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COTTA撮影日記

2014年10月、モノづくりブランド“COTTA”をスタートしました。
カメラと写真の楽しみを提案する撮影日記をはじめ、
製品情報をお伝え致します。

新たに入手した

MINOLTA W.ROKKOR-QE 35mm/F4 を持って

今回は銀座と上野で撮ってきたスナップをアップ。

 

 
天気のいい、暑い日の銀座。
 
2枚目の写真は虹のフレアが発生しています。
少しアンダーで撮ると、いい感じで画が引き締まります。
 
 
開放で撮ると、どんと周辺光量が落ちます。
端の方はやや色にじみが生じ、
画も少し雑に流れます。
 
一段絞るだけでだいぶ解消されますが
開放で撮った画の方が
オールドレンズっぽさが出ていいかも。
 
 
絞って撮るとなかなかきれい。
画質を落としてるのでわかりにくいですが、
天井奥の鉄骨部分に記されているナンバーも
はっきり写ってます。
 
 
台風が近づいていた時の上野の空模様。
雲の階調の変化もちゃんと出ててきれい。
 
こういう色調はミノルタで撮ると
よりいい感じで仕上がる。
 
 
周辺光量落ちはいい味。
 
お稲荷さんはF5で撮りました。
ボケ具合では開放のF4とそんなに変わらないですが、
立体感はF5のほうが出ます。
 
 
まだ暑い日は続きますが、
終わった蓮を見ると夏が去っていくのを意識する。
 
紅葉の季節になった時に
どういう写りになるのか、また撮りに行ってみたいですね。
 
 

盆休み初日に、

衝動的に中古カメラ屋でレンズを買いました。

 

買ったレンズは

MINOLTA W.ROKKOR-QE 35mm/F4

 

1960年ごろのレンズで

普及タイプのレンズらしい。

S5iiに装着。。。

 

 
ロッコールの35mmを探していたこともあり、
とりあえず、という感じで1万円弱で購入。
 
暇な時にお台場へ行って撮ってきました。
 
 
せっかくなのでレインボーブリッジを徒歩で渡ろう。
広角として癖なく使いやすい35mmの画角。
 
 
お天気良好。
 
写りは少し硬いような気がするが、悪くはない。
ちゃんとトーンも出てるし、
コントラストもそれなりに出てる。
 
 
ボケはきれいではない。
あと、周辺部分はピンも色もあまいかな。
古いということもあってちょっとにじむ。
 
 
天気がいいということもあるけど、
ややレトロな色調ながらも、しっかり色は乗ってる。
全体的にほんのり青っぽいのも、
晴れてるせいだけではなさそう。
 
見てわかるように、周辺光量は落ちます。
写真はF8で撮ってますが、開放だと当然ながらもっと落ちます。
そのほか、時にゴーストも発生します。
 
 
少し時間をつぶし、
夕方5時くらいに海岸の様子を撮ってみた。

 
さらに18時過ぎ、ホワイトバランスを変えて撮影。
雲の表現とか、きれいに出ますね。
 
 
波打ち際、ローアングルで。
波に浮かぶ夕日のしゃわしゃわした光、
いい雰囲気です。
 
 
35mmのスナップレンズなら、
F5.6とかF8ぐらいで十分。
 
色味といい周辺光量落ちといい
古いレンズらしさもある。
 
しばらくはこのレンズで遊んでみたいと思います。
 
 

盆休み明け、最初のブログ更新です。

 

今年の盆休みは遠くに旅行することもなく

わりと近場をぶらりと撮影していました。

 

とくに3日間ほどは

家の掃除・整理整頓をしていたので

きれいに片付いてちょっと快適になりました。

 

そんな盆休みに一番の遠出、

12日に山梨に行ってきました。

 

 

着いた場所はJRの「勝沼ぶどう郷駅」。

ステンドグラスがきれいな駅です。

 

駅を出てすぐ右の休憩場所に

ぶどうが成っていました。

ちょうどぶどう狩りが始まる季節です。

 

 

駅から南へ、7〜8分ほど歩くと

「大日影トンネル遊歩道」の入り口が見えてきます。

明治36年から平成9年まで

中央本線下り線として使用されていたトンネルで、

平成17年にJR東日本から旧勝沼町へ無償譲渡され、

平成19年から遊歩道となった。

 

以前から機会を見ていこうと思っていた矢先、

安全確保のために一時閉鎖になってしまって行けなかったのですが

今年の3月から再開されたということで行ってきました。

 

ちなみに向かって左のトンネルは

今しがた乗ってきた、現在運行中の中央本線です。

 

 

早速入る。

監視カメラが設置されてますね。

 

トンネルに入れるのは9〜16時まで。

12月29日~1月3日はお休みだそうです。

 

入り口付近の日が当たる壁には

緑色の細かなコケが生えている。

 

日の当たらない場所の壁や天井には、

昭和6年に電化される以前の蒸気機関車の煤が付着している。

またレンガの隙間には、再結晶された石灰分も見られる。

 

 

少し入ったとこから入り口を振り返る。

北側なのもあってか、

ここらあたりで、すでに空気はひんやりとしています。

所により地面も濡れている。

 

 

「99」とあるのは架線支持点番号。

南(東京駅方面)へ行くほど番号は若くなる。

距離標も、東京駅からの起点となるので

こちらも南に行くほど若くなる。

写真は東京駅から110.6kmを示す。

 

レンガは近辺の旧塩山市あたりで製造されたもの。

当時はまだ焼きムラがあったため、

強度を保つために約60cmほど厚く積み上げている。

積み方は英式。

 

 

トンネルは直線なので、南側の出口の光が見える。

全長:1367.8m

全幅:3.57〜3.74m

高さ:4.90m

歩くだけなら片道25分ぐらい。

 

写真を撮ると、線路やレンガや架線が

放射状のきれいな画を見せてくれる。

 

天井の網のようなものは、補強工事によるもの。

工事前の写真を見てみると、

天井に大きい丸い電球がぶら下がっていたようだ。

 

明かりはあれど、坑内は当然暗いので、

ミニ三脚を持って行くと良い。

上記の写真は、手持ちとミニ三脚で撮ってみた。

 

 

坑内には大中小の待避所がいくつか設置されている。

 

作業員が休憩にも使っていた大待避所は2箇所。

現在はベンチが設置されている。

 

沿線電話機を設置していたところもある中待避所は5箇所。

コンクリのブロックで固められている。

 

一時的に身を寄せる小退避所は29箇所。

ぎゅっと身を寄せても3人ぐらいまでだろうか。

待避所の横には番号が振られている。

 

ちなみに、トンネルは北側(勝沼方面)に向かって

下りになっている。

 

 

南側のおよそ330mは、

線路下を水路(開渠水路)が流れる。

坑内の湧水対策として設置されている。

気づかずに水路に落ちないように。。。

 

 

勾配標(25/1000)と

距離標(東京駅から109.5km)。

いずれも当時まま。

 

 

ついに南側の深沢口に到着。

南だからなのか、少し暑い。。。

写真を撮りながらのんびり歩いたので

片道だけで1時間以上かかりました。

 

 

深沢口には鉄橋がかかっています。

水の流れる音が心地よい。

周辺には葡萄畑が広がっています。

 

 

旧大日影トンネルのすぐ南には

旧深沢トンネルがはしっていますが、

こちらは遊歩道ではなく、ワイン貯蔵今年利用されています。

 

年間通じて12〜13度と安定した気温が

ワインの熟成にいいとのこと。

 

全長約1100mで、手前の200mは個人所有、

奥の900mは企業所有ものとなる。

奥まで取りに行くのは大変そうだ。

 

中央本線とこれらのトンネルの開通は

この地のワイン産業に大きく貢献したとのこと。

開通からの120年の歴史を感じながら、

暑い夏の涼しさを求めて立ち寄ってみてほしいですね。