【感想】 Superliminal | 遙か宇宙の彼方へ

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のんびりと更新していく予定です

 Superliminal(スーパーリミナル) の感想(レビュー)です

 かなりのネタバレを含む感想(レビュー)です

 見るときに注意してください

 

【追記:2020年7月22日】 やり込み要素をすべて見つけたので追記しています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


---------キ-------リ-------ト-------リ---------

 

【PV】

 

 

 

【感想】

 

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 最初は、Museum of Simlation Technology というタイトルだったものが Superliminal というタイトルに変更になって配信されました

 

 元々のタイトルのときから知っていたゲームで、そのときから興味があったので配信日に購入しました

 ちょうど配信記念セールが行われていました

 

 錯視を使ったパズルゲームで、錯視を使った仕掛けに驚いたりしました

 物語が、このパズルゲームとリンクしていくのは凄いと思います

 

 このゲームの楽しさは本編以外にもあり、寧ろそちらが本番です

 たくさんの隠し要素があり、それらを「発見」することが面白さに繋がります

 

 グラフィック・音楽について

 

 錯視を使った仕掛けが多いので視覚で楽しませてくれます

 驚くこともあります

 

 夢の世界と「その世界」が作られている過程のエリアがあり、ガラッと雰囲気が変わります

 奇妙な世界です

 

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 タイトル画面のピアノ音楽がオシャレで落ち着いています

 ジャズを基調とした音楽です

 

 ステージのどこかで選曲できる場所があり、2にしました

 

 舞台裏は音楽はなく、ファンが回っているような音がします。奇妙な印象を受けました

 

 ≪説明≫

 

 パズルゲームです

 

 

≪操作≫

 

 左スティック:移動

 右スティック:カメラ

 

 ○ボタン・□ボタン・R1ボタン・R2ボタン:物を取る、取った物を置く

 L1ボタン(長押し)+右スティック:(物を掴んでいるときに)横回転

 

 ×ボタン・△ボタン:ジャンプ

 

 

≪基本≫

 

 1.錯視を利用したパズルゲーム。物を掴んで遠くに持っていってから放すと大きくなり、手前に引き寄せると小さくなる

 

 (1) 掴んだ物を通さない入口がある

 

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 2.二回目のプレイからタイトル画面に『レベルを選択』が追加される

 3.やり込み要素について:レベル選択画面の各レベルにマークが表示される

 

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 (1) 達成するとマークが白くなる

 (2) 初めマークは表示されていないが、一個達成するとマークが表示されるようになる

 (3) やり込み要素がないステージには立入禁止マークが付いている

 (4) トロフィーに関連する

 (5) それぞれのマークについて(上のSS:左から順に)

 

     a.火災報知器

 

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     (a) ステージにあるすべての火災報知器の取っ手を引く

 

     b.消化器

 

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     (a) ステージにあるすべての消化器を使い切る(○ボタンをガスが切れるまで押し続ける)

 

     c.星座

 

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     (a) 星座の見える部屋で星座になるように視点を動かす

     (b) 隠し部屋にあり、暗闇の中にある(例外あり。【追記】で詳しく説明しています)

 

     d.秘密のチェスの駒

 

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     (a) 水色と赤色の駒を掴むと消える

     (b) 駒を取るとPCの画面にチェス盤と駒が表示される。半透明の駒はまだ掴んでいない駒

 

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     (c) 一つのステージに複数ある。全部掴むと達成

 

     e.設計図

 

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     (a) 青い設計図で○ボタンを押すと設計図が描かれる

     (b) 設計図を描くと、とある掲示板に貼ってある

     (c) 一つのステージに複数ある。全部描くと達成

 

 (6) 自動販売機のボタンを押すとソーダが出る 

 

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     a.ボタンを押すとソーダ缶が出てくる

     b.ソーダ缶に関するトロフィーがある


 

 ゲーム内容について

 

 主人公は夢療法を受けている患者です

 

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 目覚めたところから始まります。他のステージでも同様です

 

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 先に進んで行くと音声アナウンスが流れたり、ラジカセからピアーズ博士の音声を聞くことができます

 

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 最初は普通だけど少しずつおかしくなっていきます

 舞台裏のような部屋だったり、作業途中の状態で投げ出されていたり物が散乱していたり酷い有様です

 

 ステージもおかしくなっていきます

 ホラーっぽいステージがあったりします

 

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 何が起こっているのか気になります

 

 でも、ステージの状況やパズルと物語がリンクしていきます

 いいお話、というか、いい「講話」でした

 大切なことの学びを得ました

 

 

 ローカライズはアナウンスとピアーズ博士の音声がメインだけど怪しいときがあります

 しかし、このゲームの場合これでもいいかと思いました。夢だし…

 

 ローカライズについてはすべてされているわけではありません

 壁の掲示物とかはされていません。その中には重要なチュートリアルがあったので、そこだけでもした方がよかったと思います

 

 

 錯視を活かしたパズルゲームです。視覚で騙してきます

 

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 一人称視点で画面中央に点があります

 その点を物に合わせると掴むことができる場合があります

 

 掴んだ物を遠くから放したり真上から放したり掴んだりを繰り返していると大きくなります

 逆に、近くに持っていってから放したりすると小さくなります

 

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 この法則を利用して足場を作ったりスイッチの重しにしたりしてパズルを解いていきます

 

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 終盤のステージで悩んだ所があったけど、それ以外は苦労することがほとんどありませんでした

 物を大きくするのに手間取ったぐらいです… |д・)チラッ

 

 

 ジャンプして引っ掛かったときに登ってくれるのは嬉しい機能です

 逆に、ダッシュがないのは残念でした。探索するときにほしかったです

 

 

 このゲームは遊び心が満載で「発見する」ことが楽しいです

 やり込み要素がいろいろあるけど、『レベルを選択』にある5個のマークを達成するだけでも本編以上の時間がかかります

 

 見つけやすさを主観的に表すと以下の通りとなります

 

 秘密のチェスの駒 < 設計図 < 星座 < 消化器・火災報知器(見つけにくい < 見つけやすい)

 

 秘密のチェスの駒が一番見つけにくいのは駒の大きさがバラバラで、その中に小さすぎる物があるからです

 そして、予想できない場所に無造作に置かれていることがあります。必ずしも立っているとは限りません

 

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 そんな秘密のチェスの駒を掴むと光って消えます

 

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 設計図はアクション要素が必要な場所にあることが多かったです(秘密のチェスの駒も)

 たとえば、高い場所にあります

 でも、設計図のある場所は予想しやすかったです

 

 星座の部屋は暗闇の中にある隠し通路を探せばいいので、上の2つより範囲が絞られます

 

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 星座の部屋を見つけたらそれで終わりではありません

 

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「何かの物」になるように視点を動かします

 

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 視点を動かして星座を作る必要があります

 

 

 これらのやり込み要素は自分で見つけるまでマークが付きません(ステージの下の帯にマークが付きます)

 

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 だから、やり込み要素があることすら気づかない人がいるかもしれません

 

 でも、このゲームのテーマ(訴えたいこと)を考えたら「自分で気づかない限りそのまま」というスタンスもありかと思います

 テーマを達成するには、自分から積極的に動かなければ変えることができないという観点ならありです

「失敗を恐れず」に挑戦することが大切です

 たとえ挟まれてカメラしか動かせなくなってリトライしたとしても…… |д・)チラッ

 

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 すべてのステージにあるやり込み要素を達成するとタイトル画面の下にマークが表示されます

 

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 クリックできるけど特にないです

 まだ全部見つけていないので、全部見つけるとどうなるかわかりません

 

 

 やり込み要素以外にも、様々な「発見」があり、隠し部屋があったり物があったりします

 

 いくつか例示すると、下のSSみたいな形の物がいくつかありました。何なのかは不明です。ちなみにスマイルは下のSSだけです

 

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 サイコロにスマイルマークがあることも

 

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 そして、画面中央の点(上のSS:掴む物があるときは指マークになる)がスマイルマークになることも。とある場所に行くと一瞬だけ変わるので、気づく人は少ないかと思います

 

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 どこかで見つけた赤く光っているサイコロです。拾いたくない場所にありました……

 

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 魔の HALL 06 です。無間地獄で脱出できなくなりました。少し変わったことをしたら行くことができたけど、バグなのか秘密があるのか不明です

 

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 とあるミラーボールエリアです

 

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 そして、ピアーズ博士のメタ発言。この後ツッコミせざるを得ないことを言います

 

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 まだまだあるけど、いろいろな「発見」をするたびに、このゲームのレベルデザインの凄さに感心します

 好奇心を持って探索しないとレベルデザインの巧妙さを知る機会がありません

 よくできています

 見た目に騙されてはいけません。錯視を活かしたゲームだからできることです

 

 

 LOAD画面も遊び心があります

 

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 バリエーションがあり見ていてクスッとします

 

【追記:2020年7月22日】 やり込み要素をすべて達成したので追記ならびに訂正を記載していきます

 

 最終的にタイトル画面は以下の通りになります

 

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[1] 火災報知器のレバー

 

 すべてのレバーを引くとタイトル画面に火災報知器のレバーのマークが追加されます

 クリックできるけど反応しません

 

[2] 消化器

 

 すべての消化器のガスを抜くと、タイトル画面に月を映すライトが現れます

 

[3] 星座

 

 ステージ7と8だけ星座の部屋が見つかりませんでした

 

 探し回った結果、ステージ7と8だけ例外でした

 他のステージは暗闇の中に隠し通路があったけど、ステージ7と8は白い場所に隠し通路がありました

 

 ちなみに、ステージ7は下のSSの部屋のどこかにあります

 

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 ヒントは、白い場所です。白一色だから穴があっても気づかないよね…

 

 すべての星座を完成させると、タイトル画面に非常口のマークが追加されます

 このマークをクリックするとタイトル画面のステージをプレイできるようになります

 

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 そこにはいろいろな物が置かれています

 

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 トロフィー 役立つ発見 を獲得するには、このステージをプレイする必要があります

 

[4] 秘密のチェスの駒

 

 すべてのチェスの駒を集めると、チェスが表示されているPCにアクセスできるようになります

 

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 そうすると特別な部屋に転送されチェスで対決することになります

 

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 勝利すると、トロフィー カスパロフ を獲得します

 

 ちなみに、この部屋にある消化器からは火が噴き出します

 

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 本編のどこかのステージにも火を噴く消化器があります

 

[5] 設計図

 

 見つけた設計図は、ステージ6 人形の家 にある掲示板に張ってあります

 

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 全部見つけると、どこかの部屋に入ることができるようになります

 

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 部屋一面アボカドです

 もちろん、掴むことができる物があります

 

 トロフィー 憂鬱な気分 を獲得できるけど、説明文が『全ての指紋を発見する』でした

 意味がわからないので、アボカドをおみまいすればいいのかな? |д・)チラッ

 

【追記:ここまで】

 

 

 その他・まとめ

 

 錯視を使ったパズルゲームでありテーマとリンクしています

 視覚的に楽しくレベルデザインが凄いです

 

「発見」を大切にしたゲームで本編よりも充実しています

 自分で見つけることができなくてもいい、という感じでヒントもなければ匂わせることもありません

 気づくことができれば、もっと楽しむことができるゲームになっていて、発見する度にビックリします

 遊び心があるゲームです

 

 お勧めです

 

【評価】

 

 ○:テーマ

 ○:錯視を使ったパズルゲーム
 ○:数多くの「発見」がある

 ○:ジャンプしたときに引っ掛かったら登ってくれる機能
 ×:ダッシュがない