Chasing Static(チェイシング スタティック) の感想(レビュー)です
かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です
見るときに注意してください
---------キ-------リ-------ト-------リ---------
【PV】
【感想】
2020年の東京ゲームショウでパブリッシャーのラタライカゲームスが出展していたゲームの一つが配信されました
このときから興味を持っていたゲームで即購入しました
ジャンルの中にホラーとあるけれどホラーに耐性があるので怖くなかったです
寧ろ、趣のあるゲームで、エコーナイト(PS1で発売され、ゲームアーカイブスにある)っぽいと思っています
最初は日本語になっていないので、OPTION → LANGUAGE を日本語にします
LANGUAGE で、◯ボタンを押すと一つずつ変わるけど一瞬止まります
タイトル画面が実写映像だからなのかもしれません
短いビデオ映像を切り替えているようです
アップデート バージョン1.02が配信されグラフィックが以前より綺麗になっています
なお、使用しているSSはアップデート前に撮ったものです
その後、アップデート バージョン1.03 も配信されているけど、こちらは検証していないです。もしかしたらバグが直っているかもしれません
グラフィック・音楽について
PS1のようなグラフィックに臨場感溢れるサウンドというアンマッチな構成が新鮮です
ライターを明かりとして利用することができるけど、そこまで暗いわけではありません
ライターをつけると字幕が見づらいことがあります
ヘッドフォンでプレイした方がいいです
フルボイスで喋ります
会話中に✕ボタンで次の会話へスキップできることがあります
カフェのラジオから流れる曲がいい感じで、雰囲気があってグラフィックを補っている
でも、グラフィックはこの感じで作っていると思うから音が重要な要素になっているかもしれません
《説明》
ホラーアドベンチャーゲームです
≪操作≫
左スティック:移動
L2ボタン(長押し):走る
右スティック:カメラ
✕ボタン:インタラクト(って言うと思う)→調べる、アイテムを取る
△ボタン:インベントリ
方向キー下:ライター
方向キー上:トーチ → たいまつとなっているけどどう見てもフラッシュライト
オプションボタン:ポーズメニュー
<周波数変位モニター装置(FDMD)>
方向キー左:デバイス
L1ボタン・□ボタン:指向性マイクを上下に動かす
✕ボタン:デバイスの装備の解除
≪基本≫
1.周波数変位モニター装置について
(1) 周波数変位モニター装置を出してから指向性マイクをセットすることで周囲のシグナルを拾う
(2) シグナルを検出するとデバイスが青色の光を発する
(3) デバイスのLCD表示でシグナル強度が表される
a.数値が大きいほど信号が強く一番強くなる場所を探り当てるとエコーを見る
(a) エコーとは過去の映像。死者の過去の出来事がわかる
(b) エコー中に移動したりカメラを動かすことができる
2.インスタントカメラで撮影するとセーブされる
(1) セーブファイルは、Autosave・セーブ1~6ある
(2) セーブファイルより多く写真(セーブファイル)を撮ると今まで撮った写真を破棄することで上書きセーブされる
(3) インスタントカメラを手に入れるまでセーブできない
(4) オプションボタン → セーブ からでもセーブできるがインスタントカメラで撮影する
3.電話の受話器を取ると特別な部屋に転送される
(1) ボタンを押すとディスプレイに画像が表示される
行った場所が映るので行っていない場所はノイズのみ
たとえば、一番左 → カフェ、二番目 → 施設。周波数変位モニター装置があった場所。全部で四つある
(2) ボタンを押して場所を選んでからハンドセット(受話器)を取ると、そこに転送される
(3) 電源がついていないと使用できない
4.選択肢から選ぶことがある
5.マルチエンディングでクリアするとタイトルメニュー画面に、新規ゲーム[覚めない夢]が追加された
<補足> [ ]内は見たエンディングで違うかも
Survivorエンディング(トロフィー表記)を見た
ゲーム内容について
父の葬儀で唯一の遺品である一冊の本をもらいました
主人公のクリスは、その本を読みます
父の日記なのか車を運転中に日記の朗読が始まります
朗読はグローブボックスを開けて地図を調べると途中で終わってしまうので注意です
家路に向かっているときに迷ってしまい、カフェ『ラストストップ』 で道を尋ねることにします
従業員のアネイラが一人だけいて、迷ったことを告げると一緒に乗せてくれたら道案内すると言われます
しかし、停電になるので復旧のお手伝いをすることにします
ヒューズを交換して戻ると誰もいなく、天井に人が張り付いていました
気絶していたのか電話の音で目覚めるとサイレントヒルの裏世界のような場所にいました
同じカフェだけど無人で荒れ果てています
ここから本格的に物語が始まります
カフェ『ラストストップ』は後々重要な伏線となります
しかし、メモを読まないと一切繋がらないので、なんとなくプレイしているとフワフワしたまま終わってしまいます
現実世界でも不思議な現象が起こります
車を停めて道路を歩き続けると一瞬画面がガガガッと乱れて反対側にテレポートします
要するに、直線道路の右端まで進んだら左端に戻されます
このエリアからは脱出できないようになっています
気がつかないうちに奇妙なことに巻き込まれていました
素直にカフェに入らなかったからかと思っていたけど、後々理由がわかるかと思います
ちなみに、この裏世界っぽいカフェでインスタントカメラを手に入れます。インスタントカメラを手に入れないと外に出ることができません
このインスタントカメラでセーブします
アイテム欄からインスタントカメラを選択してセーブするよりもオプションボタンからセーブした方が早いです
写真がセーブファイルとなっています
てっきりインスタントカメラで見えないものを撮影するのかと思っていました
裏世界のようなカフェで電話が鳴っています
出ると『森の中に入ってはいけない』と言われました
素直に受け取って車を数回調べると乗ることができたので森には行かずに脱出しました
しかし、事故って大破してしまいました
また、電話が切れた後に車ではなくカフェの看板があったところから森に入ることもできます
どちらにしても森に行くのは必須のようです
ちなみに、カフェから外に出たとき一瞬だけ道路に人が歩いて消えたのを目撃したけど無視しました
一回調べてから、二回目以降調べたポイントにカメラを合わせると、その内容が画面に表示されるのは嬉しいです
再び調べる必要がなく調べていないことのチェックにもなります
目的は、サイマルキャスト・デバイスの再起動です
そのための手順は以下の通りです
1.カセットテープを見つける
2.カセットデッキの電力を取り戻す方法を探る
3.カセットデッキにカセットテープを入れる
場所:湖、村、カフェ
このゲームの特徴は周波数変位モニター装置を使うことです
この装置を使うことでエコーを見ることができます
エコーとは亡くなった人の過去の出来事で、それは、とある実験を行っている科学者達の過去の出来事です
すでに亡くなっている人の過去の出来事を見るのはエコーナイト(PS1。フロムソフトウェア。ゲームアーカイブスにあります)のようです
エコーナイトと違うのは、あくまで過去の出来事を見るだけだということです
過去の出来事を見ている最中に移動したりカメラを変えることができるだけです
エコーのときはモノクロ映像となり、人物はノイズが走った朧気な姿で描かれています
動いたりしているけどハッキリとは見えないので、どこにいるか何をしているか不明なことがあります
おそらく会話を聞くことがメインだと思います
このエコーがヒントになっていることがあるので見る……というより会話を聞いた方がいいです
めんどいと思ったことが、次のエリアへ行くと周波数変位モニター装置のマイクをしまってしまうことです
ホラーゲームっぽく感じるけどまったく怖くなかったです
エコーに登場する人物はすでに亡くなっているけど、あちこちに死体があります
中には惨殺死体があるけど画像が荒いので気にならないです(アップデート前の話です)
サウンドはホラーゲームっぽいけど「雰囲気」を感じるだけです
ただ、たまにビックリすることがあります
突然モノクロになったり、誰かのくしゃみが聞こえてビックリしました
くしゃみは自分がしたのか別の人なのかわかりませんでした
周波数変位モニター装置を装備したまま行動していたから?って思っていたけど、モノクロは数値が出ていないから不明です
一瞬だったし
何かがいるのかもしれません
また、全部のサイマルキャスト・デバイスを再起動させても終わりではなく施設を出るまで囁き声が聞こえるようになりました
音にこだわりがあります
ヘッドフォンをしてプレイした方が楽しめると思います
ゲームの舞台はそれほど広くはなくルートが決まっています
周波数変位モニター装置を使ってエコーを聞くことで、どこへ行けばいいかわかるかと思います
メモや過去の映像から情報を得るゲームなので積極的に探索しないと何をすればいいかわからないです
マルチエンディングでトロフィーを見ると3種類あるのがわかります
最初に見たエンディングを見ると、ある意味サイコブレイクかと思いました
ただ、エピローグ中、そしてスタッフクレジット後のタイトル画面でも画面がバグって悲しくなりました
2番目に見たエンディングはごく短いエピローグでスタッフクレジットもなかったです
トロフィーを獲得していないので、もっとあるようです
ちなみにバッドエンディングでした
おそらくエンディングが3種類あり、それ以外はバッドエンディングなのかと思います
最後に評価画面となります
『検死』とつけられた紙にエンディング名と見つけたメモ・エコーの総数と見た回数がわかります
エコーを2つ見逃してしまいました
バッドエンディングのときはありませんでした
アップデート バージョン1.02 が行われ画質が前よりよくなりました
また、おそらくライティングが強めになったのもあり周囲がよく見えるようになりました
その他・まとめ
画面にノイズが残って視界が悪くなるバグがあります
ほぼ見えなくなるのでプレイに支障が出ます
このバグは、周波数変位モニター装置を手に入れて地上に戻ってから起こるようになりました
バグの対処法について記載します。以下の順番通りにすることで直りました
1.セーブする → オプションボタンからセーブするのがわかりやすい
2.オプションボタンからゲームを終了しタイトル画面に戻る
3.1でセーブした写真をロードする
そうすると直るけど、今度は音が消えるので以下の順番で直ります
1.オプションボタンを押してポーズメニューを開き『再開』を選ぶ
2.ポーズメニューを閉じる
ちなみに、画面がバグったときに、セーブしてからポーズメニューのロードを選んでもバグったままなので、この方法しかありません
いろいろ試した結果この方法が確実かと思います
施設から出たときに高い確率で起こるのと別のエリアに行くと起こります
頻繁に起こるかなりめんどいバグなのでアップデート待ちです(1月25日に配信されたアップデート バージョン1.03 は未検証です)
アイテムを取ったときの文章が日本語ではなく英語でもありません
おそらくデベロッパーの母国語だと思います
インベントリで見ると日本語になっているのでチェックしてみるといいです
他にも英語だったりローカライズ漏れがあります
ホラーゲームとは思っていないけど、もし、エコーナイトがホラーゲームだと思うなら、このゲームもホラーゲームになると思います
もし効果音が怖いと思っているなら周波数変位モニター装置を使うと効果音が消えるのでマシになるかもしれません
違う音が聞こえてビクッとするかもしれないけれども…
お勧めです
【評価】
○:物語
○:サウンドに対するこだわり
○:周波数変位モニター装置を使用すること
×:画面が見づらくなるバグ
×:ローカライズ漏れ