クラフトビールには、格別の興味はない。
誤解を招く可能性を承知で言えば、そういうことになる。
決して嫌いではない。
むしろ、飲めば美味いと思う。
ベルギービールとかもそう。
なんでこんなに美味い、味わい豊かなビールができるんだろうと思う。
だけど僕にとっては、そういうビールは、ワインや日本酒や焼酎と同列。
ぶっちゃけ、価格の問題もある。
しっかりとした金額を払って美味いものを飲む、という対象。
それは、僕が心から愛するビールとは別物。
アルコール度数も低く、値段も安く、水のようにゴクゴク飲める庶民の酒こそが、僕が守りたいビール。
気取る必要も、蘊蓄たれる必要も、美味い・不味いを語る必要すらない。
カラダやココロの疲れを洗い流すかのごとく飲める酒が、僕のビール。
それとクラフトビールは、別物だということ。
僕は、クラフトビールづくりに心血を注いでいる人をけなすつもりなど微塵もないし、クラフトビール好きな人を批難するつもりも毛頭ない。
それどころか、ワインや日本酒同様、大変にリスペクトしている。
ただ、僕という人間個人ががビールに求めるものが、気軽さ・手軽さであるというだけのことだ。