジットがあり、その後開発者からのメッセージがあるので、こちらがグッドエンディングのようです

 

 

 クリアした後も終わりではなく、青い渓谷 中央 から始まります

 メタショップにアイテムが追加されています

 そして、ネクサスに行くと新たな場所に行くことができます

 

 全身真っ白な3D世界です

 開発者からのメッセージがあり、メタショップでアイテムが追加されています

 

 創造者の領域という名っぽいです

 

 そして、奥まで進むと2D世界へ辿り着くけどバグってておかしいです

 川も普通に渡れます

 

 RPGにある街が壊れている感じです

 

 途中までしかプレイしていないので、この後があるのかどうか不明です

 

 

 その他・まとめ

 

 不思議な物語だけど、ローカライズがいいしノベルは興味深いです

 教訓的ではあるけれど説教調ではないです

 

 会話文は三行あるけど、単語や文章の途中で次に改行されるので途切れてしまって地味に読みづらいことがありました

 

 

 3D世界は変わらないのに2D世界は前半と後半でガラッと変わります

 生と死を扱った作品なのかと思うけど、この解釈が正しいかどうかを確かめるためにやり込むのは自分の気持ちとして難しいです

 

 とはいえ、個性的な作品に出会えたのは個人的にプラスです

 

 考えるよりも感覚のままプレイした方がいいかもしれません

 

 

 お勧めです

 

 

【評価】

 

 ○:音楽
 ○:3D世界と2D世界を切り替えて探索するところ

 ○:数多くの不思議な世界
 ×:物語の展開に置いてきぼりにされる → 後半部分
 ×:クォータービューで逃げることが難しい → 運ゲーとなっている